2018.06.21 Thu UPDATE CULTURE

GENERATIONS from EXILEスペシャルインタビュー 最新曲は夏に向けた「アガれる応援ソング」

5月より、初の4大ドームツアー“UNITED JOURNEY”を敢行中のGENERATIONS from EXILE(以下GENERATIONS)。2018年第一弾シングルとなる今作は、CMタイアップソング、ドームツアーのテーマソング、そしてドラマ主題歌というジャンルの異なる3タイトルが並ぶ意欲作。GENERATIONSメンバー全員に、シングルについて、またドームツアーについて語ってもらった。

(写真前列右から/片寄涼太、佐野玲於、小森隼、白濱亜嵐  後列右から/関口メンディー、中務裕太、数原龍友)

――表題曲である『F.L.Y. BOYS F.L.Y. GIRLS』のお話から聞かせていただければと思います。この楽曲は“アガれる応援ソング”というキャッチフレーズがついているキャッチーなダンスナンバーですが一番最初に聴いたときの感想などを伺ってもいいでしょうか。

片寄涼太(以下:片寄) 「初めてデモを聴いたときはまだ歌詞もついていなかったので、完成した楽曲のイメージを共有するまでに少し時間がかかりました。というのもGENERATIONSにはすでにたくさんの皆さんに愛していただいているダンスチューンがいくつかあって。これまでの活動の中で積み上げ、盛り上げて来たそれらの楽曲を超えることができるんだろうかっていうところでプレッシャーを感じてしまったんです。グループとしてはより新しいものを発信していきたいという気持ちが強かったので、どういう風に表現していけばファンの方により伝わるのかということでメンバーと話し合いを何度もしました。その中で、よりパフォーマンスに力を入れ、ヴォーカルも気持ちが伝わるようにしっかり歌っていこうという意思確認ができました。そういう過程を経たことで、新鮮な印象を持っていただける新しい形のダンスチューンになったのかな、と思っています」

――例えば歌い方など、そういったところで工夫されたところなどはあります?

片寄 「今までのGENERATIONSらしさはもちろんなのですが、初めてのドームツアーというタイミングでリリースされる楽曲なので、グループとしての決意や、男らしい感覚みたいなところを大事にしながら歌いました」

――パフォーマンスについてお伺いしてもよろしいですか。今回はシュートというジャンルを振り付けの中に取り入れたそうですね。

小森隼(以下:小森) 「もともとシュートってアメリカで流行っているダンスのジャンルなんです。(佐野)玲於が去年あたりからライブなどでも取り入れていたのですが、僕らも実際に踊ってみるとすごく楽しくて。だったら振り付けに使ってみても良いんじゃないかという案が出て、玲於のダンサー仲間の方に振りを作ってもらったんです。みなさんも一緒に踊ってもらえたら、シュートの楽しさを共有できるんじゃないかな、と。ですので、MVや僕らのパフォーマンスを観て、チャレンジしててみたいと思っていただけたらすごくうれしいですね。具体的にはサビ終わりのドロップの部分で全員で踊っているのがシュートなので、ぜひそこに注目していただけたら」

――佐野さん的には、お友達とこういう形でお仕事が出来たことは大きなトピックだったのでは?

佐野玲於(以下:佐野) 「そうですね、小3のときから一緒にバックダンサーをやっていた友達なので、こういう形でクリエイションが出来たことがとてもうれしくて。長年の友人ではあるけど、当然のことながら、仕事のときはプロとしてメンバー全員に的確に振り入れをしてくれて。細かいところまで目が行き届くし、こちらのリクエストにもきちんと対応してくれるし、お互いの成長を感じられた瞬間もありました」

――実際、完成した振りを楽曲と共にパフォーマンスされるときは、いつもとはまた別の感覚などがあったり?

佐野 「そうですね、友人であるということを抜きにしても、客観的に観て彼の作るダンスは素晴らしいんですよ。世界でも活躍しているダンサーなので、そういう彼にお願いすることが出来たということが素晴らしい出来事でしたし、結果的にとても良い作品になったと思っています。GENERATIONSのダンスは(中務)裕太くんが作ってくれることもあれば、僕が作らせてもらうこともあるのですが、メンバー以外の方にお願いすると、なんらかの形で必ずフィードバックがあるんですよね。ご一緒することで勉強になることが多いし、その全てが自分たちのエッセンスになるんです。曲によって楽曲提供をしてくださる方が違うように、たくさんの方々のバイブスをいただいて、GENERATIONSがより成長していけるようにメンバー一丸となって取り組んでいます」

――『F.L.Y. BOYS F.L.Y. GIRLS』はMVもまさに見所だらけという感じですよね。

関口メンディー(以下;関口) 「今回は、初めてご一緒する監督さんに手がけていただきました。王道っぽさもありつつ、個人的には映像効果の入り方がとても好きで。ユニークな映像の手法が、これまでのEXILE TRIBE作品とはまた別の魅力があるように思えて、とても気に入っています。モノクロの世界観になる場面では、いつもとは違うGENERATIONSの一面を観ていただけるのではないでしょうか」

――ありがとうございます。そしてこのシングルには現在GENERATIONSのみなさんが行っているツアーのテーマソングである『UNITED JOURNEY』が収録されています。

数原龍友(以下:数原) 「歌詞の中にも、“7つの大陸”とか“ニュージェネレーション”など、GENERATIONSを象徴するような言葉が散りばめられているんです。レコーディングの時も、ライブへ来てくださるファンの皆さんの顔をイメージしながら歌ったのですが、実際にツアーで披露した時もすごく良い反応をたくさんいただけて。僕らと皆さんの間にコミュニケーションが成立していたような感覚がありました」

――現在ツアーの真っ最中ですが、この曲を披露してみての手応えはどうでしたか?

