2017.03.20 Mon UPDATE FASHION

体型別にベストマッチなタイプと色を解説! そのジャケットとジーンズ、ホントに似合ってる?!

体型別にベストマッチなタイプと色を解説!

ジャケットやジーンズ選びはトレンドや好みだけでなく、自分の体型を意識しながらチョイスすることが肝心。色や素材感も含めた全身コーデのちょっとしたコツを分かりやすくイラストでレクチャー!

 

マッチョ体型


サイズ感はメリハリ重視&爽やかさを意識

マッチョ体型は身体のラインを強調しがち。インナーはジャストサイズを選び、身体のラインを活かす一方で、上にはおるジャケットはあえてゆとりのあるサイズを選び、大人の余裕を漂わせて。サイズ感にメリハリを持たせることで、嫌味なくスタイルの良さを活かすことができる。この春はトレンドのホワイトジーンズにも挑戦して爽やかさもアピール。

 

ここがPOINT!
1 爽やかさを意識して暑苦しさを軽減させる
2 肩や太ももはサイズに余裕を
3 インナーは身体のラインを活かす

 

黒のニットジャケット
ガッチリとした体格を上手に活かすには、ニット素材などの柔らかい風合いの素材を使うのがコツ。色は収縮色の黒を選んでシャープに見せるのがポイント。

グレーのサーマルカットソー
表面に細かな凹凸のあるサーマルカットソーは身体のラインを活かしながらジャストサイズで着こなす。色はグレーを選ぶことで上品さを意識してみよう。

ホワイトジーンズ
手軽に爽やかさを表現できるのがトレンドのホワイトジーンズ。テーパードの効いたものにスリッポンをあわせてラフにはきこなしたい。

 

NG


タイト&セクシーはNG!
あえて強調しすぎない

もっとも失敗しがちなのが、マッチョな体型を過度にアピールしすぎること。胸板を強調したVネックTシャツや肩の張ったジャケットはかえって狙いすぎに見えるため避けるべき。

 

 

ぽっちゃり体型


ムダなゆとりを省き、清潔感を意識

ぽっちゃり体型が特に意識すべきなのは“清潔感”。シャツやリジッドジーンズ、革靴などのキレイめアイテムをチョイスすることで、着こなしに清潔感を漂わせたい。キャラクターを活かしたラフなシャツ風ジャケットや視覚的にインパクトのあるストライプシャツなども◎。ゆったりとしたサイズに逃げず、ジャストサイズを選ぶことでスマートに見える。

 

ここがPOINT!

1 体のラインをできるだけ隠す
2 ダボっとしすぎないで清潔感のあるコーデを心がける
3 「収縮色」を効果的に使う

 

ネイビーのコットンジャケット
体型をシャープに見せるためにはジャストサイズを選び、ムダなゆとりを作らないのがコツ。肩ひじ張らないラフな雰囲気のシャツジャケットがよく似合う。

バンドカラーストライプシャツ
シャツはストライプ柄を選ぶことで縦長効果を期待。あえてインはせず、外出しでお腹周りを隠すのがポイント。襟のないバンドカラーを選ぶとほど良いカジュアル感が漂う。

リジッドジーンズ
濃い色合いのリジッドジーンズを選ぶと収縮色の影響で下半身が引き締まって見える。生地にハリ感があるため、足のラインもすっきり見える。

 

NG


明るい色はNG!
伸びる素材も避けべき

膨張色であるベージュなどの明るめの色を使うと、余計に身体が大きく見えてしまうので避けるべき。またTシャツも身体のラインが出てしまい清潔に見えないのでNG。ダメージジーンズも避けよう。

 

 

痩せ体型


色や重ね着で視覚的な「引っ掛かり」を

痩せ体型は頼りない印象を与えてしまいがちなため、視覚的な「引っ掛かり」を作るのがコツ。モノトーンでタイト一辺倒な着こなしはかえって華奢な印象を強めてしまうため、重ね着で厚みを加えたり、アクセサリーやダメージジーンズを取り入れることで、見え方に変化を。色や重ね着の効果を上手く活用し、本来のスタイルの良さを際立たせよう。

 

ここがPOINT!
1 モノトーンスタイルは避ける
2 重ね着を意識する
3 メガネやアクセサリーで視覚的な引っかかりを作る

 

チャコールグレーのテーラードジャケット
華奢な上半身は肩がしっかりとしたテーラードジャケットでカバー。色はシャープに見えすぎる黒ではなく、チャコールグレーで変化をもたせるのが正解。

白のクルーネックニット
シャツの上に丸首のニットを重ね着することで厚みを持たせるのがポイント。色は膨張色の白を活用することで華奢な印象を和らげることができる。

ダメージジーンズ
華奢な足から意識をそらすには、ダメージジーンズで視覚的な引っかかりを。ジーンズの色は少し淡めの色で視覚的にボリュームを出すのが正解。

 

NG


黒一色に逃げず
ジャストサイズで

全身ブラックで統一してしまうと、収縮色の影響で細い体型がより強調されてしまう。また細さを和らげようとゆったりとしたシルエットの物を選ぶと、服に着られ貧相に見えるのでNG。

 

 

監修・執筆/
スタイリスト
大山 旬さん

PLOFILE
一般男性を中心にコーディネイト提案を行なうスタイリスト。「自然体のファッション」をテーマに大人のベーシックスタイルを提案。著書にメンズファッションの基本をまとめた『おしゃれが苦手でもセンスよく見せる最強の「服選び」』(大和書房刊)他多数。

マンネリから脱却する方法教えます!
「これまで1000名以上のスタイリングを担当してきましたが、みなさんコーディネイトが“単調になりがち”という悩みを持っています。例えば黒のテーラードジャケットにシンプルなブルージーンズを合わせるというマンネリスタイルが挙げられます。体型に合わせて、ジャケットの素材の風合いを変えたり、ジーンズの色合いに変化を加えてみるだけでも、いつも通りのスタイルから抜け出すことができます。体型に合う素材と色合いを見極める。これがマンネリ脱出の一番のポイントだと思います」

 

 

illustration : CHIHIRO HONDA

 

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