いつも決まったショップのみを攻めるコースで、原宿を知った気になっているそこのアナタ。そして、まだ原宿に行ったことのないアナタ。原宿には、”なかなかツウなお店”があるのをご存知でしたか?
明治通りを渋谷の方から歩いてきたとしましょうか。表参道との交差点を越えて、左手に竹下通りが見える信号も越えて、陸橋があるところを右へ。30mくらい歩いて横断歩道手前の右側のビル1階にあるのがハミングバーズヒルショップです。もともと恵比寿で2009年にオープン。今年の1月27日に原宿に移転してきました。テーマとして掲げているのは、「モダンカントリー」。アメリカンヴィンテージをベースにしながら独自のアレンジを加えたファッションを提案しています。同じビル内に同コンセプトのアメリカンレストランもありますので、服を堪能してからハンバーガーも味わうのがツウな楽しみ方と言えるでしょう。セレクトしたアイテム、別注したアイテム、オリジナルアイテムがある中で、今回はハミングバーズヒルショップらしさが特に濃密なものをピックアップしてみました。
ヒピハパ×ハミングバーズヒルショップのツイードジャケット。ハミングバーズヒルショップのテーマカラーであるブラウンとネイビーを軸にしてクレイジーな切り替えで遊んでいます。タイドアップで着るのが気分。各6万2000円
ハミングバーズヒルショップのオリジナルレザージャケットにもブラウンとネイビーが使われます。ブラウンの1着にはホースハイドが使われていて、オリジナルのシルバーボタン付き。インディゴ染めした鹿革を使っているのがネイビーの1着で、鹿の角を加工したボタンが配されます。ブラウン3トーン14万8000円、ネイビー18万円
手前はサウンドマン×ハミングバーズヒルショップのベスト。右の身頃にはふたつのポケットが配されていてワークテイストなデザイン。インディゴ染めの刺し子ファブリックで別注しています。奥に見えるのはエンジニアードガーメンツ×ハミングバーズヒルショップのシャンブレーシャツ。クレイジーパターンで、なおかつハンドステッチ入りというのがハミングバーズヒルショップらしい味付け。ベスト2万2000円、シャツ3万5000円
トリッカーズの名作、カントリーブーツにも大胆な別注をかけています。ネイビー2トーンのコードバンを使ったタイプとネイビー単色のコードバンを使ったタイプ。各11万7000円
ユーズドのシャンブレーシャツにハミングバーズヒルショップが刺しゅうを入れてカスタム。裾は短くリメイクされていて着こなしやすいサイズ感に。1枚1枚に違う刺しゅうがあしらわれているので、宝物探し感覚でお気に入りを見つけ出してください。1万8500円
1920〜40年代のヴィンテージのナバホジュエリーも扱っています。バングルにリング、コンチョなど種類は豊富。
ハミングバーズヒルショップがオリジナルで製作したレザートートバッグ。国内有数のタンナーとして知られる栃木レザーでなめされた革を使用。各5万7000円
こちらは、ホワイトハウスコックスに別注したシリーズ。表から見ると単色で、内部が3トーン配色というのがおもしろいのです。お堅く見えがちなブライドルレザーの革小物に遊び心を注入。3トーンジップラウンドパース5万3000円、3トーンロングウオレット4万5000円、3トーン3フォールドパース4万2000円、3トーンカードケース1万9000円
プレスの小林直人さん。ヴィンテージやナバホジュエリーを愛するナイスガイです。
【SHOP DATA】
Hummingbirds’hill shop(ハミングバーズヒルショップ)
東京都渋谷区神宮前3-27-22 ル コタージュビルディング101
☎︎03-6721-0189
営 11:00〜20:00
休 無休
http://hummingbirdshill.com/shop/
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Text:KIYOTO KUNIRYO