2017.03.27 Mon UPDATE FASHION

ガチ採点! かばんミシュラン 2017 リュック部門

かばんはファッションアイテムであると同時に道具でもあるため、選ぶ人によってさまざまな最適解があるもの。だからこそMJ読者に自信を持って勧められるかばんを探すべく、5人のファッション業界人が激論を交わした。

 

ファッション業界人がガチで採点!

選出方法
数多く集めたよりすぐりのバッグの中から5人の審査員で協議し、ベスト4を選出。さらに「デザイン性」「機能性」「素材感」の3項目をひとりにつき各10点満点で採点した。

スタイリスト
川崎英治さん
さまざまなメンズファッション誌で活躍する人気スタイリスト。もちろんかばんに対する目利きは超一流! 現在はシンプルめなデイパックを物色中。

ジャーナルスタンダード・プレス
青木志門さん
“バッグ愛”を語り出したら止まらない、バッグフリークとして業界でも一目置かれる敏腕プレス。〈ブリーフィング〉のヘルメットバッグも全色持っているツワモノ!

メンズジョーカー編集長
篠宮祐介
本誌編集長はできるだけ荷物を持たずにフットワーク軽く動くのが信条。そのためペンとメモ用紙を入れたクラッチバッグだけで取材に出ることも。

エディター/ライター
廣田俊介さん
頑丈で使い続けられるかばんが好みの人気ファッションライター。荷物の入れ替えが面倒という理由で同じレザーバッグを約8年ほど使用している。

エディター
牟田神佑介さん
ファッション誌の凄腕編集者。プレスの青木さんとかばん談義に花を咲かせつつ飲み会をすることも多いかばんマニアでガジェット系バックパックが好み。

 

ナイロンリュック部門
1位
PORTER


素材をデザインに活かした定番ブランド

やはり〈ポーター〉という安定感は抜群だったのか、満場一致で決定。絶妙な模様に見える独自のナイロン素材、X-C1000は耐久性に優れていながらも軽量。シンプルなルックスに素材感が加わることで、大人も取り入れたくなるバックパックに仕上がっている。3万7500円/ポーター(吉田)W32.5×H42×D16㎝

134点/150

comments
「ポケットや収納が多く、機能的に作られています。他の人とブランドがカブっても〈ポーター〉なら納得と思える魅力がありますね」(川崎)

「〈ポーター〉という品質に対する安心感に加えて、ソリッドな素材感も素敵ですね。容量のわりに軽いのも使いやすそうです」(青木)

「美しいブラックの1トーンで構成されているなかで、さり気なく柄を効かせているのが洒落ています。それに驚くほど軽い」(篠宮)

「次々とオリジナルファブリックを開発できるのが〈ポーター〉の強みですね。個人的に今回の企画のなかで一番欲しいアイテムです」(廣田)

「端正な佇まいからも作りの良さを感じます。この素材でバックパックを作ったというのも、ストイックさがあってカッコいいと思います」(牟田神)

 


X-C1000はコーデュラRナイロンの裏にポリエステルの紐を斜めに配しフィルムを圧着させ、ラミネートし、強度と軽さ、防水性を備えた独自素材。ドローコード留めの開口部など作りはシンプルながら、収納は充分。

 

BEST4に入ったモデル


シーシックス

厚手のパッド入りPCスリーブや大振りな止水ジッパーなど、デジタルツールの収納をコンセプトに機能が盛り込んだデイパック。1万5000円/シーシックス(MSPCプロダクトプレスルーム)W26×H46.5×D11㎝

 


マスターピース

ストラップを収納すればトートとしても使用できる2WAY仕様。また内蔵のバッグインバッグは取り外してサコッシュとしても使える。2万円/マスターピース(MSPCプロダクトプレスルーム)W28×H36×D10㎝

 


マンハッタン ポーテージ
ブラック レーべル

リフレクター使いやフラップの返しなど、メッセンジャーのデザインを落とし込み。パーツには耐候性に優れたポリアセタール樹脂を使用。3万1000円/マンハッタン ポーテージ ブラック レーべル W35×H38×D17㎝

 

 

Photo:HIROAKI KAWATA/Styling:EIJI KAWASAKI /Text:SHUNSUKE HIROTA

 

 

レザートート編はコチラ>>>

« 一覧