ルールがあるのでコーディネイトを作るのは決して難しくないが、ルールがあるからこそセンス良く演出するのが難しいビジネススタイル。そこで今回は、着こなしを1ランク上げておしゃれに魅せるポイントをQ&A方式で解説。代表的な9つの疑問を解決して装いを格上げしよう。
スーツ自体の風格が大切なのは当然だが、上等なスーツもサイズ感が正しくないと台無し。とくにジャケットの肩周りは、修正が難しいので念入りにチェックすべきだ。ヒップ周りも含め、変なシワが入っていなければジャスト。また、袖口からのぞくシャツの幅と、襟の背面側から出ているシャツの幅を揃えるとエレガントに映る。
ジャケット、スラックス、ベストはもちろん、シャツやシューズのサイズ感まできちんとこだわってこそ、エレガントなビジネススタイルは完成する。主なポイントは右に挙げた通りだが、胸ポケットからチーフがのぞく幅までこんな部分に気づかえてこそ、完璧だ。
ジャケット3万2000円、ベスト1万5000円、シャツ9800円、パンツ1万6000円/すべてアバハウス(同・原宿)、タイ1万2000円/カラブレーゼ(シップス 渋谷店)、チーフ4000円/フェアファクス(同・コレクティブ)、シューズ2万5800円/バーウィック(アースマーケティング)
首の締まり過ぎはNG!
シャツの首元がジャストだと、見た目も着心地も窮屈になってしまう。指が1本くらいは入れられる余裕がほしい。
袖からシャツが1㎝のぞいているか?
忘れがちだが目につくのが袖口。シャツが1㎝くらい出ているのが正しいバランスだ。お直ししてでも調整すべき。
裾の長さはジャストレングスに!
パンツの丈はジャスト〜ハーフクッション。歩いても靴下が見えない長さが適正だ。裾がシングルなら気持ち長めで。
ジャケットの丈はお尻の半分は隠れるぐらい
カジュアルなジャケットはレングスが短めに設定されているが、スーツはヒップが半分くらい隠れる程度が最適。
Photo : HIROAKI KAWATA /Styling : TATSUHITO YONAMINE/Hair & Make : GORO/Model : SHOGO/Text : MASAHIKO TAIRA[pop*]