秋はシャツが大活躍。今年トレンドのタイプから定番デザインまでピックアップしつつ、今年らしい着こなし方を詳しく解説!! スタイリストのナビゲーションでわかりやすく選ぶ方法をご紹介します。

Photo:HIROAKI KAWATA／Styling:TAKUYA RAITA／Text:MASAHIKO TAIRA［pop*］

 

Q.シャツの生地にはどんな種類がありますか？

Linen
リネン

亜麻の繊維をつかった織物のこと。適度な光沢と通気性の良さが特徴で、春夏用のシャツに使われることが多い。また、着込むほど増す風合いと独特なシワ感も魅力で、こなれた印象が演出できる。2万円／パイカジ（同）

 

Flannel
フランネル

柔軟で軽やかな毛織物のこと。いわゆるネルシャツの“ネル”はフランネルのことを指す。本来はウールだが、最近はコットンなどの素材も多い。2万3000円／エデュケーション フロム ヤング マシーン（ラブレス青山）

 

Oxford
オックスフォード

ボタンダウンシャツに使われることが多く、“オックス”と略されることも。日本名は“斜子織り”だ。通気性に優れる薄手の織物だが、ふっくらとしていてシワがつきにくい。1万80
00円／デラックス（ブリッジ）

 

Broadcloth
ブロード

上品なドレスシャツの定番生地。イギリスでは“ポプリン”と呼ばれ、光沢感のある平織りの織物だ。糸が細くなるほど光沢が増してエレガント。コットン100％やポリエステル混紡のものが大半。2990円／ユニクロ（同）

 

Rip-stop

リップストップ

“リップ”は“引き裂く”という意味で、“リップストップ”は裂けることを防止するという意味。ナイロン繊維などを格子状に編み込み、生地が破れても損傷の拡大を防ぐ。1万8000円／ティグル ブロカンテ（同）

 

Nylon
ナイロン

ポリミアド系合成繊維の一般名。吸湿性が低いため速く乾き、シワになりにくい。耐久性を追求した生地や伸縮性を会え得た生地など、種類は多様化。4万5000円／デサント オルテライン（デサント ブラン 代官山）

 

Corduroy
コーデュロイ

ビロード織りの織物で、畝の凹凸が特徴。起毛感もあって保温性が高いため、秋冬向きのアイテムに多く用いられる。最近は伸縮性を加えたタイプも多く、この秋の注目素材のひとつ。1万4000円／アバハウス（同・原宿）

 

Denim
デニム

縦糸が染糸で横糸が白糸の綾織生地。縦糸が白糸で横糸が染糸なら“ダンガリー”、綾織ではなく平織りになら“シャンブレー”となる。8500円／エドウィン イー スタンダード（エドウィン トウキョウ ハラジュク）

 

 

Q.襟の種類と特長が知りたい

オブロングカラー

台襟がない仕様のこと。ボディから襟に掛けて1枚の生地でつながっていることから、ワンピピースカラーとも呼ばれる。第1ボタンを外しての着用が定番で色気が漂うデザイン。1万3800円／トルネードマート（スピック インターナショナル）

 

オープンカラー

襟を開いて着用することを前提としたカラーで、別名は開襟。最近のトレンドでもある。ネクタイを締めることを想定していない仕様で、開放感やリゾート感を放つ。1万5630円／ワーク ノット ワーク（同・アーバンリサーチ KITTE 丸の内店）

 

バンドカラー

スタンドカラー（立ち襟）の一種で、帯上の生地（バンド）を着けた襟型のこと。ノーカラーを補強するために生まれたと言われている。首周りがすっきりした印象になるということで、ここ数シーズン人気が続いている。2万5000円／クロ（同・銀座）

 

ボタンダウンカラー

襟先をボタンで固定する仕様。もともとはスポーツ向きだが、アイビーリーガーに重宝されてアメリカントラッドの定番となった。襟がロールするほどエレガントな印象。2万6000円／インディビジュアライズド シャツ（メイデン・カンパニー）

 

セミワイド

開きがやや広めの襟型。一般的に開きの角度が100～120度くらいを指す。レギュラーカラーに並ぶほどビジネスシャツでは定番。英国的なスタイルのデザインで、イングリッシュスプレッドカラーとも呼ばれる。2990円／無印良品 （同・池袋西武）

 

レギュラー

もっともスタンダードな襟型。襟の開きは75～90度くらいが一般的だ。さらに襟の幅は70～75・程度が現在の標準とされている。ちなみに、襟の開きが120～180度ならワイドカラーとなる。2万2000円／ロイヤルネイビー（ユナイト ナイン）

 

 

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