毎月次々と新作が店頭に並び、人気ブランドがしのぎを削るスニーカーシーン。数あるモデルから、本当に“買い”なのはどれなのか? その疑問をファッション関係者20名がアンケート形式で回答。集計結果から、今シーズン注目すべきスニーカーを紹介していく。この第3回目では、足元を爽やかに見せてくれる“白キャンバスモデル”のトップ3を紹介していこう。
第1位 26 POINT
コンバース
キャンバス オールスター HI
シンプルを極めた元祖バスケットボールシューズのハイカット版。シ−ズンごとに登場する無数のカラバリと、気負うことなく履けるイージーな履き心地で圧倒的支持を獲得。リーズナブルな価格も多色買いに最適だ。5800円(コンバースインフォメーションセンター)
コンバースインフォメーションセンター ☎0120-819-217
<COMMENT>
「誰しもが1足は持っているであろうキング・オブ・ローテク。どんなボトムスにも対応する汎用性が最大の魅力です!」(ライター・國領磨人さん)
第2位 20 POINT
スペルガ
2750
飽きのこない普遍的なデザイン性が高評価を受け、ヨーロッパのリゾート地では王道とされている〈スペルガ〉の定番モデル。ブランドロゴが刻まれたハトメやヒールのラバーパッチなど、さりげないディテール使いは、まさに玄人向けだ。7800円(プロスペール)
プロスペール ☎03-5778-4886
<COMMENT>
「大人のMJ世代に履いてもらいたい白キャンバスといえばコレ! っていうぐらいの一足。まさにシンプル・イズ・ベスト」(スタイリスト・尾後啓太さん)
第3位 16 POINT
ヴァンズ
エラ
名作「オーセンティック」をスケート用に改良して、1976年に発売された〈ヴァンズ〉のスタンダードモデル。内羽根仕様のシンプルなアッパーに、ステッチがアクセントを添える。これからの季節は、ぜひショーツに合わせて履きたい。4500円(ヴァンズ ジャパン)
ヴァンズ ジャパン ☎03-3476-5624
<COMMENT>
「クッション性を持たせたことで生まれた絶妙なボリューム感のおかげで、どんなスタイルにもハマります」(スタイリスト・荒木義樹さん〈The VOICE〉)
来たるべき夏に備えて、今からチェックしておきたいのが“白キャンバスモデル”。季節的にもっともその爽やかさが活きてくるため、下駄箱に1足は用意しておいて損は無いだろう。今回は王道中の王道である〈コンバース〉の「オールスター」が、見事1位を獲得したが、2位&3位も同様に定番モデルがランクイン。それらの支持理由としては“シンプル”“合わせやすさ”を挙げる声が多く、ファッションアイテムとしての有用性が求められていることが分かった。ちなみに他には〈ムーンスター〉や〈トレトン〉〈スベリートップサイダー〉などのローテク老舗系ブランドに票が集まり、前回の“大人が履けるハイテク”とはまた違ったベクトルで、ルックスに重点を置いたチョイスがなされているという印象を受けた。
次回は番外編として、今回アンケートにご協力いただいたプレス、スタイリスト、ライターの皆さんがイチオシの個人賞を発表します!
第2回 大人でも履けるハイテクスニーカー編の記事はコチラ>>>
<アンケート協力者>
【アタッシュドプレス】レボリューションPR・田中望さん、ハンクスPR・寺井仁宣さん、スタジオファブワーク・水澗航さん、ムロフィス・嶋田哲也さん、白井教政さん【スタイリスト】菊池陽之介さん、平松正啓さん(Y’sC)、柴山陽平さん、高塩崇宏さん、尾後啓太さん、荒木義樹さん(The VOICE)、川崎英治さん、金井尚也さん、来田拓也さん、与那嶺龍人さん、近藤有倫さん【ライター】國領磨人さん、TOMMYさん、山崎諭さん(04)、廣田俊介さん
<採点方法>
業界人20名が各設問に該当するスニーカーを各2位まで回答。1位=5点、2位=3点で合計し、点数の高い順でランキングした。
Photo:YUTA KONO/Styling:NAOYA KANAI/Text:TOMMY