2019.10.04 Fri UPDATE FASHION

『スマートイルミネーション横浜2019』「スポーツ・からだ・エモーション」をテーマに光のアート作品21プログラムを象の鼻パークで展開

スマートイルミネーション横浜実⾏委員会は、環境・省エネルギー技術とアートの創造性を融合させ、新たな横浜夜景の創造を試みる国際アートイベント『スマートイルミネーション横浜2019』を11月1日(金)から4日間開催します。

今年で9回⽬を迎える本イベントは、⼈々のこれからの暮らし⽅に意識を向けるきっかけとなる「夜の豊かな暗さ」を演出、ベテランから若⼿作家のアーティストを始め⼤学と企業による光のアート作品など全21 プログラムを展開。アートプログラムのテーマを「スポーツ・からだ・エモーション」と掲げ、来場者が参加することで完成するインスタレーション作品やワークショップなど、見どころ盛りだくさんの内容で展開します。

<スマートイルミネーション横浜2019 ⾒どころと開催概要>

・「アートプログラム」
2019 年のテーマは「スポーツ・からだ・エモーション」。
作家11組、⼤学6組(全8プログラム)、企業1社(全2プログラム)。全21のアートプログラムを展開します。

・「スマートイルミネーション・サミット 2019」
11 ⽉2⽇(⼟)13 時から、海外3都市=ジャカルタ・ニューヨーク・リヨン、そして横浜の⽂化及びまちづくり関係者
が集い意⾒交換の場となるサミットを象の⿐テラスにて開催します。

・「連携プログラム」
スマートイルミネーション横浜と施設・企業・団体がコラボレーションし、全8プログラムを展開します。
参加団体=アンスティチュ・フランセ横浜×Aokid、開港五都市景観まちづくり会議、ぞうさんマルシェ、ポート・ジャーニー・プロジェクト/山本アンディ彩果、横浜市建築局建築防災課、横浜税関、横浜はしけ運送事業協同組合(SUITAKU)、横浜ロータス

期 間︓11月1日(金)〜11月4 日(月・祝) 17:30〜21:30
*⼀部プログラムは12 月25日(水)まで象の鼻テラスにて展示

会 場︓象の鼻パーク、象の鼻テラスほか

入場料︓無料

主 催︓スマートイルミネーション横浜実行委員会

共 催︓横浜市

オフィシャルパートナー︓株式会社FREEing

協 賛︓株式会社中川ケミカル
法人サポーター︓横浜はしけ運送事業協同組合
アートプロデュース︓スパイラル/株式会社ワコールアートセンター
公式WEB サイト http://www.smart-illumination.jp/

 

【アートプログラム】
作家11 組、⼤学6 組(全8 プログラム)、企業1社(全2 プログラム)。プログラム数は全21 を予定。
今年のアートプログラムのテーマは「スポーツ・からだ・エモーション」。

2019 年はラグビーワールドカップ2019 ⽇本⼤会として、決勝戦・準決勝戦・プール戦4 試合の合計7試合が横浜で開催されるなど、スポーツへの注⽬度が⾼まる年。こうした機運を捉え、本イベントでは『⼈間の⾝体』に着⽬し⾝体性や運動性、⼈体のさまざまな営みの中からヒントを得て⽣み出された作品群を、象の⿐パーク・象の⿐テラスに展⽰します。本イベントのコンセプトである環境・省エネルギー技術の活⽤を図りつつ、⼈種や⾔語の壁を越え、世界の誰もが⾝体的に楽しむことができる光のアートフェスティバルを構成します。

▶作家 11組、11プログラム
⽯井結実、⼩野澤峻、⽇下淳⼀、サリタ・イブノー、髙橋匡太、武内満、徳永宗⼣、原倫太郎+原游、松本⼤輔+ 原⽥弥+、ミラーボーラー、森⽥葵⾐

▶⼤学参加 6組、8プログラム(城⻄国際⼤学は3作品出展)
城⻄国際⼤学 メディア学部クロスメディアコース、多摩美術⼤学 × ヒビノ株式会社、チーム・ソラ(関東学院⼤学 建築・環境学科 × 読売理⼯医療福祉専⾨学校 建築学科)、東京藝術⼤学 デザイン科・空間演出研究室、東京⼤学 筧康明研究室、横浜市⽴⼤学 鈴⽊伸治研究室

