スタイルには無数の選択肢があるけれど、冬のメンズの足元は結局この2つ。だからこそ、自分に似合うアイテムで確かな一足をチョイスしたい。
いつでも自分らしくいられて、おしゃれの完成度を足元から高める大人のシューズ考。
■Q&Aでレクチャーする ブーツ&スニーカーの履き方・選び方
Question 1.
話題の“アスレジャー”スタイルに合うシューズは?
Answer
ハイテクスニーカーがマストです!
“アスレジャー”スタイルの要はアクティブさ。足元だけでそのニュアンスを醸せるハイテクモデルはその大本命のアイテムだ。あくまで本気になりすぎないよう取り入れるのが鉄則。
“いかにも”より、キレイなスタイリングのアクセントに!
スニーカー2万3490円/アディダス オリジナルス(アディダスグループ お客様窓口)、コート 3万6000円/アバハウス(同・ラストワード原宿店)、パーカ1万8000円/スノーピーク(同)、パンツ 1万8000円/シテラ(ヤマト インターナショナル)、ニットキャップ4500円/ホワイトライン(グランデッド)
Question 2.
ブーツとスニーカーのいいとこ取りの一足ってある?
Answer
ソールに工夫が凝らされたブーツスニーカーがオススメ!
ブーツライクなアッパーにスニーカーのソールを合わせたモデルが密かに人気を博している。見栄えと快適な履き心地を両方兼ね備えているのが魅力だ。
端正なチャッカ型アッパーに返りの良いスニーカーソールをミックス。2万2000円/アンライン バイ アルフレッド・バニアスター(アンライン ルミネエスト店)
見た目に重厚感のあるオールブラックのデザインと、着脱もしやすいジップアップの仕様でブーツテイストを強めた一足。3万円/ディーゼル(同・ジャパン)
Question 3.
パンツとシューズのほど良い“距離感”を教えて!
Answer
パンツのタイプに合わせて、ブーツやスニーカーの種類をチョイス!
パンツとシューズのバランスは、着こなしの印象を左右する重要なポイント。黄金律を把握すれば、装いが一気にモダンに!
◇ストレート
ハイトのあるブーツを合わせる場合は、クッションは少しだけ多めにすればボリューム感が釣り合い、より自然に見える。
ストレートのフルレングスには、ローカットのスニーカーが一番しっくりくる。2~3クッション付くぐらいがベストだ。
◇九分丈パンツ
足首のタイトなブーツで丈感を目立たせると収まりが良い。裾と履き口が重なるくらいのバランスで。
スニーカーを合わせるのなら、くるぶしが覗くローカットがやはり最適。ソックスを覗かせるのもあり。
◇スラックス
ブーツにスラックスを合わせる際は、やや短めをチョイス。スーツのようなフルレングスはNGだ。
スニーカーにもブーツ同様、短め丈で合わせたい。クッションが付くとルーズに見えるので注意。
(上から)ブーツ3万6900円/レッド・ウイング(同・ジャパン)、スニーカー8500円/リーボック クラシック(リーボック・アディダスグループお客様窓口)、ブーツ 8万7000円/トリッカーズ エクスクルーシヴ フォー アバハウス(アバハウス ラストワード原宿店)、スニーカー4万4000円/ホーボー×ディエンメ(ベンダー)、ブーツ 3万5000円/ソロベアー フォー アダム エ ロペ(アダム エ ロペ ジュンカスタマーセンター)、スニーカー2万6000円/ニューバランス(同・ジャパンお客様相談室)
Question4.
よく聞く“ビブラムソール”って何?
Answer
靴底メーカー・Vibram社製のソールのことです。
登山家でもあったイタリア人、ヴィターレ・ブラマーニが設立した、ゴム製ソールのパイオニアのブランドがVibram社。1937年に世界で初めて加硫ゴムを使ったソールを製作し、以来その耐久性やグリップ力が話題を集め、世界中のブーツメーカーで使用される。
Photo:HIROAKI KAWATA/Styling:TAKUYA RAITA/Text:RUI KONNO/Models:YUICHI SASAKI, TOMOKI ISHIMINE