クールビズが浸透した今。次なるステージは、自分に似合うか否かを見極めること。ここでは、ドレス度高めのスタイルから、カジュアル寄りのスタイルまで、さまざまな着こなし方を伝授する。普段スーツを着ない人にも参考になること間違いなし!
Photo:HIROAKI KAWATA(Model&Item), YUTA KONO(Item)
Styling:TATSUHITO YONAMINE/Hair&Make:MASAKI TAKAHASHI/Text:KYOKO CHIKAMA
クールビズの中でももっともかっちりしているのが、ビジネスシャツのスタイル。気軽にチャレンジできるが、“ただタイを外しただけ”に見えてはいただけない。そうならないためには、ノータイでもサマになる、ボタンダウンやイタリアンカラーなどの襟型をセレクトしよう。
シャツ9800円/アバハウス(同・原宿)、パンツ3万2000円/ウールリッチ(同・表参道店)、ベルト4万4000円/J&M デヴィッドソン(同・青山店)、ソックス1600円/ナッソー(トレーディングポスト青山本店)、シューズ5万円/山陽山長(同・銀座店)、腕時計4万3000円/ラースラーセン(大沢商会)、手に持ったジャケット2万9000円/ワイルド ライフ テーラー(同)
マッチする職業
・公務員
・金融
・不動産
・商社
シャツの襟元からインナーが見えないよう注意!
ビジネスシャツを1枚で着る時は、フロントボタンひとつ開けが基本。ただし、そこからインナーが見えるとカッコ悪いので気を付けよう。
襟周りをかっちり見せられる台襟付きのビズポロは、一般的なポロシャツに比べ、よりフォーマル感を演出できる。それでいて素材は通気性の高い鹿の子が基本なので、快適な着心地を味わえる。ちなみにビジネスシャツ同様、ボタンはひとつ開けで着るのが好ましい。
ポロシャツ1万1000円/マッキントッシュ フィロソフィー(SANYO SHOKAI カスタマーサポート)、チノパン2万円/リディアル(カイタックインターナショナル)、ベルト1万7000円/アバハウス(同・原宿)、シューズ4万7000円/バーカー(エストネーション)、メガネ4万1500円/ロバートマーク(グローブスペックス エージェント)、腕時計2万8000円/ティッド ウォッチズ(ティ・エヌ・ノムラ 東京ショールーム)
マッチする職業
・公務員
・不動産
・商社
・メーカー
ビズポロの裾をタックアウトするのはやめよう
ポロシャツながらもきちんと見えるのがビズポロの魅力。裾を出して着るとそれが半減してしまう。クールビズではタックインがベストだ。
ドレスコードのゆるい職種なら、休日着として使えるスポーツポロをクールビズで取り入れる場合もあるだろう。そんな時に気をつけたいのが色選び。ヴィヴィッドな色ではなく、ネイビーや黒などのベーシックな色がふさわしい。さらに胸元のブランドマークも同色がベター。
ポロシャツ1万2000円/フレッドペリー(同・ショップ東京)、パンツ1万1000円/クラウデッドクローゼット(同・越谷レイクタウン店)、ローファー7万円/パラブーツ(同・青山店)、メガネ3万4000円/パイン(フォレストパイン・デザインラボ)、バッグ2万7000円/ビクトリノックス(同・ジャパン)、腕時計2万8000円/ティッド ウォッチズ(ティ・エヌ・ノムラ 東京ショールーム)
マッチする職業
・マスコミ
・IT系
・メーカー
・広告代理店
時代遅れに見えるポロの襟立てはしないほうが無難
ポロシャツの襟立てはこなれて見せる効果があるが、ともすればチャラく見えることも。クールビズにはふさわしくないのでやめておこう。
ジャケット×ドローコード仕様のパンツなど、最近はカジュアルなセットアップも数多く展開されている。しかも正統なスーツより、スタイリッシュに見えるのが利点。もちろん適度なフォーマル感も備えているので、ドレスコードがゆるい職種なら取り入れてみてほしい。
ジャケット3万8000円、パンツ1万9000円/ともにエストネーション(同)、Tシャツ1万6000円/スリードッツ(同・青山店)、スニーカー1万5000円/アディダス オリジナルス(アディダスグループ お客様窓口)、クラッチバッグ7万円/R.S.V.P(アダム エ ロペ ジュンカスタマーセンター)
マッチする職業
・マスコミ
・IT系
・広告代理店
カジュアル度が無駄に高まるプリントTは避ける
インナーはTシャツでもOKだが、あくまでもビジネスなのでプリントものは避けるのが無難。白などベーシックな色の無地が好ましい。