大人のカジュアルスタイルに欠かせないテーラードジャケット。
デザインも機能も進化しているが、この秋は人気のセットアップで
着こなすか、定番的にジーンズを合わせるかの2択がオススメだ。
今回はジーンズに合わせるお手本スタイルを披露しよう。
Photo: JUN OKADA[bNm](Model), TAKEHIRO HAYAKAWA(Item)
Styling: YOHEI SHIBAYAMA/Hair&Make: KEN YOSHIMURA[AVGVST]
Models: SEN, PATRICIO/Text: MASAHIKO TAIRA[pop*]
秋に向けて増えているのが個性派デザインのジャケット。例えば上の一着は、テーラード
にコーチジャケットの要素をブレンドしている。さらにオリーブのナイロンがミリタリー
感を演出。パッカブル機能まで備えている。ラフな面持ちで色落ちジーンズと相性抜群だ。
ジャケット4万円/PS バイ ポール・スミス(ポール・スミス リミテッド)
ジーンズ1万3000円/リーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン)、
パーカ2万8000円/(八木通商)、Tシャツ9000円/アー・ペー・セー
(同・カスタマーサービス)、スニーカー5500円/ヴァンズ(同・ジャパン)、
サングラス4万7000円/アイヴァン7285(同・トウキョウ)
リラックスできる素材のジャケットが主流となっているが、この秋に注目したいのはニッ
ト地のジャケット。温かみ、品格、ストレッチ性を併せ持ち、着まわしやすくて重宝する。
スリムなシルエットのリジッドジーンズを合わせるだけで大人なスタイリングが完成!
ジャケット5万6000円/エストネーション(同)、ジーンズ1万9000円/リディアル
(カイタックインターナショナル)、シャツ8000円/ビューティ & ユース(同・ユナイテッド
アローズ 渋谷公園通り店)、ベルト1万8000円/ユナイテッドアローズ(同・六本木ヒルズ店)、
シューズ6万5000円/パラブーツ(同・青山店)、バングル7万9000円/ノンネイティブ×エンド(ベンダー)
今年の秋はコーデュロイ素材がトレンドとして注目を集めている。テーラードジャケット
に用いれば、こなれたムードとウォーム感、大人な品格を兼ね備えた理想的な一着に。ラ
フに着こなしても良いが、細身のブラックジーンズでクールに引き締めるのがイチ押し。
ジャケット4万9000円/ティーエスエス(同・代官山ストア)、ジーンズ1万8000円/
ジースター ロゥ(ジースター インターナショナル)、カットソー7000円/アイディー
デイリーウエア(デイリーショップ)、ブーツ7万円/ノンネイティブ(ベンダー)
定番アイテムだがジャケットにもトレンドはある。当然、そのポイントを押さえることが必要だ。
今は芯地などを省いたアンコン仕立てが主流。さらに細かいチェック箇所は下記を参照してほしい。
ジャケット3万9000円/ディーゼル(同・ジャパン)
1.ラペル幅はスタンダードな7.5㎝程度を基本と考える
印象を大きく左右するラペル=下襟。その幅が狭いナローラペルが人気の時期もあった
が、今は標準的な幅で上品な雰囲気を演出したい。ゴージ(=切り込み)の位置も標準で。
2.Vゾーンが広めの2ボタン仕様を選ぶのが原則
テーラードジャケットはVゾーンが特徴的。その魅力がわかりやすい2ボタン仕様を選ぶ
のが基本だ。3ボタンでも、いちばん上のボタンを開けるのが前提の“段返り”ならOK。
3.身頃のレングスを選ぶ目安は袖丈よりも少し長いくらい
ビジネススーツのジャケットならヒップが隠れる程度の長さがほしいが、カジュアルなら
もう少し短めで。袖より少し長い程度を基準にしよう。短過ぎは品格を損なうので要注意。