2017.04.12 Wed UPDATE FASHION

30代をともに過ごしたい7ブランド このジーンズで、春が始まる。

30代をともに過ごしたい7ブランド このジーンズで、春が始まる。

この春もデニムの人気は継続中。ベーシックで長く愛用できるのは、創業時からジーンズに力を入れている本格派ブランド発の一本だ。上質なはき心地やシルエットを追求し続ける7ブランドをチェックしながら、春の着こなしを格上げするお気に入りを探してみよう。

 

Levi’s®(リーバイス®)

言わずと知れたジーンズのオリジン
1853年にサンフランシスコで生まれた〈リーバイス®〉。同社が金山で働く採掘者に向け製作したワークパンツが、ジーンズのルーツだ。創設から160年以上が経つ今でも、シーンの第一線を走る。今シーズンは1969年誕生のオレンジタブをリマスターしたコレクションに注目。

「505™」をアップデートした「505™C スリムフィット」はシルエットと褪せた表情が秀逸。ジーンズ1万3000円、ジャケット1万4000円/ともにリーバイス®、Tシャツ8400円/リーバイス® ビンテージ クロージング(すべてリーバイ・ストラウス ジャパン)

 


(左)オレンジタブを象徴する「517™ブーツカット」が復活。赤タブより2本多いベルトループ、黒ペイントのパッチなどは当時のまま。1万3000円(リーバイ・ストラウス ジャパン)
(右)この「510™スキニーフィット」もオレンジタブコレクションから登場。クラシカルなディテールとモダンなフィット感の競演が見事。1万3000円(リーバイ・ストラウス ジャパン)

 

 

DIESEL(ディーゼル)

イタリアを代表するトップデニムブランド
細部まで妥協のないジーンズで名高い〈ディーゼル〉は、1978年にイタリアで創立。現在は世界的ブランドとして不動の人気を確立している。2013年には数々のブランドでキャリアを重ねてきたニコラ・フォルミケッティがアーティスティックディレクターに就任。

立体的なウィスカー加工を施したモデル「アキー」は、存在感があるため着飾らないシンプルな装いでも充分サマになる。生地はリヨセル素材がミックスされており、テロンと柔らかなタッチが楽しめる。ジーンズ2万9000円、ブルゾン4万4000円、カットソー1万800円、スニーカー1万4800円/以上すべてディーゼル(同・ジャパン)

 


(右)編みと織りを組み合わせ、スウェット級の着用感を実現したジョグジーンズ「タバージョグ」。手作業を取り入れた生地加工でも魅了する。2万9000円(ディーゼル ジャパン)
(左)数種の洗い加工やヤスリ掛け、リペアなどでヴィンテージさながらの風貌を演出した「スリンカー」。カタチは現代的なのでスマートに着用可。3万8000円(ディーゼル ジャパン)

 

 

G-Star RAW(ジースター ロゥ)

枠にとらわれない革新的デニムを発信
オランダ・アムステルダムにて1989年にスタート。今では全世界に300以上もの店舗を構える一大デニムブランドへ成長を遂げた。時代を先取りしたプロダクトを提案するブランドとしても知られ、立体裁断を世界で初めてデニムで取り入れたことはあまりにも有名だ。

’96年発表のデニム「US ファースト オーセンティック テーパード」がこの春リバイバル。潔いストレートシルエットと濃紺の表情が、着こなしの男らしさを引き立てる。ジーンズ4万2000円、ブルゾン2万3000円、Tシャツ5000円、スニーカー1万3000円、サングラス1万7000円/すべてジースター ロゥ(ジースター インターナショナル)

 


(右)シームにねじれを加えアーチを作り出し、心地良いフィット感の「アーク 3D テーパード」。ペイント加工での大胆な味付けもニクい。2万9000円(ジースター インターナショナル)
(左)「アーク 3D スポーツ テーパード」はインディゴ染めのスウェット地につき、伸縮性は抜群。裏側がパイルのため肌触りも◎だ。2万2000円(ジースター インターナショナル)

 

 

AG(エージー)

美脚ジーンズのパイオニア的存在
2000年に立ち上げられたカリフォルニアブランドで、美脚ジーンズ人気の火付け役としてもおなじみ。デザインから、裁断、縫製、加工、仕上げまで一貫して自社工場で行ない、高いクオリティを確保している。近年は環境問題にも注力し、エコなデニム作りを進める。

