2017.03.13 Mon UPDATE CULTURE

カバーインタビュー続編 黒木啓司&EXILE SHOKICHI

カバーインタビュー続編 黒木啓司&EXILE SHOKICHI

昨年の本格始動後、立て続けにシングルのリリースを続け、早くもグループ初の全国アリーナツアーも開始。圧倒的なスピードで成長と進化を続け、グループとしての個性をすでに確立しつつあるEXILE THE SECOND。『Men’s JOKER』4月号では、パフォーマーの黒木啓司、ボーカル&パフォーマーのEXILE SHOKICHIの2人にニューアルバム『BORN TO BE WILD』についてインタビューを敢行。ここでは誌面に掲載しきれなかったライブツアーの話などを特別公開する。

 

――4月まで続く全国ライブツアーは、各メンバーのソロパフォーマンスや、EXILE THE SECOND以外のダンサーが参加する曲もあり、ニューアルバム『BORN TO BE WILD』をより深く楽しめる内容にもなっていますね。曲数も多く、何度も衣装チェンジをしていたので、ステージ裏はかなり慌ただしかったのではないでしょうか。

黒木啓司 慌ただしかったですね。ステージ衣装もメンバーみんなで案を考えて、EXILE THE SECONDの雰囲気や、披露する楽曲に合うものを選びながら、今回はどこか懐かしい雰囲気も意識しました。HIROさんが所属していたZOOの衣装を以前に見て、「僕らもいつかああいう服を着たい」と話していたんですが、それも今回のステージでは実現できて。ファッションと音楽は、切っても切り離せないカルチャーですが、今回のEXILE THE SECONDのライブではその2つを融合できたと思っています。

――たしかに今回のライブは、楽曲も衣装も’80年代、’90年っぽい要素が感じられる部分がありました。

SHOKICHI 自分たちは色々な時代の音楽、いろいろなジャンルの音楽をまたいだ活動をしているので、そういった要素を入れることで、EXILE THE SECONDらしさをしっかり見せたいなと考えていました。

――EXILEのルーツを感じる楽曲や、国内外の楽曲のカバーもあって、30代、40代や、もっと上の年齢の人にも刺さるようなステージだったと感じました。

SHOKICHI たくさんの世代の方々に喜んでいただけているのは嬉しいですね。色んな世代の人が楽しめるということは、J-POPの醍醐味だと思いますし、そういった感想は僕らにも届いているので、本当にありがたいです。

――私は横浜アリーナで見させていただいたんですが、楽曲やパフォーマンスのみならず、演出や映像までを含めて、こんな見せ方があるのかと驚きました。

黒木啓司 円形ステージでのライブは、EXILEはもちろんのこと、三代目J Soul Brothersも、E-girlsも過去に行なっていて、もうアイディアは出し尽くしたんじゃないか…という心配もあったんですが、また新しい見せ方をできたような気がします。映像の見せ方や出し方、新曲の『SUPER FLY』の演出にも注目してほしいです。

――ただ歌とダンスを見せるだけではなく、1万人を超えるお客さんにどうやって楽しんでもらうか、どうやって自分たちの魅力を伝えるか…ということが、本当に考えられているステージだったと思います。

黒木啓司 今回は楽曲とパフォーマンスをしっかり融合したエンターテインメントを見せられていると思いますし、すごく新しいことに挑戦しているということは、自分たちでも感じています。

――またライブで見ることで、新たに加入したAKIRAさんがやはり華のある存在だと感じました。AKIRAさんが加入したことで、グループで変化したことはありますか?

SHOKICHI  EXILE THE SECONDのスケール感が大きくなったと感じています。AKIRAさんはEXILEオリジナルメンバーとして、自分たち5人が通ってこなかった道を通ってきている人ですし、EXILEオリジナルメンバーには、今のLDHのエンターテインメントや、EXILE TRIBEのルーツがあります。EXILEオリジナルメンバーという存在は、自分たちの中では本当に大きなものなんです。

黒木啓司 もともとTETSUYAとケンチは、AKIRAと同じグループで活動していまたし、僕自身もAKIRAと同じシーンで踊っていました。また、EXILEになってからも一緒に踊ってきましたし、AKIRAと一緒に活動することには全く違和感はなかったですね。

――ダンサーの視点で見ると、AKIRAさんはどんな個性を持っているんでしょうか?

黒木啓司 すごく器用で、いろんなジャンルに挑戦しているダンサーだと思います。髪型も含めて、見た目も日本人離れしていますし(笑)。AKIRAのようなメンバーが1人いるだけで、グループのイメージも、より幅広くなり、厚みが出たと感じています。

――ステージを見ていると、AKIRAさんは凄くセクシーでカッコイイですが、舞台裏の映像を見ると率先してフザケているキャラで、そのギャップに驚きました(笑)

黒木啓司 そうですね。AKIRAはおちゃめです(笑)。

――グループの中のキャラ分けでいうと、やっぱりNESMITHさんがいじられキャラというか感じなんでしょうか。

黒木啓司 ネッさん(NESMITH)は本当に優しいんです。だから自然とそういう立ち位置になってしまうというか(笑)。

――SHOKICHIさんは、やはり一番年下なので、弟的な立ち位置なんでしょうか。

SHOKICHI どうだろう(笑)。でも活動を始めてもう長いので、年齢や世代に関係なくみんな接してくれています。

――啓司さんはどんなキャラクターなんですか?

黒木啓司 俺は言いたいことを言うタイプ。自分なりにグループを理解しながら、「今は何が足りていないんだろう」と考えたりして、いろんなことを自分から提案しています。でも音楽に関しては、ほんとにSHOKICHIがグループを引っ張ってくれているので、SHOKICHIが思い描くイメージでEXILE THE SECONDは進んでいる部分もあるし、そこがこのグループの強みだと思います。

――今回、本格始動後の活動の総決算のようなアルバムを発表できたことで、SHOKICHIさんはまた新たにやりたいことが出てきている感じでしょうか?

SHOKICHI もちろんそうですね。新しい作品の構想は常に練っていますし、次のEXILE THE SECONDで挑戦したい楽曲も、自分の中で明確に思い描けています。早くそれを形にして聞いてもらいたいですし、ライブで披露したいたいです。

 

 

 

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Photo: TAKEMI YABUKI
Styling:jumbo[speedwheels]
Hair&Make:TOSHIYASU OKI
Interview&Text:SEIICHIRO FURUSAWA

 

 

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