2018.01.07 Sun UPDATE FASHION

機能性と芸術性が見事に融合した<マーモット>のコラボダウン。アウトドアブランドのアウターが傑作なワケ 32選 #10

正月の3日に公開した記事でも<マーモット>のダウンを取り上げました。1974年に米国のコロラド州グランドジャンクションにて設立されるやいなや、同年の秋にはクリント・イーストウッドが監督・主演を務めた山岳アクション映画『アイガー・サンクション』の撮影スタッフのために108着ものダウンジャケットを製作して一躍有名になったというブランドヒストリーも紹介しました。そんな<マーモット>ですが、現在ではファッション業界からコレボレートの相手先としてご指名を受けることが多いというのも人気を表すバロメーターのひとつになっています。

<ヴァイナルアーカイブ×マーモット>のダウン


<ヴァイナルアーカイブ×マーモット>のダウン7万4000円(LMH☎︎03-6427-5136
 

 
<マーモット>は<ビームス>や<フリークス ストア>といったセレクトショップはもちろん、ドメスティックブランドとも果敢にコラボレートを繰り広げています。こちらは、<ヴァイナルアーカイブ>との共作。
 

 
表地には防水性・防風性・透湿性を備えたGORE® THERMIUM™(ゴアサーミウム)を使用。750フィルパワーを誇るダウンにはナノレベルの耐久撥水加工down DEFENDER(ダウンディフェンダー)を施しています。これにより、水に弱いダウンの弱点を克服して雨の日でもダウンのボリュームを損なうことなく高い保温性をキープしてくれるのです。
 

 
ジャケットの内側に設けられたポケットには、1986年生まれのフォトグラファー小浪次郎氏が撮り下ろした写真をレイアウトしています。同氏は昨年には代官山 蔦屋書店で開催された個展などで話題を集め、2013年から9シーズンに渡って<ヴァイナルアーカイブ>の軌跡を記録した限定写真集『footprints』も披露した写真家です。「見たことのあるようなものを写真によって違う景色に変換する、または逆にファンダジーな世界を日常のような景色に見せるのが好き」という同氏の作品がジャケットの内側に潜み、<ヴァイナルアーカイブ>と<マーモット>によるコラボレートにさらなる熱気が加わっています。
 
 
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:YUTA FUKAZAWA
Text:KIYOTO KUNIRYO(NO-TECH)

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