身体のラインが出過ぎない、適度なスリムシルエットモデル「テリス」は上品なニットでシンプルにはきこなしたい。綿100%のデニム生地は日本が誇るカイハラ社製。ジーンズ4万円、ニット2万7000円/ともにエージー(同・ジャパン)

 


(右)スキニー型の「ディラン」だが、ストレッチ混紡なので楽チン。洗いによって濃淡がはっきり浮かぶ新素材を使用し、豊かな表情を楽しめる。3万5000円(エージー ジャパン)
(左)「マッチボックス」の新作。すらりと美麗な形状だが、強めのヴィンテージ加工で骨太さも内包させている。色落ちは19年間の着用を想定。3万5000円(エージー ジャパン)

 

 

YANUK(ヤヌーク)

レディスから火が点いた西海岸ブランドの雄
「快適なはき心地を極めた上質なヴィンテージデニム」をコンセプトに、身に着ける人自身も惚れ込む美しいシルエットで多くの人を魅了するLA.発のデニムブランド。コンフォータブルなはき心地に加えて、リアルなユーズド加工も定評がある。

着用の「フィリップ」は腰周りゆるめ&膝下テーパードのメリハリフォルム。シンプルなコーディネイトの旬度を高めてくれる。ジーンズ2万4000円、パーカ3万2000円、シャツ2万1000円/すべてヤヌーク(カイタックインターナショナル)

 


(左)スリムストレートの「ミシェル」は人気No.1モデル。加工はリジットから4年のはき込みをイメージした。ソフトな質感はリヨセル混によるもの。3万円(カイタックインターナショナル)
(右)うっすらと加工が効いたスリムテーパードシルエットの「ヴィンセント」。縫製箇所によって運針を変えるなど、耐久性への配慮も光る。2万4000円(カイタックインターナショナル)

 

 

KURO(クロ)

洗練と品質が同居する珠玉のコレクション
2010年に産声をあげたジャパンブランド〈クロ〉。そのブランド名の示す通り、“黒”という色の持つ強さや威厳、神秘性などから着想されたデニムを展開している。今の気分にマッチしたハイセンスなデザインに加えて、信頼が置ける日本製の仕立ても魅力のひとつ。

控えめな加工感で、コーデを選ばず活躍する「オーリック」。経糸に太番手の糸を用いたブラックデニムは、適度に地厚な13.5オンスでタフな表情。ジーンズ1万9000円、シャツガウン2万5000円、Tシャツ1万5000円/すべてクロ(同・トウキョウ)

 


(右)伸縮素材で、快適なフィットを約束する赤耳デニムを採用した「ディアマンテ」。実際に着古したかのような色落ちは職人技術の賜物だ。2万2000円(クロ トウキョウ)
(左)長時間のストーンウオッシュと手作業の加工により、自然なダメージ感を表現した「オーリック」。生地は老舗メーカーの吉河織物社製。2万5000円(クロ トウキョウ)

 

 

JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)

デニムの本場から極上の逸品を発信
〈ジャパンブルージーンズ〉は岡山・児島を拠点とする生地メーカーが設立。デニム地はどれも旧式の力織機「GL-9」で丹念に織り上げ、縫製にはユニオンスペシャル社のヴィンテージミシンを使用する。他とは一線を画す、深みのあるデニムがブランドの真骨頂だ。

テーパードシルエットの「カリフ」シリーズから登場した新モデル「ブロードビーチ」。多彩な加工により、美しく褪せたブルーを描き出した。ジーンズ1万5000円、コート1万8000円、Tシャツ6000円、クラッチバッグ1万6000円/すべてジャパン ブルー ジーンズ(同・渋谷店)

 


(右)ウエストに余裕を持たせつつ、膝下は絞った「ザ・スタイル」のスリムストレート。素材にはコートジボワール産の手摘み綿を採用。1万3000円(ジャパン ブルー ジーンズ渋谷店)
(左)LAの空気感をイメージしたライトブルーの1本は「カリフ」シリーズの「グローブ」。オリジナルのハンカチが付属する。1万4000円(ジャパン ブルー ジーンズ渋谷店)

 

 

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