2016.11.11 Fri UPDATE CULTURE

3夜連続!
小栗 旬が語る『ミュージアム』

13年に連載がスタートするや、
そのスリリングな展開と凄惨なシーン、
含みのあるエンディングが話題をさらった
漫画『ミュージアム』が実写映画化。
殺人を芸術として捉える謎のカエル男と対峙する
主人公の刑事、沢村を小栗 旬が演じる。
果たして犯人の目的は? その正体は?
謎解きのおもしろさと昨今、誰にでも起こり得る
理由の見えない犯罪の恐怖を描いた本作で
小栗が“追い詰められる男”を熱演する。
 
本誌でのインタビューに続き、今の心境を語ってもらった。
その模様を3夜に渡ってお届けします!
今日は第2夜
 
 
 
2
 
 
――もしかしてカエル男をやりたかったとか?
 
 
いえ。僕は最初っから沢村を演じたかった。何かいいじゃないですか?
あのやつれた感とかやさぐれた感じが。
捜査に躍起になるあまり、妻子に逃げられ、
無精ひげで服装にも頓着しないような。

 
 
――個人的にも今回のようなアクの強い作品で、
小栗さんがハードな役柄を演じる姿が見たかったんですよ。
『クローズZERO』シリーズ(’07年・’09年)の滝谷源治とか、
ドラマも『スマイル』(’09年)以来、
そういう役をあまりやられていなかったように思うので。
 
 
『スマイル』の誠司は、僕も好きな役です。
あとハードな役は…『ウロボロス~この愛こそ、正義。』(’15年)の段野くらいかあ。
どこか飄々としていたり、ほのぼのした役が続いていたから余計にやりたかったんですよね、沢村を。

 
 
――20代で沢村を演じていたら、ああはならなかったと思いますしね。
 
 
自分で観ても「大人になったな」と(笑)。
あの感じは30代になったからこそ出せたと思います。
今は自分に家庭があるから、
妻と子供を早苗に捕らわれた沢村の感情や痛みがリアルにわかりましたしね。
それもあって“自分なら…”と考えたし、
身体も勝手に動いたというのはあったと思う。

 
 
――「カエル男」に妻子を狙われ、追い詰められていく沢村。
野村周平さん演じる相棒の西村が罠にはまって以降の鬼気迫る表情が印象的でした。
 
 
撮影中は、お願いして家族といる時間を作らないようにしました。
クライマックスで沢村が監禁されてからは、
家に帰って幸せムードになるのがイヤだったんで、
ホテル住まいをしたりして沢村に没頭できたのもよかった。
自分の中では、かなり役のイメージに近づけたかなと。

 
 
※明日に続く
 
 
【プロフィール】
1982年12月26日生まれ、東京都出身。
’98年に『GTO』で連続ドラマ初のレギュラー出演を果たす。
俳優として活躍しながら、’10年には『シュアリー・サムデイ』で初監督。
ドラマ、映画以外に舞台へも精力的に出演している。
’16年は『信長協奏曲』『テラフォーマーズ』ほか多数出演。
’17年は『追憶』『銀魂』、『君の膵臓をたべたい』が公開予定。
また3月30日[木]~6月12日[月]には劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人』に出演する。
IHIステージアラウンド東京(豊洲)。
 
 
Photo:JUNICHI HIROSE[Perle]
Styling:HIROHITO HONDA
Hair&Make:KENTARO SHIBUYA[air/LOVEST]
Interview&Text:TATSUNORI HASHIMOTO
 
 
 
 
 
 
 
 
 
図2

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