意味あるデザイン&ディテールや安心感を高める優れた機能性、そして実用品としての適正なプライス。どれをとっても、アウトドアアウターは魅力的だ。各社から個性豊かなモデルが多数展開されている中で、大本命は一体どれだ?
Photo : TAKESHI KIMURA[BASK]
Styling : YUTA FUKAZAWA
Text : RUI KONNO
洗練されたアウトドアウェアの象徴となったこのブランド。洒落者たちが、私的偏愛モデルをリコメンド。
マイナス40℃にもなるヒマラヤ8000m峰の環境を想定したのが、ダウンをぎっしり詰まったこのモデル名の由来。シェルのゴアウィンドストッパー®は防風性を、ライニングのパーテックスは撥水性を備えている。(ザ・ノース・フェイス 原宿店)
「毎週末、山に登っていますが、テントで休憩中でも余裕の暖かさ。さすがサミットシリーズです」(太田さん)。[着用]パンツ/グラミチ、スニーカー/ZDA×シップス
顎まで届く高めのネック設計。
配色を切り替えたポケットのカバー部分にもダウンがぎっしり。
内側がギャザーになった袖口。風の進入を防いでくれる。
“サミットシリーズ”の証が左肩に。
600フィルパワーのダウンを使用し、単体でも着用できるナイロン製のライナーを採用した汎用型のジャケット。ミニマルなデザインのシェルには2層構造のハイベント®を使っていて、高い防水透湿性を備えている。(ザ・ノース・フェイス 原宿店)
「ラギッドすぎないデザインと、上品なグレーの相性が良いですね。街着としても重宝してます」(山仲さん)。[着用]パンツ/ノーブランド、シューズ/ホカオネオネ
前たての上部、顎に触れる部分にはフリースを使用。
脇下にはジップ式のベンチレーションが。
マットなスナップボタンは刻印入り。
ライナーのダウンにも同色のロゴ刺しゅうが。
2012年の登場以来、ストリートで絶大な支持を得ている人気作。’90年代に極地探検で使われていた高機能モデルをライトな仕様で復刻したもので、光電子ダウン®の優れた保温性と軽さが抜群の心地よさを実現。(ザ・ノース・フェイス 原宿店)
「ハイスペックなアウターに対して下半身はキレイめに合わせました」(高塩さん)。「着用」スウェット/アミ、カットソー/ヘインズ、パンツ/ヴィガーノ、シューズ/ソロヴィエール
ポケット内はフリースで暖かい。
ゴアウィンドストッパーで風による温度低下を解消。
2重になった前たては首元を寒風から守ってくれる。
専用のスタッフサック付きで携行も可。
高強度のナイロンに2レイヤーのゴアテックス®を組み合わせた防水仕様のハードシェル。ヘルメットの上から被れるフードや脇下のベンチレーションなど、機能的なディテールが様々なアウトドアシーンに対応する。(ザ・ノース・フェイス 原宿店)
「機能性と流行に左右されないデザインで合わせやすいですね」(星さん)。[着用]スウェット、シャツ、パンツ/すべてキート
“GORE-TEX®”の刺しゅうはアクセントとしても◎。
ポケットは開閉しやすい面ファスナー式。
フードのアジャスターはワンタッチで緩められる。
やはりベンチレーションは完備。