2017.02.07 Tue UPDATE FASHION

絶対ハズさない「マフラー」の巻き方・選び方 【第4回】テクニック編

寒い時期に頼りたくなるのが巻き物。保温性が高いマフラーやストールはぜひとも活用したいアイテムだ。ただし、いざ巻こうとすると悩んでしまうのが選び方や巻き方。ということで、全4回の短期集中で一気に解説しよう!

 

【第4回】よりおしゃれに見せるための簡単テク!

最終回は、色使いの観点から、着こなしをよりいっそうおしゃれに見せられるマフラーのコーデテクを検証!!

 

Technique 1
マフラーで使われている色を
コーディネイトに取り入れて
着こなしに統一感を!

チェック柄のマフラーはスタイリングのアクセントとして活用するのが正解。ただし、悪目立ちさせてしまうとチグハグした印象になり、決して大人な雰囲気にはならない。そこで重要なのが色使い。マフラーで使用されている色を拾って服を選ぶことで、全身の統一感を生み出すことができ、ほど良い落ち着きを演出することが可能だ。

 

今回の実例で言えば、チェック柄からオフホワイトを拾ってニットを選び、ネイビーを拾ってジーンズを選んでいるのがポイント。比較的カジュアルな配色のマフラーだが、コーディネイトになじみつつ、赤いラインが好バランスな挿し色としても効いている。

私物のマフラー/シップス ジェネラル サプライ、コート3万7000円、ニット1万1000円/ともにアバハウス(同・ラストワード原宿店)、ジーンズ1万7000円/マニュアル アルファベット(エムケースクエア)、その他はスタイリスト私物

 

Technique 2
コーディネイトとマフラーの色を
すべて一致させて
着こなしに落ち着き感を!

こちらは上の「Technique 1」の応用で、マフラーから色を拾って統一感を演出した好例。コーチジャケットがスポーティなカジュアル感の強いアウターということで、マフラーのチェック柄に使われている色をすべてスタイリングになじませ、大人な落ち着きを最大限に引き出した。

 

コーチジャケットのブラック、ニット&スニーカーのホワイト、チノパンツのベージュという3色でマフラーも、そして全身も構成されている。さり気ない一体感が大人なムードを放っている。

私物のマフラー/アバハウス、コーチジャケット2万4000円/コロンビア ブラック レーベル(コロンビアスポーツウェアジャパン)、チノパンツ2万円/アイディー デイリーウエア(デイリーショップ)、その他はスタイリスト私物

 

Technique 3
マフラーを含めて
全身をすべてワントーンでまとめ
クールな大人の装いに!

色をリンクさせるという考え方を発展させ、全身をワントーンでまとめるというのもひとつの手。爽快感、清潔感、落ち着き、品の良さなどを兼ね備える定番カラー、ネイビーで統一するのがイチ押しだ。ただし注意も必要。すべてのアイテムをまったく同じ色でまとめてしまうと、フラットでのっぺりとした印象になり、おしゃれとは映りづらくなる。それを避けるためには、ネイビーで揃えつつ明るさや色みなどを微妙に変え、表情を生み出すのが得策だ。

 

素材感でも変化を加味できたらもう完璧。マフラーがニットならコートはナイロン系素材といった違いを意識することで、こなれたムードが演出できる!

私物のマフラー/シップス ジェネラル サプライ、コート4万6000円/ユハ(同)、フリースブルゾン2万4000円/オレゴニアン アウトフィッターズ(トラウター)、パンツ1万9000円/ロットワイラー(アドナスト)、スニーカー5800円/コンバース(アバハウス ラストワード原宿店)

 

Technique 4
モノトーンコーデは
マフラーもモノトーンで揃えつつ
素材感の変化でメリハリを!

自動的に落ち着いて見えるモノトーンで全身を統一するというのも有効なテクニック。ただし、ヘヴィな印象やフォーマルなムード、ロックな雰囲気が強くなりがちなブラックだけで統一するのは避けた方が良い。明るめのグレーを活用するだけで、ダークなイメージが一掃できるのが活用しないと損だ。今なら、スウェットパンツで取り入れるなどしてもオススメだ。

 

「Technique 3」でも解説したように、素材感で変化をつけるのも重要なポイント。フラットに近いレザージャケットにメランジ感のあるニットマフラーを合わせたこのスタイリングはまさにお手本だ。

私物のマフラー/シップス ジェネラル サプライ、ライダースジャケット10万8000円/ジョン メイソン スミス(HEMT PR)、ニット1万8000円/アバハウス(同・ラストワード原宿店)、スウェットパンツ1万7000円/アイスブレーカー(ゴールドウィン カスタマーサービスセンター)、スニーカースタイリスト私物

 

 

【掲載商品のお問い合わせ先】
アバハウス ラストワード原宿店 03-5466-5700
エムケースクエア 06-6534-1177
コロンビアスポーツウェアジャパン 0120-193-821
デイリーショップ 03-6455-1852
アドナスト 03-5456-5821
トラウター 042-747-3471
ユハ 03-6659-9915
ゴールドウィン カスタマーサービスセンター 0120-307-560
HEMT PR 03-6721-0882

 

 

Photo:YUTA KONO/Styling:EIJI KAWASAKI/Text:MASAHIKO TAIRA[pop*]

 

 


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