2017.12.20 Wed UPDATE FASHION

ビシッとスーツを着るためにオーダースーツを経験してみよう! BIZスタイルの簡単1up講座 ~第5回~

ルールがあるのでコーディネイトを作るのは決して難しくないが、ルールがあるからこそセンス良く演出するのが難しいビジネススタイル。そこで今回は、着こなしを1ランク上げておしゃれに魅せるポイントをQ&A方式で解説。代表的な9つの疑問を解決して装いを格上げしよう。

 

Q5.自分の体型に合ったスーツが欲しいのですが…

A5.最近ではグッドプライスのパーソナルオーダーが可能です。

 

体型は人それぞれ。個性があるので、既製品のスーツがそのままぴったり合うということはそう多くない。肩周りのサイズ感を基準にして選びつつ、袖丈や着丈などをお直しするという方法もあるが、最近はオーダースーツの価格もリーズナブルになってきたので、一度は誂えてみるのがオススメだ。オーダーできる主なブランドを紹介しよう。

 

オーダースーツの基本的な流れ


1.カウンセリング
オーダーの流れはカウンセリングから。まずは希望や好み、予算を相談してみよう。スタッフと意見交換することでイメージも固まるはずだ。

 


2.生地を選ぶ
見本帳などを参考にして生地をセレクト。色柄や質感が重要だが、最近はストレッチ性、防シワ性、撥水性といった機能を持つ生地を選べることも多い。生地によって価格が大きく変わることもあるので要注意。

 


3.デザインを決める
スタイルやディテールを選択。ベースとなるシルエットに加え、ジャケットのボタンの数、裏地、ボタンやステッチの色、パンツの仕様など、決めることは多い。最初はスタンダードな仕様で誂えるのが賢明だ。

 


4.採寸する
スタッフがメジャーを使って採寸。さらに、ゲージ服と呼ばれる採寸用の見本服を着て補正を加えながら体型のクセなども反映してく。数週間後、仕立て上がったスーツで最終フィッティングを行なえば完成だ。

 

 

麻布テーラー


国内屈指のテーラー。パターンオーダーがベースだがオプションが充実し、生地は定番から旬までおよそ3000種類も揃う。一着3万7000円から注文でき、納期の目安は4週間。スリーピーススーツ9万5500円、シャツ1万円、タイ6500円/すべて麻布テーラー(同・プレスルーム)、チーフはスタイリスト私物

 

HANABISHI


創業80年の老舗で品質はお墨付き。細かく採寸して体型に沿った補正を行なってくれる。縫製はすべて国内の自社工場。初回限定で3万9000円からオーダーでき、納期は3〜4週間程度だ。ジャケット5万円、シャツ1万1000円、セットアップパンツ2万2000円、タイ7800円、チーフ1000円/すべてハナビシ(同)

 

 

column
こんなブランド&ショップにもオーダーシステムがある!


リングヂャケット
大阪で創業した老舗スーツファクトリー。高い技術を背景に、海外の高級ブランドと遜色のない完成度を誇る。オーダーシステムは4種類。手軽なメジャーメードでも14万円〜なので、上質なスーツを求める上級者向き。

 


ナノ・ユニバース
おなじみのセレクトショップでもパターンオーダースーツを受注している。納期は1〜3週間と短めで、価格は通常6〜12万円程度。ただし、価格が大きく下がるフェアも実施されるので、こまめにチェックしよう。

 


ユニクロ
ジャケットのセミオーダーが可能。レギュラー32通り、スリム32通りから身幅&着丈を選べる。袖丈は1〜10㎝まで調整でき、色も選択可能だ。価格は1万4900円。既製品のスラックスを合わせればスーツになる。

 

 

Photo : HIROAKI KAWATA /Styling : TATSUHITO YONAMINE/Hair & Make : GORO/Model : SHOGO/Text : MASAHIKO TAIRA[pop*]

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