▶企業参加 1社、2プログラム(展⽰+ワークショップ)
株式会社中川ケミカル

 

<<展⽰作品>>

チャレンジ︕︕象〜ン(ゾーン)
〜⼦どもクリエイターと考えたスマイルコース〜
作家名︓髙橋 匡太

「⾃分たちの遊び場を⾃分たちで考え作る喜びを⼦どもたちに感じてもらいたい」というアーティストの思いから始まった次世代に向けたアートプログラム。2⽇間に渡ってワークショップ「髙橋匡太さんと光のコースを作ろう」を⾏い、10 ⼈の⼦どもたちが体と⼿を動かし巨⼤コースを作りました。その体験に基づき、本番のコースプランづくりに挑戦しました。作家と未来のクリエイターがワクワクしながら⾃由に発想したチャレンジコースが象の⿐パークに登場します。

 

たまごプロジェクト
作家名︓ミラーボーラー
チャレンジ︕︕象〜ン(ゾーン)
〜⼦どもクリエイターと考えたスマイルコース〜
作家名︓髙橋 匡太

その場に居合わせた⼈々が⾃転⾞を漕ぐことで、思い思いの光を作り出し、光のハーモニーを奏でる「たまご」型のオブジェを照射させる参加型のインスタレーション。

⾔語や年齢、性別を越えて⾒知らぬ⼈同⼠が共に⾃らの運動エネルギーで作り出す「ヒカリ」によって輝く「たまご」は、⼈と⼈の会話のいらない⼼のつながりを⽣み出します。⼈の喜びで作られた「たまご」はそのような友愛の世界への可能性を秘めた作品です。⾳楽に合わせて漕ぎ⼿の⼼の情景をヒカリで視覚化するプロジェクト「たまごオーケストラ」も開催します。

 

ルミナスピンポン
作家名︓原 倫太郎+原 游

ブラックライトで蛍光に輝く、オリジナルの卓球台「⽊琴型」と「4⼈でプレイできる型」の2タイプが象の⿐テラス内に展開。⽊琴型は、球が当たる場所によって⽊琴のようにさまざまな⾳が鳴る仕掛けになっているため聴覚的にも楽しめます。4⼈でプレイできる型は、スマートイルミネーション・サミット2019 の参加都市である、リヨン・ニューヨーク・ジャカルタ・横浜の4 都市の輪郭をデザインに取り⼊れた、⾒た⽬もユニークな卓球台。港をイメージした得点板も設置されており、⽼若男⼥、知らない⼈同⼠でのプレイも気兼ねなく挑戦することができます。

 

TENUN TEDUH (トゥヌン・テドゥ)
作家名︓サリタ・イブノー from インドネシア

来場者は、スクラップ⽣地や、落下物、⽷、ゴミなどを材料にして、それらを排出したそれぞれの町について語り
合いながら、作家とともに「織り」を⾏います。

瞑想的で反復的な織りは、内から外へ、前へ後ろへと⾏き来する⾏為。ここでは「接続」と「構築」とをキーワードに、家、あるいは安全な場所をともに作り出します。会期終了時には、織りの完了とともに、トゥヌン・テドゥ/ウーブンシェルター(織り綴られたシェルター)が完成します。*今期唯⼀の海外からの参加作家です

 

蹴鞠装置
作家名︓⽇下 淳⼀

⽵組と繋がった光る鞠を蹴って⾃由に遊ぶ装置。
「鞠を蹴り、戻ってきた鞠を蹴る」を繰り返し、その回数を競います。参加⼈数は5⼈が上限で、⼀⼈ずつ順番に蹴り続けるのがルール。また⼿を使う・腕に当たる・蹴り返せない・⽵組の外に鞠が出る・鞠が⽵組を⼀周する・鞠が⽵組に触れる、の場合に終了となります。

船上茶会「聖なる灯」
作家名︓徳永 宗⼣ + ⽇下 淳⼀

裏千家の茶道家・徳永宗⼣と⽇下淳⼀によるコラボシリーズ。2014 年から毎年継続して展開され今年は6回⽬。茶の湯という無駄のない美しい点前の所作は、鍛錬を積み重ねた⾝体的表現と⾔えます。古来から続く⽇本伝統⽂化の継承を伝える機会として、クルーザーのキャビンにて⼀服をお楽しみいただきます。古代ギリシャ時代から尊ばれる神聖な⽕。聖なる灯を探して、みなとみらいの夜景やアート作品を眺める、⾄福のひと時となりうるでしょう。

