2018.03.31 Sat UPDATE FASHION

人生を好転させてくれる(かもしれない)ホカオネオネの厚底! 春のアーバンアウトドア計画「機能性たっぷりのシューズ編」#9

厳しい野外の環境で磨かれてきたアウトドアウエアの機能性。これを街の中でオシャレに享受しようというのがアーバンアウトドアのスタイルです。今春からは「1歩進んで足元にもアウトドア系を取り入れていきませんか」と提案してきた連載の9回目、いよいよ<ホカ オネオネ>の登場です。

「形状は機能に従う」という概念をトレイルランニングシューズのデザインに取り入れて<ホカ オネオネ>が誕生したのは、2009年のこと。ジャン・リュック・ディアードとニコラス・マーモッドのふたりによってフランスで設立されました。彼らがニュージーランドの山頂で現地のランナーから掛けられたというマオリ族の言葉、「ホカ・オネ・オネ(地上に舞い降りる時)」がブランドネームになっています。ちなみに、創業者のニコラスはUTMB(フランス、スイス、イタリアにまたがるヨーロッパアルプスを舞台にした過酷なレース。世界最高峰のトレイルランニングレースとして知られています。 本連載の第4回で<コロンビア モントレイル>の「トランスアルプスⅡ 」を紹介した際にも話題にしました)で3位になった実績を持つランナーです。

このブランドが日本で初めて脚光を浴びたのは、日本最高峰のトレイルランニングレースとされるハセツネカップ(日本山岳耐久レース)でした。2010年に<ホカ オネオネ>のチームが来日し、レースに出場した3選手の中からルドビック・ポメレットが優勝、創業者のニコラスが15位に入って、チームエントリー部門でも優勝を成し遂げたのです。

本日は、そんな新鋭ブランドからロード(舗装路)用のシューズを紹介します。

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<ホカ オネオネ>のボンダイ 5


<ホカ オネオネ>のボンダイ 5 2万1000円(デッカーズジャパン☎0120-710-844

まずは、この見た目に驚いてください。思わず「マジですか!?」と叫んでしまうほどの厚底っぷりです。世界で最も革新的なプレミアムランニングシューズブランドと称される<ホカ オネオネ>の靴は、通常のランニングシューズと比べてミッドソールに約2倍のボリュームがあります。

実際に履いてみると、まるでマシュマロのような(←この例えが本当にピッタリ!)柔らかさと軽さ。見た目の「マジですか!?」に続いて、足入れした際にも「マジですか!?」と叫んでしまうことでしょう。異次元の履き心地で着地時の衝撃を吸収してくれます。

ドロップの差(かかととつま先の高低差)が少なくて、前後(かかと部分とつま先部分)が滑らかに削ぎ落とされているアウトソールも<ホカ オネオネ>の特長。独自のアウトソール形状により、まるでロッキングチェアのような(←まさに、この例えが本当にピッタリ!)ローリング運動を導きます。これが、<ホカ オネオネ>ならではの「メタロッカー テクノロジー」。見た目の「マジですか!?」、さらには足入れした際の「マジですか!?」に続きまして、走り出した際にも「マジですか!?」と叫んでしまうことでしょう。異次元の走り心地なので仕方ないことです。

すでにお気づきの方も多いでしょうが、これは、もはや「マジですか!?」の無間地獄(むけんじごく)。本来の無間地獄では剣樹、刀山、煮湯などによる苦しみが絶え間なく続くわけですが、<ホカ オネオネ>の場合は心地良い驚きが絶え間なく続きます。

現在、<ホカ オネオネ>のラインナップは「ロード」「トレイル」「ハイキング」「ウォーキング」「リカバリーサンダル」という5つのカテゴリーに分かれています。こちらの「ボンダイ 5」は、ロード(舗装路)用のモデル。2010年のハセツネカップで日本のトレイルランナーから「マジですか!?」の声が実際に挙がった、ブランド最大の特長である厚底っぷりはロード用においても健在です。

写真のレッドは、2018年春夏シーズンの新色になります。現在展開中のカラーバリエーションは、全5色。先シーズンから継続しているカラーにはアッパーからソールまでがオールブラックのバージョンもあって、特にこちらは街履きの普段靴としても大人気!

「いつも電車やバスで帰っている道のりだけど、今日は少し走って帰ってみるか」

例えば、こういった思いつきが契機になって人生は好転していくものです。いつものままでは、いつまでたっても、いつものまま。 <ホカ オネオネ>の「ボンダイ 5 」で街に出かければ、いつだって絶好のチャンスになり得ます。
 
 
 
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:YOHEI SHIBAYAMA
Text:KIYOTO KUNIRYO(NO-TECH)

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