2018.01.29 Mon UPDATE FASHION

〈ザ・ノース・フェイス〉の中から「初めてのゴアテックス」を選ぶならコレ! アウトドアブランドのアウターが傑作なワケ 32選 #20


 
ひとくちに「ゴアテックス素材」といっても、実はいろいろ。衣服の外部からやってくる雨などの水は通さず、衣服の内部で汗をかいて発生する蒸気は逃がすという孔の空いたメンブレン(極薄のフィルム)を使っていることに相違はありません。メンブレンをはさみこむ表地と裏地の仕様に違いがあるのです。
 

 
どうしていろいろなゴアテックス素材があるかというと、自分が置かれるであろうシチュエーションに見合ったものを選ぶためです。例えば、「より軽い装備で・より速くゴールにたどりつきたい」と考えるトレイルランナーなら、表地が薄いものを選んで少しでも軽さとしなやかな着心地を得る必要があります。ロングディスタンスを踏破する場合、この「少し」が大きな差になって自分に跳ね返ってくるからです。

「キャンプで着るし、今年はトレッキングにも行ってみたいし、あとは街で着ようかな」という人であれば、耐久性が高くて、オールシーズンに対応してくれて、価格もそれなりにこなれているものがいいでしょう。そんな1着を<ザ・ノース・フェイス>の中から選ぶとしたら、「マウンテンライトジャケット」が絶妙。

<ザ・ノース・フェイス>のマウンテンライトジャケット


<ザ・ノース・フェイス>のマウンテンライトジャケット3万6000円(ザ・ノース・フェイス原宿店☎︎03-5466-9278
 
軽さを重視するトレイルランナーが着るゴアテックスは、表地が極薄の13デニールだったりします。それが「マウンテンライトジャケット」の場合は、70デニール。キャンプでストリートでヘヴィロテしていくつもりなら、軽さよりも耐久性を重視するのが賢い選択となります(※もちろん、13デニールだからといってすぐに破れるといっているわけではありません。70デニールと比較した場合の耐久性の話です)。

実際のところ、「マウンテンライトジャケット」は<ザ・ノース・フェイス>のラインナップの中でも、かなりの売れ筋です。過去には<シュプリーム>とのコラボで大胆にリーフ柄を取り入れたバージョンが登場したりもして、街着としての人気に拍車がかかりました。「マイ・ファースト・ゴアテックス」として間違いなしの1着と言えますね。
 
 
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:YUTA FUKAZAWA
Text:KIYOTO KUNIRYO(NO-TECH)

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