2017.12.31 Sun UPDATE FASHION

ロングライフな<エル・エル・ビーン>の温故知新。アウトドアブランドのアウターが傑作なワケ 32選 #6

<エル・エル・ビーン>は、1912年に米国のメイン州でスタートしました。代表作のひとつである「ボート・アンド・トート・バッグ」は、2017年度の「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞しています。グッドデザイン賞の中でも、ロングライフデザイン賞は10年以上の長年に渡って人々から支持され続けていて、今後も変わらずにその価値を発揮し続けるであろうと考えられるデザインに贈られる賞。良いものを長く使うことの価値を高めることが目的です。1944年以来、「ボート・アンド・トート・バッグ」は米国メイン州のブランズウィックにある<エル・エル・ビーン>の自社工場で、当時と変わらずに24オンスのキャンバス地を使って手作りされてきました。10年どころではなく、70年以上も愛されてきたロングライフデザインのお手本的存在です。

<エル・エル・ビーン>のメンズ・メイン・マウンテン・パーカ


<エル・エル・ビーン>のメンズ・メイン・マウンテン・パーカ3万9000円(エル・エル・ビーン カスタマーサービス☎0120-81-2200
 
そんな歴史あるブランドの中で、「メンズ・メイン・マウンテン・パーカ」は今季のニューカマーです。表地には優れた耐摩耗性と防水性を誇るナイロンのTEKキャンバスを採用し、中綿には高い撥水性と復元性が自慢のダウンテック™・ダウン(650フィルパワー)を使用しています。雪が降り積もるような厳しい寒さの中でも、しっかりと温かさを発揮してくれる1着なのです。
 

 
N-3Bタイプのデザインになっていて、フロントにはジップとパラシュートボタンが配されています。裾ポケットは、フラップ仕様とジップ仕様の2層構造。フードに付いたファーは、ジップで脱着可能。今季から登場したばかりですが、モデル名はブランドの故郷であるメイン州からネーミングされていますし、すでにフラッグシップモデルの風格をたたえています。この冬、故きを温めるブランドの新しきマスターピースを知ってみませんか。
 

 
 
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:YUTA FUKAZAWA
Text:KIYOTO KUNIRYO(NO-TECH)

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