肌寒さが増しゆく今の時期、ついコーデに投入したくなるアイテム「ニット」。そこで本企画では今季のトレンドからイチ推しブランドまで、俺に似合うニットを様々な視点から導き出していきます。
ニット好きの間でもマストとして推す声の多い6ブランドから、今季最優先で手に入れるべきアイテムを厳選。
BRAND
1784年創業の英国を代表するニットメーカー。現在でも厳選された最高品質の原材料のみを使用するというポリシーは変えず、伝統によって培われてきた職人の技術と最新テクノロジーの融合により革新的なニットウエアを生み出している。
ITEM
(右)アブストラクトな模様を描くジャカード編みが絶妙な雰囲気を作り出す。アーシーな色合いが今旬な顔立ち。5万6000円、(左)アルパカ、ウール、ナイロンなど複数の糸を編み上げた一着。長い毛足をカールがふんわりタッチが身体を優しく包み込む。4万2000円/ともにジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー)
BRAND
ニットデザイナーとして数々のブランドに携わってきた脇坂大樹氏により2005年に設立。素材を熟知することで生み出されるテクニックで独自の編みパターンや色を表現し、“ラグジュアリー”と“コンフォート”を融合させたアイテムを展開。
ITEM
(右)カシミアシルクのモール糸を贅沢に使ったミドルゲージのプルオーバー。モール糸特有の毛羽立ちが独特な風合いを醸し、裾と袖口リブの振り柄がアクセント。5万9000円、(左)4色のエクストラファインメリノウール糸で独特の柄を表現すると同時に、肌触り良くふっくらと。2万7000円/ともにサイドスロープ(フォワードアパレルカンパニー)
BRAND
紡績・ニットメーカー〈佐藤繊維〉が培った技術やアイデアを結集して、2016年秋に創立。ウォッシャブル糸“レイズ”、カシミアを超越したウール糸“サルタン”を開発するなど、独自性あふれるもの作りで注目を集める。
ITEM
(右)100%のカシミア糸で目を詰めて編み上げて、ふんわりと包み込む柔らかな着心地を実現。アームのヒジ裏にデザインされたパッチが、さりげない存在感を放つ。3万6000円、(左)定番プルオーバーにハイネックタイプが新登場。糸に独自開発したウェイプリル加工を施すことで、水洗いも。3万9000円/ともに991(オン トーキョーショールーム)
Photo:HIROAKI KAWATA
Styling:YOSHIKI ARAKI
Hair&Make:YUMEKO OTA[earch]
Text:TOMMY