 

ポンプDE イルミ vol. shadows
作家名︓松本 ⼤輔+ 原⽥ 弥+

来場者の⼒を借りることで光り出す参加型の作品。光をテーマに様々な⼈や空間、モノを繋ぎ、新たな「+(ジョイント)」を作り出します。太陽の⾃然エネルギーが電⼒となり光に変わり、来場者のエネルギーが空間を作り出し忘れられない未来の横浜夜景と笑顔を創造します。覆われたシートに映る参加者の動く影は、可視化された⼈の持つエネルギーです。普段では伝わりにくい、個々のエネルギーを感じ取ることが出来る作品です。

 

ひかりおくり
作家名︓武内 満

横浜の「現在」と「未来」とをつなぐ新しい光で建造物を彩ります。明治五年(1872 年)に⽇本で初めてガス灯が設置され、明るい夜を迎えた街である横浜。来場者が、横浜の「現在」と「未来」とをつなぎ、象の⿐パークに新しい光を作ります。
*スマートイルミネーション・アワード2018 最優秀賞受賞

 

痛い + アート
作家名︓⽯井 結実

第⼆の⼼臓と⾔われる⾜の裏を刺激する健康的なアート装置。
光る⽯に⾜を踏み出すと、痛みが全⾝を駆け巡る、体で感じるアート作品です。⼈が⽣存するために必要な痛覚が、⾃⾝の⾝体を再認識させます。痛い。けど気持ちいい。その⽭盾した感覚が、脳を⿇痺させ、もう⼀歩、もう⼀歩と⼈を動かします。勇気を出して靴を脱いで、ぜひ挑戦をしてみてください。
*スマートイルミネーション・アワード2018 最優秀賞受賞

 

Movement act (ムーブメント・アクト)
作家名︓⼩野澤 峻

同時にキャッチボールし⾏き交うボールのムーヴメントを追うことに、思わず⾒⼊ってしまう作品。
8 ⽅向から⽊造のレールが中⼼で交わる構造体。レールにはそれぞれのボールが⾏き交うための機能部品(ソレノイド)が取り付けられ、向かい合うソレノイド同⼠でキャッチボールが⾏われます。「誰でも夢中になれる時間」をお楽しみいただけます。
参考映像 = https://youtu.be/9oGsOBu0hLY

 

Blink-Blink (ブリンク-ブリンク)
作家名︓森⽥ 葵⾐

⾒つめ合う⼆⼈の時間を⾳にする装置です。互いのまばたきを⼿元のキーで数え、⾳を鳴らします。
セーフのライン、アウトのライン、ある⼀定のルールが敷かれたコートの上、境界線をまたぐ⽩い箱。 その箱を覗くと、境界線の向こうにいる相⼿の⽬元が⾒える。こちらを⾒つめ、時折逸らし、また⾒つめては、まばたきをする。 あなたと私が同じようにして⽣きている、ということを確かめ合う1 分間です。

 

発光ジャングルジム
⼤学名︓チーム・ソラ(関東学院⼤学 建築・環境学科×読売
理⼯医療福祉専⾨学校 建築学科

「空間の中に個々の居場所を作ること」を⽬的に制作した⼩さな
建築物をベースとし、それに「光」という新たな要素を加えて、「発光ジャングルジム」として再⽣した作品です。
4m×4m×3m の⽴体的なフレームの中に、250mm 間隔でテラスを組み込んだジャングルジムが⺟体となります。その中に光と⾝体が融合して発光体となったヴィジターが加わることによって、姿が変貌。また、レベルの違うテラスからは周囲の夜景を楽しむことができます。

 

緑 (ユカリ)
⼤学名︓城⻄国際⼤学メディア学部クロスメディアコース

私たちは⽇常的に何かと繋がることで成り⽴っています。それは、⼈同⼠だけでなく、⾃然や社会・空間といった⽬に⾒えるものから⾒えぬものまで様々です。しかし、私たちは普段”繋がり”を意識して⽣活することは多くはないのです。本作品『縁』は、都市の光で⾃然を再現した花に触れる事が花の⾊の変化に繋がり、「横浜に住む⼈々と⾃然」・「横浜の都市と⾃然」を表しています。⼀⾒相反した横浜の都市と⾃然の繋がりを、ぜひ体験してみてください。

 