数原 「まだツアー中なので詳しいことはネタバレになってしまうのでお話しできないのが残念なのですが、会場が一気に温まるような熱を感じています」

中務裕太(以下:中務) 「かなり会場のボルテージが上がるのを僕たちもステージで体感しています」

――UNITED JOURNEYツアーは8月5日の東京ドーム公演まで続きますが、ずばり見所は?

白濱亜嵐 「今まで応援してくださっている方には感慨深さを覚えていただけるんじゃないかなと思いますし、初めてGENERATIONSのライブへ足を運んでくださる方にとっても、こういうグループなんだということを知っていただけるような内容になっていると思います。老若男女どういう方が来て下さっても、楽しんでいただける自信があります!」

中務 「やっぱり僕たちにとってはずっと目標にしていたドームツアーなので、とりわけ感慨深いものがあります。ドームツアーが決まったことを聞いた時も、ドッキリなんじゃないかと思ったくらい実感が薄くて(笑)。初日が始まるまでの緊張感はこれまでに体験したことのない類の感情でしたが、いざ幕が上がると初日から満員で、夢を見ているような空間でした。このツアーが終わった時に、グループとしてまた一段階ステップアップできるという実感もありますし、残りの公演も悔いの残らないよう走り抜けたいです」

――初めてドームのステージに立った瞬間は、格別の思いがあったのでは?

中務 「僕は“よっしゃー!!!”と大声で叫びたかったけど、必死に我慢しました。終わった頃に、ジワジワと実感が湧いて来て、1人グッと噛み締めていました」

佐野 「その気持ち、すごいわかります(笑)」

――さらに、このシングルには『また、アシタ』という珠玉のバラードが収録されています。

片寄 「作詞家の小竹正人さんは、本当にLDHのさまざまなアーティストの楽曲を手がけてる方で、僕たちの楽曲でいうと『涙』や『PIERROT』、『太陽も月も』など、たくさんの楽曲を書いてくださっているんです。今回レコーディングの前に『また、アシタ』についてお話をする機会があって、小竹さんには“とにかく幸せに、ハッピーに歌ってほしい”という言葉をいただいたんです。サウンドは切ないのですが、歌詞の内容的には純粋でまっすぐな愛を描いた曲なので、そういう思いを込めて、聴いてくださる方々に心に届くような曲になればいいな、と」

数原 「最近は踊れる曲が多かったので、バラードも歌いたいなと思っていた時にこの曲をいただいたので純粋にうれしかったですね。アップテンポの曲はもちろん楽しいのですが、ボーカリストとしてはバラードは挑戦しがいがあるので。今回も細かい部分を自分で試行錯誤しながら歌うのがとても楽しかったです。楽曲としても、GENERATIONSの新しいバラードとして幸せな愛に溢れた『また、アシタ』が加わったことでより幅広い表現ができるんじゃないかなと思うので、歌う時も自分の中の新たしい引き出しを開けるような感覚があります」

――今のGENERATIONSが歌うバラードの最新系なんですね。

数原 「そうですね、たぶんデビュー当時にこの楽曲をいただいていたとしたら、ここまで歌いこなせなかったと思うんです。色々な積み重ねがあったからこそなのかな、と自分でも感じるので、こういうタイミングで『また、アシタ』を歌えることが心からうれしいです」

――GENERATIONSとしては、今後も様々ニュースが期待できそうですね!

関口 「やはり夢であったドームツアーの真っ最中なので、ツアーの期間はメンバー一丸となってツアーに来てくださる方に今の僕たちの全てを観ていただけるよう、全力を賭けたいと思っています。メンバーによっては映画に出演したり、新しい作品に関わったり、新たなチャレンジをしたりと個々での活動もありつつ、でもやっぱりライブがGENERATIONSとしての一番の軸だと思うので、ドームツアーに来て下さった方が、また来たいなと思っていただけるように。そして残念ながら今回はタイミングが合わなくて会場へ来られなかった方が、次のライブを楽しみにしていただけるように、パフォーマンスで魅せられるGENERATIONSであり続けたいと思っています」

 

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GENERATIONS from EXILE

2012年11月シングル「BRAVE IT OUT」でメジャーデビュー。これまでに15枚のシングルと、4枚のアルバムをリリース。メンバーそれぞれが俳優や、EXILE TRIBE内の別ユニットへの参加など、多彩に活躍中。冠レギュラー番組「GENERATIONS高校TV」がテレビ朝日とAbemaTVにて放送中。

GENERATIONS from EXILE TRIBE 公式HP

GENERATIONS公式アカウント/@generationsfext

 

写真/河野優太 インタビュー・文/加藤 蛍

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