夏に向け、圧倒的なほどに人気を高めているのが“スポサン”。多くのブランドから、さまざまなスポーツサンダルがリリースされている。ただし人気が加熱しているからこそ、あまりにも選択肢が多過ぎて、何を選べば良いのか迷っている人も少なくないようだ。
そんな悩める読者に助け舟を出そうというのが今回の企画。多忙なファッションのプロに無理をお願いし、実際にじっくりとスポサンを履き比べてもらって、総勢50足からベスト10を選び出した。確実にスポサン選びの参考になる結果を、さっそく10位から発表しよう!
Photo:YUTA KONO、Styling:EIJI KAWASAKI、Text:MASAHIKO TAIRA[pop*]
ノースフェイス「ウルトラ ティダル」1万2000円/ザ・ノース・フェイス (同・原宿店)
問い合わせ先: ザ・ノース・フェイス原宿店 TEL:03-5466-9278
シューズとしては、ダウンブーツ「ヌプシ ブーティ」が絶大な人気を誇っている〈ザ・ノース・フェイス〉だが、サンダルも人気が上昇中! この「ウルトラ ティダル」は優秀な出来栄えで、衝撃吸収に特化したEVAミッドソールなどを搭載し、安定性が抜群だ。
〈審査員のコメント〉
「シンプルなデザインの中に上品さがあってかなり好きですね。合わせるアイテムやスタイリングを選ばない汎用性の高い面持ちだと思います。機能的にも、ビブラムソールなので信頼できますね。トレッキングブーツと同等のソール構造って、スゴくないですか!? 歩きやすいのも納得です」(スタイリスト 深澤勇太さん)
「個人的には“履き心地”が最大のポイント。足が小さいからなのか疲れやすいので、履き心地が悪いと結局は履かなくなっちゃうんです。その点、このサンダルは、履き心地が抜群。引っ掛かり過ぎないインソールの質感も個人的にはツボです。シンプルなデザインも好きで、ソール外側のヒール部分に使われている光沢あるパーツがアクセントになるのもポイント」(編集者 古川良一さん)
「一見シンプルなデザインなんですが、色味や素材感に絶妙な変化があってバランスの良いルックスだと思います。立体的なソールが足にぴったりとなじむ感じもいいですね。すぐに足が疲れるサンダルもありますが、これは朝から夜まで履いても疲れなさそう。4箇所でフィット感を調整できるN字型のストラップも、別格のフィット感に貢献していると思います」(ライター&エディター 平 格彦さん)
ヴァンズ「ラグーナ V7608」6900円/ヴァンズ (同・ジャパン)
問い合わせ先: ヴァンズ ジャパン TEL:03-3476-5624
「オーセンティック」、「オールドスクール」、「スリッポン」など、スニーカーの名作が多い〈ヴァンズ〉に本格的なスポサンが登場!! ワイドなストラップの上からワンタッチ式のストラップで補強する仕様で、ホールド感を追求している。ソール背面にはおなじみの“VANS OFF THE WALL”が付属。
〈審査員のコメント〉
「スポサンの大切なポイントである“クッション性”で惹かれました。アウトソールはスニーカーにも通じるデザインなんですが、インソール部分が低反発になっているので履き心地がかなり良くて、いつまでも歩き続けられそうです(笑)。ヘビー過ぎずライト過ぎないモノトーンのカラーリングも合わせやすくて重宝します」(スタイリスト 星 光彦さん)
「リーズナブルな価格なので、1シーズンで履き潰すくらいの感覚でガンガン使いたいですね。ブラック×ホワイトのバイカラーは幅広いコーディネートに合いそうなので、その意味でもヘビーローテーションで使えると思います。そもそも、〈ヴァンズ〉のスポサン!? っていう意外性もけっこう大きなポイントですよね」(ライター 山崎 諭さん)
恐らく他の人も言っているとは思いますが、ソールのクッション性が圧巻です。さらに、ワイドにホールドしてくれる2重のストラップが足首まであるので、しっかりと包まれているようで安心して歩けます。しかも、各パーツが頑丈で耐久性も高そう。この値段なら、絶対に買って損はしません!」(スタイリスト 川崎英治さん)
今回の発表は10~9位まで。次回の8位以降の紹介もお楽しみに!
★スポサンを見て、触って、履き比べてくれたみなさん(※敬称略 ※50音順):
スタイリスト 尾後啓太、スタイリスト 川崎英治、ライター&エディター 平格彦、スタイリスト 深澤勇太、編集者 古川良一、スタイリスト 星 光彦、ライター 山崎 諭、スタイリスト 来田拓也
<採点方法>
各業界人が50足あるスポさんの中から各5位まで回答。1位=5点、2位=4点、3位=3点、4位=2点、5位=1点で合計し、点数の高い順でランキングした。