2017.02.07 Tue UPDATE FASHION

「コレ買い!」バレンタインのお返しに〈ジャム ホーム メイド〉

編集部員:村瀬広一が買ったのは
〈ジャム ホーム メイド〉
FirST JHM リアルダイヤモンドダブルバングル


 
 

 
 

 
 

 
 

ホワイトデーの知られざる歴史に敬意を表しながら

 
メンズジョーカーは、毎月10日の発売です。2月10日発売のメンズジョーカーもよろしくお願いします。そこでクエスチョンです。今から31年前、1986年の2月10日はいったい何の日だったでしょうか?
 
そうです。日本コロムビアから黒沢年男の『て・れ・な・い・で -Don’t be so shy-』が発売された日です。ゴダイゴのメインボーカルであるタケカワユキヒデが作曲を手がけたりするなどして気合の入ったこの曲は、ホワイトデーのイメージソングとして発表されています。
 
ホワイトデーといえば、バレンタインのアンサーデー。2月14日に女性からチョコをもらったお返しとして、3月14日にキャンデーを贈るというものです。この日本のホワイトデーの慣習って、そもそもは全国飴菓子工業協同組合(以下、全飴協)の発案によって1980年にスタートしたものだそうです。それにしても、なぜ、ホワイトデーというのか‥‥。それは、全飴協が「ホワイトは純潔のシンボル。ティーンのさわやかな愛にぴったり」と考えたから。そんなホワイトデーを周知させて盛り上げていくため(=キャンデーの売り上げを伸ばしていくため)、1980年以降、全飴協は毎年さまざまなキャンペーンを展開していきます。第7回目となった1986年のキャンペーンテーマは、「正々堂々ホワイトデー」でした。イメージキャラクターに選ばれたのが黒沢年男で、2月10日にイメージソングの『て・れ・な・い・で -Don’t be so shy-』を発表し、2月28日にTBSホールで「黒沢年男ホワイトデーコンサート」を開催し、ホワイトデー当日の3月14日には日本橋三越でコンサートを行いました。
 
また、前年からキャンデーと一緒に「白いショーツを贈ろう」というキャンペーンでホワイトデー商戦に相乗りしてきた下着メーカーが「今回は本腰を入れます」と決意表明するなど、1986年のホワイトデーにはかなりアヴァンギャルドな逸話が残されています。白いショーツでキャンデーを包んでいたとか‥‥。これは、さすがに定着しませんでしたね(笑)。
 
そんなホワイトデーの過ぎし日々に思いを馳せながら、今年はどうしようかといろいろ考えた挙句、キャンデーと一緒に贈るのはバングルにしました。毎年、妻からチョコのほかに気の利いたプレゼントをもらっているので、そのお返しにちょうどいいかなと。デザイン違いの2本がセットになっていて、Sサイズはシルバーとゴールドの2色展開ですが、わりとロープライスだったのでどちらも買うことにしました。ロープライスなのに、ダイヤが入っているところもポイント。ついでに自分のも買ってペアで着用します。「どうしてもふたりで着けたくて‥‥」と言えば、自分用(Mサイズのシルバーとブラック)を買ったことも許されて一石二鳥ではないかと。
 
あっ、ホワイトデーの前に完全にネタをばらしてしまいました。この文章を妻が読まないことを祈ります。ホワイトデー当日は、黒沢年男大先輩の教えを守り、愛と感謝の気持ちを『て・れ・な・い・で』伝えたいと思っています。
 

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