2018.02.07 Wed UPDATE FASHION

春の嵐にも勝つ耐水圧を誇るのが、デサント オルテラインのシェル。アウトドアブランド傑作選 #25

<デサント オルテライン>が目指しているのは、特定のシーンや年齢を超えて使うことができて、流行に左右されることのない真のものづくり。「オルテライン」というのは、すべてという意味の「all」に地形という意味の「terrain」を組み合わせた造語です。

本日は、そんな<デサント オルテライン>のものづくりの成果を見ていきましょう。

<デサント オルテライン>のボアシェルジャケット


<デサント オルテライン>のボアシェルジャケット6万4000円(デザント ブラン 代官山☎︎03-6416-5989
 
「ボアシェルジャケット」の素材は、軽量なのに防風・防水に高い威力を発揮するダーミザクス®マットフレックス2.5L。フードのBoa®クロージャーシステム、袖のブロックフィットアジャスター、裾のコードロックシステムが効いて、使い勝手の良さが増し増しになっています。
 

 

 
Boa®クロージャーシステムにより、ダイヤルを回すだけで素早く簡単にフードのフィット感を好みの状態に調整可能。袖口に配されているのは、雨に濡れてもホールド力が落ちることのないブロックフィットアジャスターです。ブロック状のパーツをカチッとはめることで袖口のサイジングを調整します。裾のコードロックシステムは、特殊なパーツを用いて生地とドローコードを一体化したもの。従来の複雑な構造が簡素化され、利便性や耐久性が向上していてイージー&スピーディーなフィット調節ができます。

フロントジップ、胸ポケットのジップ、脇の下から身頃のサイドにかけてのベンチレーションジップは止水仕様。各シーム部は裏面からテープで止水処理済み。これらが、耐水圧20000mmを誇る生地にあしらわれているので怖いもの知らずです。「耐水圧」とは、生地に染み込もうとする水の圧力に耐える性能指数。耐水圧20000mmであれば、生地の上に1cm四方の柱を立てて、その中に水を入れた場合に20000mm(20m)までの高さの水圧に耐えられるということ。実際の気象条件に照らし合わせた際の目安はこちらになります。
 
20000mm 嵐
10000mm 大雨
2000mm 中雨
300mm 小雨

 
嵐が来たとしても大丈夫であろう生地を使って、フードに袖口に裾にジップにとディテールの隅々にまでこだわり抜いた1着。本当に頼りになります。
 
 
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:YUTA FUKAZAWA
Text:KIYOTO KUNIRYO(NO-TECH)

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