読者の皆さんもご存知であろうが、昔から「“時計”と“靴”は良い物を身に着けろ」という格言がある。いくら高級なスーツを着ていても、時計や靴がそれに見合う物でなければ“デキる男”とは判断されないのだ。メインであるスーツに気を使うのは至極当然。当たり前のことは誰でもできる。それ以外の“脇役”にまでこだわるのが、本当の意味でのデキる男なのだ。つまり、男の価値は、さり気ない所に集約されているということ。じつは時計や靴こそ、良い物を選ぶべきなのだ。
男の真価は腕元に!持つべきは“ハイスペックなスポーツウオッチ・耐磁性編”
腕元でチラリ!優れた耐衝撃性を誇るスポーツウオッチでタフな男を演出!
ではいったいどんな時計を身に着ければ良いのだろうか?答えはズバリ、「ハイスペックなスポーツウオッチ」だ。スポーツウオッチといえば、言わずと知れた永遠の定番。最近では、高い防水性や耐磁性、耐衝撃性、特殊な計測機構などが搭載されたハイスペックモデルが続々とリリースされているが、そんな一本を身に着ければ、「この男はデキる」と認定されるであろう。ここでは“大人の男”として選ぶべきタイムピースを、カテゴリー別にピックアップ。第三回目の今回は、“特殊な計測機能”を備えたモデルを紹介していこう。
気の遠くなるような機構が特徴のひとつである機械式時計。その中でも最近ではクロノグラフをベースにした、特殊な「計測機能」を備えたモデルが増えてきている。例えば驚異的な「1/100クロノグラフ」だったり、距離を測る「テレメーター」、速度を測る「タキメーター」、脈拍数を測る「パルスメーター」などなど…。今回は、そんなクロノグラフをベースにした優れた計測機能を持つハイスペックなスポーツウオッチを紹介していこう。
ZENITH ゼニス
デファイ エル・プリメロ 21
Ref.95.9000.9004/78.R582
税抜価格128万円
ゼニスが開発した傑作ムーブ、初代エル・プリメロの毎秒10振動を継承しつつ、計時機構には毎秒100振動で超高速駆動するメカニズムを採用した複雑系クロノグラ フ。1/100秒クロノグラフを実現する、キャリバー「エル・プリメロ9004」を搭載。直径44mmのチタンケース。10気圧防水。自動巻き。
両面スケルトナイズされており、文字盤側・シースルーバック側のどちらからも精密さを見て楽しめる。裏側には36万振動のクロノグラフ用の輪列機構を搭載。
(問)LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス
TEL:03-5524-6420
BREITLING ブライトリング
クロノマット JSP
Ref.A001B70PA
税抜価格83万円
1kmの距離を移動した際の時間を時速で割り出すのがタキメーター。初代クロノマットに採用された回転ベゼルに備えられているライダータブを復活させた日本限定のクロノマット。時速500kmまでを計測表示。自社製造の自動巻きムーブ、キャリバー01を搭載する。SS。
ダイヤルのもっとも外周、一段上がった位置にタキメーターをプリント。クロノ グラフ針が細く、読み取りやすいデザインである。
(問)ブライトリング・ジャパン
TEL:03-3436-0011
JUNGHANS ユンハンス
マイスター テレメーター
Ref.027 3380 00
税抜価格35万1000円
テレメーターとは、光速と音速の速度差を利用し、2つの離れた地点間の距離を計測するクロノグラフ機能。1930年代にタキメーター付きを、1951年にはテレメーターも追加したモデルをヒットさせたユンハンス。その歴史的なマスターピースを、現代に復活させた自動巻きクロノグラフ。
外周がタキメーター、その内側にテレメーター表示を備える。1951年発表のモチーフになっているクロノも、Wスケールを配していた。
(問)ユーロパッション
TEL:03-5295-0411
BALL WATCH ボール ウォッチ
トレインメーター パルスメーターⅡ
Ref.CM3038C-SJ-BK
税抜価格34万円
パルスメーターとは脈拍数を計測する機能。文字盤外周にパルスメータースケールをレイアウトした医療関係者向けモデルで、160回/分まで心拍数表示可能。ボール ウォッチ独自の自発光マイクロ・ガスライトを計18個搭載。ケース径42mm。自動巻き。
シルバーの外周リングに印された脈拍数表示は、最低17回〜160回/分まで。プッシャーは瞬間的に使えるよう、非ねじ込み式を採用。
(問)ボール ウォッチ・ジャパン
TEL:03-3221-7807