渋谷の東急本店を左手に見ながら代々木八幡方面に歩いた神山町・富ヶ谷エリアが、昨今話題の「奥渋」。
そして富ヶ谷交差点から徒歩圏内の「代々木上原」。渋谷の喧騒から離れた場所を散策すると、価値あるショップに出会えます。
代表の飯田康貴さん。
2016年4月に神山町に誕生した古着屋。店名のブラケットは、印刷用語でカッコのこと。「本当は、名前をなくしてカギカッコの記号だけにしたかったんですけど…。その理由は、名前を意識しないで、素直にいいと思ったものだけをセレクトしていきたいからなのです」と語る代表の飯田康貴さんは、ヴィンテージ業界で名を馳せる中目黒のジャンティークにて10年間勤務の後に自身のショップを始めた。
店内の古着やデッドストックは、イギリス、フランス、アメリカ、日本から選び抜いていて、「えっ、こんなのがあったの?」というようなものを集めたいという。下で紹介する旧国鉄で着られていたワークジャケットはユーズドもデッドストックも揃えている。
こんな感じで、他店では見たことのないものを探す楽しみがあふれる素敵なお店なのです。
旧国鉄のワークジャケット。1万800円。
アメリカものは’60年代くらいまでのシャツが軸。
フランス古着のコーナー。
’30〜’40年代製のフレンチワークパンツ。1万8000円。リアルなグランジムードはもとより、ベルトループなしでサスペンダーボタン仕様など、時代考証の勉強にもなる。
ブラケット
住 東京都渋谷区神山町13-13 1F
☎03-6416-8079
営 12:00〜22:00
休 不定休
http://www.brackets-shibuya.com
Photo:YUTA KONO
Illustration:KEITA UEMURA
Text:KIYOTO KUNIRYO