2018.01.25 Thu UPDATE FASHION

〈カナダグース〉で、心地よい日々に向けた準備を! アウトドアブランドのアウターが傑作なワケ 32選 #18

2017年に<カナダグース>はブランドの起源となったメトロスポーツウエア社の創業から数えて60周年を迎えています。2010年代になって大ブレイクを果たしたブランドというイメージが強いかも知れませんが、創業者サム・ティックの孫がCEOに就任した2001年以来、メイド・イン・カナダにこだわることを宣言し、2004年には映画『デイ・アフター・トゥモロー』でスクリーンにも登場するなど、ブレイクに向けた地固めが着々と行われてきました。地球に氷河期が訪れるという天変地異スペクタル映画の中では、息子を救おうとする主人公を始めとしたオジサン連中の身体が<カナダグース>で守られていましたね。

<カナダグース>のサンドポイントジャケット


カナダグース>のサンドポイントジャケット3万3000円(カナダグース 千駄ヶ谷店☎︎03-5860-6518
 
今作は、凍える世界で息子を助けにいくオジサンたちほどシビアな状況で着るものではないのでご安心ください。むしろ逆で、少し暖かくなった季節に散歩したり、自転車に乗ったりといった楽しい時間の着用に適したモデルです。

素材の名称は、ソロライト。2017年の春夏シーズンから登場した新しいマテリアルで、<カナダグース>が独自で開発したもの。光にかざすと向こう側が透けて見えるほど薄くて超軽量、それでいて耐水性・耐風性・耐久性が高いという優れた素材です。
 

 

 
基本的にソロライトの1枚仕立てなのですが、部分的に用いられた裏地に幾何学模様で構成したダズル迷彩がプリントされてアクセントになっています。フロントジップを上まで閉めた際にアゴやノドに当たる部分には起毛素材がプラスされているので、不快な思いをしなくて済みます。背中の裾部分には、ジップポケットを設置。サイクルジャージーのバックポケットみたいにちょっとした補給食を入れておくなど、着用するシーンに合わせて使い方を工夫していきましょう。そのポケットのジップテープや裾から風が吹き込んでくるのを防ぐドローコードは、ネオンイエロー。薄くて軽いソロライトのカーキカラーに対して心地よい挿し色になっています。
 
 
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:YUTA FUKAZAWA
Text:KIYOTO KUNIRYO(NO-TECH)

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