新生活がスタートするタイミングに合わせて、ファッション関係者20名がこの春注目しているスニーカーをピックアップする本企画。前回の“ニットアッパー”に続き、第2回目では“大人でも履けるハイテクモデル”のトップ3をご紹介。シンプル&こなれ感が求められるのが大人の装い。では、その足元に似合うハイテクモデルの条件とは? 早速以下の結果をチェック!
第1位 28POINT
リーボッククラシック
ゾクランナー ウルトラニット ヘザード
’70年代、’80年代、’90年代と各時代を代表する同ブランドの名作ランニングのディテールを備えた、まさに集大成的モデル。テクスチャー感が楽しめるニットアッパーが大人の足元によく似合う。1万6000円(リーボック アディダスグループお客様窓口)
リーボック アディダスグループお客様窓口 ☎0570-033-033
<COMMENT>
「優れた履き心地や軽量性を実現しながらもシンプルなデザインなので、ジーンズやチノなど何にでも似合います」(スタイリスト・高塩崇宏さん)
第2位 18POINT
ナイキ スポーツウェア
ナイキ エア マックス LD-ZERO
<フラグメント>のデザイナーを務める藤原ヒロシ氏によるオリジナルデザインから着想を得た本作は、‘70年代の名機「LD-1000」のアッパーにフルレングスのマックス エアクッショニングを融合している。1万8000円(ナイキ カスタマーサービス)
ナイキ カスタマーサービス ☎0120-6453-77
<COMMENT>
「ハイテク系は時に子供っぽく見えがちですが、こちらはアッパーもシンプルでスマートな印象を与えてくれます」(ムロフィス・嶋田哲也さん)
第3位 13POINT
アディダス オリジナルス
エキップメント サポート ADV PK
’90年代に一世を風靡したエキップメント・ランニングシューズの名作が、伸縮性のあるプライムニットのアッパーとクッション性のあるEVAミッドソール、さらにモダンなデザイン解釈を加えて復活。2万2000円(アディダスグループお客様窓口)
アディダスグループお客様窓口 ☎0570-033-033
<COMMENT>
「’90年代当時は通好みとされていたモデルが現代的に進化し、大人になったいま履けるのがうれしい限りです」(ライター・ TOMMYさん)
各メーカーの最新技術が注ぎ込まれたハイテクモデルこそ、常に進化し続けるスニーカー業界を象徴するカテゴリー。昨今注目の“アスレジャー”スタイルにおいても必須アイテムとなっているが、あまりに機能性を優先させたデザインでは合わせづらいという難点も。ゆえに求められるのは、優れた履き心地と融合したシンプルな佇まい。その点を踏まえると、第2位「エア マックス LD-ゼロ」や第3位「エキップメント サポート ADV PK」のような、ローテク&ベーシックなデザインをベースとしたアップデート型が支持されるのもうなずける。今回第1位となった<リーボック クラシック>の「ゾクランナー」は、そんな時代のニーズにマッチしたモデルであり、今後もこのような大人向けハイテクモデルの需要は高まっていくと思われる。
次回は“白キャンバスモデル”のランキングを発表します!
第1回 ニットスニーカー編の記事はコチラ>>>
<アンケート協力者>
【アタッシュドプレス】レボリューションPR・田中望さん、ハンクスPR・寺井仁宣さん、スタジオファブワーク・水澗航さん、ムロフィス・嶋田哲也さん、白井教政さん【スタイリスト】菊池陽之介さん、平松正啓さん(Y’sC)、柴山陽平さん、高塩崇宏さん、尾後啓太さん、荒木義樹さん(The VOICE)、川崎英治さん、金井尚也さん、来田拓也さん、与那嶺龍人さん、近藤有倫さん【ライター】國領磨人さん、TOMMYさん、山崎諭さん(04)、廣田俊介さん
<採点方法>
業界人20名が各設問に該当するスニーカーを各2位まで回答。1位=5点、2位=3点で合計し、点数の高い順でランキングした。
Photo:YUTA KONO/Styling:NAOYA KANAI/Text:TOMMY