横浜にヒカリを
⼤学名︓城⻄国際⼤学メディア学部クロスメディアコース

横浜の街と海の輝きと美しさを、⼈々の⼒で表現します。
横浜には、煌々と輝くヒカリがあります。そのヒカリがもたらす喜びが⽬に⾒える形で現れたら、何かを成し遂げたときの感動のように広がっていくはずです。その為に必要なのは特別なチカラではなく、⽼若男⼥誰でも、簡単に、⾃分のチカラでも輝かすことができるものでありたい。横浜の海のシンボルである船を元に、舵輪を回すという簡単なことで、街を輝かせていく。

 

オリンピクト
⼤学名︓城⻄国際⼤学メディア学部クロスメディアコース

スポーツピクトグラムの運動性に着⽬した作品です。
⽇本だけでなく世界にも発信できるような作品を⽬指し、2020年に開催されるオリンピックに視野を向け、世界共通のコミュニケーションツールであるピクトグラムに注⽬しました。スポーツピクトグラムにさらに動きを加え、競技性を持たせることで、来場者へ体を動かす楽しさやスポーツの魅⼒を感じていただきたい作品です。

 

シルクルーム
⼤学名︓多摩美術⼤学 × ヒビノ株式会社

繭が出来上がっていくような、流れのある光を発します。
かつて⽇本が開国した明治時代に⽣⽷貿易で鑓⽔と横浜との間を通っていた「絹の道」から着想を得て、絹・繭・蚕をイメージした作品です。strip(棒状のLED 証明)を⽴体的に組みあわせ、フレームに⽷を張り、strip の放射によって光る仕掛けです。

 

The Cityscape and an Individual
⼤学名︓東京藝術⼤学デザイン科・空間デザイン演出研究室

夜景と個⼈で構成されるイルミネーションをお楽しみください。
夜景は個の光が集合して形作る夜の景⾊です。それぞれの光には異なる様々なバックグラウンドが存在しています。公園を照らす街灯の光や、観覧⾞を演出する光、ビルの⼀室を灯す光。それらが調和し、⼀つの夜景を作り出します。様々なバックグラウンドを持つ、光の集積である横浜の夜景と世界を構成する⼀⼈である⾃⾝が重なり移ろい、新たな⼀つの景⾊として再構成されます。

 

Waves
⼤学名︓東京⼤学 筧康明研究室

光源とそれに照らされる物体の変化によって、動的な光のパターンを⽣み出す作品。
インスタレーションでは、内部が⼩さな透明球状素材で埋まった円筒が間隔を置いて並べられます。円筒側⾯では、光源が位置や強さを変えながら内部を照らし、光の「波」をつくるパラスポーツを表現。内部では、⽔の注⼊と排出が繰り返され、液⾯の「波」が円筒の透過率を変化させます。 ⽇光と波⾯の関係から⽣まれる海の美しさを眺めるように、本作品では光と⽔の「波」の関係性の上に⽣まれる、計算的で偶発的な現象が鑑賞いただけます。

 

Light line
⼤学名︓横浜市⽴⼤学 鈴⽊伸治研究室

光の軌跡を投影するアート作品。
⼈の動きを光で表現することによって、”動き”を普段と違った視点で捉えることができます。様々な動きを表した光の線を⾒ることのできる鑑賞型と、実際に光を動かし、⾃分だけの夜景作ることができる参加型とを通して、作品をお楽しみいただきます。

 

光のらくがき
企業名︓株式会社中川ケミカル

今年で7年連続開催︕中川ケミカルが展開する毎年⼤好評の、蓄光シートのパネルにペンライトを使って⾃由にお絵かきが
できる装置です。おしゃべりをしながら、時には居合わせたお隣さんと世代を超えて交流しながらも、無邪気なラクガキをお楽しみください。

 

キラリと光るリストバンドを作ろう︕
企業名︓株式会社中川ケミカル

暗闇でも光って⽬⽴つリストバンドを⾝につけて外に出かけよう︕
中川ケミカルが主催する、きらきらひかるリストバンドを作るワークショップです。無地のリストバンドにキラキラ光る素材や透明のシートを貼って、⾃分だけのオリジナル・リストバンドを作ります。
参加費︓1 回500 円(税込)
参加⽅法︓象の⿐テラス内で毎⽇随時受付、1 ⽇100 個限定

 

※プログラムは都合により変更になる場合もあります。あらかじめご了承ください。

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