2020年の東京五輪が楽しみで我慢できません。どの種目を観戦しに行こうかと今からあれこれ思案していますが、追加で正式種目に選ばれたスケートボードとサーフィンはできれば観てみたいですね。今年は、60秒間で技の独自性や難度を競うスケートボードの採点競技「ストリート」の日本選手権が初めて開催されたりと(五輪では「ストリート」と「パーク」で計4種目を実施)新たな動きが見られました。そんな一年の締めくくりにこちらをどうぞ。
<ヴァンズ×ネペンテスエスビー>のスリッポン1万3000円(ビームス 原宿☎︎03-3470-3947)
<ネペンテス>にはいくつかのラインがありますが、<ビームス>との共同企画で生まれた初のスケートラインが<ネペンテスエスビー>です。「もし、学校にスケートボーディングの授業があったら」をテーマにして、今年の11月からオリジナルデザインのアパレルやコラボアイテムの展開をスタートさせています。<ヴァンズ>とのコラボでは名作「スリッポン」をアレンジ。アッパーでキャンバス地が使われている部分にはチョウの総柄プリントが入ります。甲とヒールパッチの素材はスウェードで、ヒールにはスケートボードに乗った「n」のロゴが刺しゅうされています。
インソールには<ネペンテスエスビー>と<ヴァンズ>のロゴが仲良く並んでいます。そして、通常の「スリッポン」には見られないオーリーガード(オーリーという技をした際、スケートボードの表面に貼られたデッキテープでアッパーの側面が擦れて破れるのを防ぐためのパーツ)がプラスされているところも見逃せないポイントです。
スケートボードは基本的に自由演技であるところがいいですよね。スポーツというよりもストリート育ちのカルチャーであり、アドベンチャーであり、ライフスタイルそのもの。大事なのはイチにもニにも創造力です。空き家に忍び込んで水の抜けたプールで滑っていたZ-BOYSの時代から続く、壮大なサーガなのです。そんな中、<ネペンテスエスビー>は新たなる希望と成り得る存在。今後の動向に注目を。
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:NAOYA KANAI
Text:KIYOTO KUNIRYO(NO-TECH)