渋谷の東急本店を左手に見ながら代々木八幡方面に歩いた神山町・富ヶ谷エリアが、昨今話題の「奥渋」。
そして富ヶ谷交差点から徒歩圏内の「代々木上原」。渋谷の喧騒から離れた場所を散策すると、価値あるショップに出会えます。
オーナーの高橋さん。
「遊び心を忘れない、童心を忘れたくない大人たち」をコンセプトにして2013年10月にオープン。「その頃は、祐天寺がフィーバーして盛り上がっていた時期。次はどこかなと考えたときに浮かんだのが代々木上原でした」と語るのが、オーナーの高橋優太さんだ。店名の由来は、彼の大好物。「本当はトンカツが良かったんですけど英語にできなかったので、次に好きなものということでカラアゲに」。Color at Againstという英語は宛字で、このお店のことは高橋さん本人も常連のお客さんも「カラアゲ」と呼ぶ。店内に並んだアイテムの比率は、古着とデッドストック70%、オリジナル15%、セレクトブランド15%。古着とデッドストックは軍ものが多めの構成で、これも高橋さんが好きなもの。「あまり見かけないフランス軍の昔のものとか、ガスが蔓延しているところに行く特殊部隊のものとか」。オリジナルアイテムは、昨年の夏くらいから本格的に始動。
ココでしか見つけられない、遊び心を感じる、今のTOKYOカルチャーが香り立つモノをセレクトする高橋さんの審美眼を楽しめるので、[カラアゲ]はとっても魅力的なショップなのです! みなさんもぜひ足を運んでみてください!!
ロゴのセンスに注目したいオリジナルアイテム。
シューズも各種セレクト。おそらくコレはブートモノとのこと。でも、ブートレグだとわかっている上で履きこなせば、それもまた楽しい。
オリジナルのポケTには「からあげおじさん」(オーナーの高橋さんをイラストに)。
古着のスウェット類も充実。
タコライドのロンT。胸の文字を読むとスシガタベタイデス。このセンスいいですね。各6800円。
’60年代の仏軍のデッドストック。1万6800円。
サノバチーズのヘンプスラックス。2万円。
左/RWCHEクルーが描いた作品が壁に飾られている。右/モザイスキーの作品。東京アンダーグラウンドカルチャーから発信し続けるグラフィティアーティストである彼らのミステリアスなタギングに高橋さんは魅せられたと語る。縁があり、ここ[カラアゲ]でモザイスキーの作品を展示するイベントを開催したそうです。
高橋さんの私物の中から、このお店を始めるきっかけともなったルーツ的な私物を見せていただきました。まだ[カラアゲ]に足を運んだことがない方も、こんなお店なんだろうなと、何かを感じでいただけると幸いです!
プリントネル地を使った’60年代のオープンカラーシャツ。
’70年代のリーバイス505。
スケートカルチャーにも造詣が深い高橋さん。’80年代のドッグタウンのスウェットがお気に入り。
カラアゲ
住東京都渋谷区西原3-14-6
☎03-6407-0961
営13:00〜21:00(日〜20:00)
休水曜
http://coloratagainst-online.net/
Photo:YUTA KONO
Illustration:KEITA UEMURA
Text:KIYOTO KUNIRYO