人気を集めるアウトドアブランドがリリースしているエントリーモデルは、それぞれどんな特性があるのか?
最終回となる今夜は、各モデルのディテールを比較するコンテンツをお届け!!
〈ザ・ノース・フェイス〉マウンテンレインテックスジャケット2万6000円(同・原宿店)
着丈70.2cm 身幅56.0cm
〈スノーピーク〉ウインド&ウォーター レジスタント ジャケット3万8000円(スノーピーク)
着丈74.5cm 身幅58.5cm
〈モンベル〉ストームクルーザー ジャケット(Men’s)1万9500円(モンベル カスタマー・サービス)
着丈71.0cm 身幅53.0cm
〈シエラデザインズ〉マウンテン・トレイル・パーカー2万3000円(アリガインターナショナル)
着丈70.0cm 身幅57.0cm
〈アークテリクス〉プロトン ライトフーディ2万8000円(ビームス 原宿)
着丈72.5cm 身幅55.0cm
スノーピーク→シエラデザインズ→ザ・ノース・フェイス→アークテリクス→モンベル
スノーピーク→アークテリクス→モンベル→ザ・ノース・フェイス→シエラデザインズ
〈ザ・ノース・フェイス〉フード部にはワンハンドドローコードが。フードを収納できるビルドインフード機能となっている。
〈モンベル〉ドローコードやベルクロでフードのフィット感を調整できるトライアクスルフードを採用。
〈ザ・ノース・フェイス〉ダブルフラップ仕様で、風をできうる限りシャットアウト。
〈スノーピーク〉ジップには引き手が付き、比翼仕様のおかげで首元の噛みを防止。ストレスフリーだ。
〈モンベル〉フロントジッパーが直接あごにあたる不快感を防ぐためのフラップがあり、ストレスフリーだ。
〈シエラデザインズ〉ジップはシンプルな仕様。比翼で防風性を高めている。
〈アークテリクス〉フロントジッパーは引き手付き。襟先で直接あごにあたる不快感を防ぐためのフラップがあり。さり気ないクールなデザインも特徴。
〈ザ・ノース・フェイス〉裾のドローコードは引手パーツ付き。
〈スノーピーク〉ドローコードはフード部と裾に搭載。
〈モンベル〉裾部分のドローコードは横、縦2方向に機能している。裾の幅、長さともに調整可能なのだ。
〈シエラデザインズ〉顔の周囲のフィット感を調整するドローコードにはクラシカルな円形レザーのドローコードストッパー付き。
〈アークテリクス〉ドローコードによって裾の幅を調整できる。絞り込んでも生地自体の通気性が高いので、蒸れからくる不快感はない。
〈ザ・ノース・フェイス〉縫製部分の裏地側は止水テープ仕様で水の浸入を防いでいる。
〈スノーピーク〉生地の縫製部分にしっかりとシームテープを採用している。こちらはサンプル商品のため無地の止水テープだが、発売商品ではメッセージ入りのオリジナルのシームテープ仕様になる。
〈モンベル〉まず第一に縫製個所を少なくしているという特徴がある。さらに必要最低限の縫製部分にはしっかりとシームテープを施している。徹底した防水への意識が伺える作りだ。
〈シエラデザインズ〉クラシックなデザインのアイテムなため、止水テープはないが、ジップ仕様の内ポケットが内蔵された親切設計だ。
〈アークテリクス〉合成素材インサレーションを採用。速乾性、耐久性を備え、湿った時でも温かさをキープしつつ、空気が自由に内外へ移動する。止水という点より、蒸れた空気の堆積を防ぐ方向性を追求している。
〈ザ・ノース・フェイス〉袖部はリブギャザーとベルクロの組み合わせでサイズを調整。
〈スノーピーク〉袖部はベルクロでサイズ調整可能。ディテールのデザインも秀逸だ。
〈モンベル〉袖部はリブ+ベルクロ仕様でサイズ調整可能。
袖部はシンプルなベルクロ仕様でサイズ調整可能。リブなしだが、三角布を使うことでストレスなく締めることができる。締めた時のシルエットはまるで上質なシャツの様。ここもクラシカルで通がしびれるデザインだ。
〈アークテリクス〉袖はシンプルなリブ仕様。
〈ザ・ノース・フェイス〉ポケットは比翼仕様で、水が浸入しづらい作りとなっている。
〈スノーピーク〉ポケットにはマチがあるので、厚みのある物を入れても着心地は快適なまま。
〈モンベル〉ポケット部は止水ジップにシーム処理を施し、防水性能を高めている親切設計だ。
〈シエラデザインズ〉前身頃の下段ポケットはとても実用的で、トップから入れる荷室とサイドから入れる荷室に区切られた二重構造。
〈アークテリクス〉フロント左胸にはポケット。シンプルなデザインだ。
掲載商品のお問い合わせ先
〈ザ・ノース・フェイス〉 ザ・ノース・フェイス 原宿店 ☎03-5466-9278
〈スノーピーク〉 スノーピーク ☎0120-010-660
〈モンベル〉 モンベル・カスタマー・サービス ☎06-6536-5740
〈シエラデザインズ〉 アリガインターナショナル ☎03-6659-4126
〈アークテリクス〉 ビームス 原宿 ☎03-3470-3947
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:NAOYA KANAI