デザイン力が高まって、コスパなアイテムもおしゃれ戦闘力が十分整ってきている昨今。
ならば、読者のみなさまが本誌の中から選んだ人気コーデは、果たしてコスパなブランドから選んでも成立するのかを確かめてみたくなってしまいました。
20代のはじめ、給料も安かった頃、筆者もファッション誌を見て、似たようなアイテムで、自分の給料に見合った価格のモノを必死に探した経験があります。
モノによっては、シルエットが微妙だったり、素材感には多少満足しきれない部分が出てくることもあったけど、いろんなモノを実際に試着してみることで、感じること、わかること、勉強になることがたくさんあったと記憶しております。
ここに紹介するモノも、誌面で紹介したモノも、読者のみなさへは、ぜひ実際に試着してみることをオススメいたします。
今企画において、筆者は実際に着用して気づいた点を列記していきます(多少辛口なコメントもあるやもしれませんが、お許しください)。
みなさんも、いろいろなモノを着てみることで感じた自分のフィーリングを大切に、何を購入するかを決めてみてくださいね!
スウェット1998円/スピンズ(同)、イージーパンツ3990円/コエ(同・自由が丘店)、メガネ1500円/キュイー(同)
本誌コーデの第5位は、「気負わない抜け感」をテーマとしたコーデです。その重要アイテムたる白ベースのスウェットを探したのですが、残念ながらフロントにロゴデザインが入ったタイプでは見つけられませんでした。ボトムスは生地こそ多少異なりますが、センタークリースが効いた同じようなタイプのイージーパンツをコエで発見。全体的に気負わない感は表現できたと思います。さすがに白が放つクリーンなイメージの強さは本誌コーデの勝ちですね。
コート1万4990円/コエ(同・自由が丘店)、カットソー1599円/スピンズ(同)、ジーンズ2490円/GU(同)
第4位のコーデは、トップスのやや重い色合い&ゆったりとしたシルエットに対して、ボトムスは軽やかな色合い&細みなシルエットという対照的なアイテムでバランスを取っているのがキモとなっています。コスパ版でもその点はしっかりとクリアしていて、かなり近いイメージのコーデができたと思えます。見た目の大きな違いは、ジーンズの色落ちユーズド加工の具合とコートのディテールぐらいですね。
ニット2990円/ユニクロ(同)、カットソー2900円/バックナンバー(ライトオン)、イージーパンツ5990円/コエ(同・自由が丘店)
第3位のコーデは、ドレープ感をテーマとしています。コスパ版のニット、イージーパンツともに素材としてはドレープ感が出るアイテムで、雰囲気は本誌コーデにかなり近いですね。違いは発色のみといったところでしょう。
スイングトップ5990円、スラックス5990円/ともにセブンデイズサンデイ(同・ダイバーシティ東京プラザ)、ボーダーカットソー2900円/バックナンバー(ライトオン)
本誌コーデはセンタクリースに裾はダブル仕様というスラックスのディテールを備えたデニム素材のパンツというかなり凝ったアイテムです。残念ながらコスパではここまでのアイテムは見つけられませんでした。そこで、セブンデイズサンデイのインディゴ染めスラックスで対応してみました。ディテールは別として、全体の雰囲気としては、近いコーデを再現できています。
テーラードジャケット4990円、パンツ1990円/ともにGU(同)、カットソー1998円/スピンズ(同)
第1位のコーデは、リラックス感のあるセットアップがテーマです。インナーに白を選んで抜け感とクリーンさを加味しているのもポイントです。今回、意外と思ったのが、コスパではフォトプリントロンTが見つからなかったということ。そこで、ロゴプリントのロンTで対応してみました。クリーンなイメージは充分に出せていると思います。
掲載商品のお問い合わせ先
キュイー ☎03-5428835
コエ 自由が丘店 ☎03-5726-9117
GU ☎0120-856-452
スピンズ ☎0120-011-984
セブンデイズサンデイ ダイバーシティ東京プラザ ☎03-5579-6187
ユニクロ ☎0120-171-296
ライトオン ☎03-3486-8701
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA/Styling:NAOYA KANAI