センスに定評のあるプレス&ショップスタッフに今季らしい冬の着こなしを教えてもらった。GMTのプレス三浦さんが教えてくれるのはワンポイント加えるだけで、差別化が図れる上手な挿し色使い。ここでは初心者向けのレッドから、玄人受けのよいイエローまで冬コーデにベストな4色をピック。
今季らしいオーバーフォルムとのバランスを検討した結果、選んだ色は引き締め効果もあるブラック。実はあまり着ない色なのだそうが、挿し色使いを最大限に活かすのには最適の選択といえるだろう。
Profile
〈トリッカーズ〉や〈アイランドスリッパ〉などのシューズブランドを展開する「GMT」にてプレスを担当。“ミウラシュラン”という名でも親しまれており、幅広い交友関係を持つ。
ルールが決まっている正統派スタイルに色を挿すのは実は困難。「なので、柔らかなニットベストにカラーを落とし込むのがオススメ。シックな印象は変えずに馴染ませることが可能です」
ニットカーディガン/レスメイヤー、ジャケット、パンツ、キャップ/すべてサンカッケー、シューズ/G.Hバス、バッグ/ユーズド
アクセント効果の高いイエロー、しかもパンツとなれば完全に上級者向け。「他アイテムをブラックやネイビーなど落ち着かせることで、悪目立ちせず鮮やかな印象のみが手に入りますよ」
パンツ/セブンバイセブン、シャツ、ベレー帽/ともにウエストオーバーオール、ハイネックカットソー/チャンピオン、シューズ/セルジオロッシ、バッグ/サンカッケー、
取り入れやすさという点ではレッドは挿し色初級編。「ジーンズに白シャツをタックインし、赤のローテクスニーカーをひと挿しするだけで、アメカジ然とした装いに軽快さを加えました」。
スニーカー/ケッズ、シャツ、ジーンズ/ともにユーズド、キャップ/ヤング&オルセン
どうしてもシックな色に偏りがちな冬コーデ。そんな中で差別化を図るためには、色鮮やかなインナーとの合わせワザが有効。「特にターコイズの美しい色合いはコーデの格上げに必須です」
ニット/コーギー、チノパン/ユーズド、シューズ/クロケット&ジョーンズ、キャスケット/オールドタウン