2017.06.08 Thu UPDATE FASHION

人気コーデ1位〜5位は、コスパでできるのか? 6月号編

デザイン力が高まって、コスパなアイテムもおしゃれ戦闘力が十分整ってきている昨今。
ならば、読者のみなさまが本誌の中から選んだ人気コーデは、果たしてコスパなブランドから選んでも成立するのかを確かめてみたくなってしまいました。
20代のはじめ、給料も安かった頃、筆者もファッション誌を見て、似たようなアイテムで、自分の給料に見合った価格のモノを必死に探した経験があります。
モノによっては、シルエットが微妙だったり、素材感には多少満足しきれない部分が出てくることもあったけど、いろんなモノを実際に試着してみることで、感じること、わかること、勉強になることがたくさんあったと記憶しております。
ここに紹介するモノも、誌面で紹介したモノも、読者のみなさへは、ぜひ実際に試着してみることをオススメいたします。
今企画において、筆者は実際に着用して気づいた点を列記していきます(多少辛口なコメントもあるやもしれませんが、お許しください)。
みなさんも、いろいろなモノを着てみることで感じた自分のフィーリングを大切に、何を購入するかを決めてみてくださいね!
 

第5位のコスパ版 全身で合計1万4070円

 

シャツ1490円/GU(同)、Tシャツ2990円、ショーツ3990円/ともにセブンデイズサンデイ(同・池袋店)、ニットキャップ1900円/ベンデイビス(ライトオン)、ネックレス1800円、バングル1900円/ともにキュイー(同)
 
セブンデイズサンデイのショーツはスタンダードなタイプです。本誌コーデのショーツはバイカラーなデザインで静電気ケア設計も取り入れています。残念ながら、コスパではバイカラーで機能性の高いショーツは見つかりませんでした。シャツの張りのある質感はグッドです。ポケットのフラップなしとボタンの質感だけはコスパではここが限界と感じました。ただし、配色的にはとてもいい感じのコーデが出来上がるものだと多いに感心させられましたね。
 
 

本誌コーデ5位はコチラ


 
 
 

第4位のコスパ版 全身で合計1万1552円

 

ジャケット3990円/ユニクロ(同)、Tシャツ990円/GU(同)、ジーンズ6572円/ディーホリック(同)
 
このユニクロのジャケットはシンプルなデザインで、袖にシガーポケットはなし、胸ポケットはマチなしと、ディテールに寄って比較すると、やはりミリタリーテイストも加わった本誌コーデのジャケットの勝ちですね。ディーホリックのジーンズの加工具合は、ひげやあたりがかなりリアルでイイ感じです。全体としてシンプルなコーデなので、どこまでこだわるかは好み次第で良いと思います。
 
 

本誌コーデ4位はコチラ


 
 
 

第3位のコスパ版 全身で合計7480円

 

ニットTシャツ3900円/バックナンバー(ライトオン)、タンクトップ1590円/ウィゴー(同)、ジョガーパンツ1990円/GU(同)
 
このコーデでは、ずばり、コスパでは同じようなニットTシャツの長袖が見つからず、半袖での対応となりました。袖まくりのニュアンスが出せないのは残念ですね。インナーのロング丈タンクトップとリブパンツは今季豊作で、コスパでもすんなりと見つかります。生地が放つ色合いの味わいは、本誌コーデの勝ちですね。ただし、そこは好みで選んで良いのでは、と思います。
 
 

本誌コーデ3位はコチラ


 
 
 

第2位のコスパ版 全身で合計1万2290円

 

ニット3900円/バックナンバー(ライトオン)、バンドカラーシャツ4900円、メガネ1500円/ともにキュイー(同)、ショーツ1990円/ユニクロ(同)
 
配色とサイズ感では、本誌コーデに引けを取らないコーデをコスパでも作ることができました。ただし、コスパでは異なる編みパターンを組み合わせたニットが多く、本誌コーデのようにサラっとしたシンプルで上質な雰囲気のニットを見つけ出すことは、さすがに難しかったと感じました。シャツの襟は、こちらはバンドカラーを使用してみました。小さめなラウンドカラーを選ぶかどうかは好み次第ですね。このユニクロのショーツはナチュラルな風合いです。本誌コーデは高機能ナイロン生地のショーツでスポーツモードなテイストをコーデに加味しています。
 
 

本誌コーデ2位はコチラ


 
 
 

第1位のコスパ版 全身で合計1万580円

 

シャツ3900円/ハーバード、ニットキャップ2900円/チャンピオン(ともにライトオン)、ボーダーTシャツ790円/GU(同)、ジョガーパンツ2990円/ユニクロ(同)
 
本誌コーデではシャツの裾が長めなカッティングなので、シャツアウトの際にとてもいいニュアンスが出せています。コスパでもこの雰囲気を目指しましたが、同じような生地感のタイプでは見つけられず、裾が一般的なカットのタイプで対応することとなりました。この点が一番残念でした。Tシャツもピッチの異なるボーダーTはあるのですが、さらにマルチカラーとなると今回は見つけられませんでした。が、ここはコーデを組む際には許容範囲だなと感じました。ユニクロのジョガーパンツはかなり完成度が高く、今季旬なリブパンツとしてワードローブに1着加えることをオススメしたいですね。
 
 

本誌コーデ1位はコチラ


 
 
掲載商品のお問い合わせ先
キュイー ☎03-5428-8355
GU ☎0120-856-453
セブンデイズサンデイ 池袋店 ☎03-6907-0636
ディーホリック http://www.dholic.co.jp
ライトオン ☎03-3486-8701
ユニクロ ☎0120-090-296
 
 
Photo:YUTA KONO/Styling:NAOYA KANAI

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