2018.02.17 Sat UPDATE FASHION

コートのシワや汚れをキレイに! プロが教える冬物メンテナンス術

冬の折り返し地点である今の時期に、冬物の汚れを一度チェックするのがオススメだ。自宅でできる冬物コートのメンテナンス方法を伝授!


ウールやギャバジンなどのコートのクリーニングは、シーズン終わりにだけ出すのが正解。水洗いではなく、必ずドライでオーダーを。

 

ケアに必要なアイテム


木製ハンガー
人体の骨格のアールを再現。ジャケット用だが、コートハンガーとしても使用可。4000円/ナカタハンガー(同)

 


豚毛ブラシ
軽くて持ちやすいエンジュ材を採用した豚毛の洋服ブラシは、ウールの衣類専用。6000円/江戸屋(東急ハンズ新宿店)

 


スチーマー
スチームとプレスの2WAYで使えるスチーマー。コンパクトさも◎。1万1800円/パナソニック(東急ハンズ新宿店)

 

 

【STEP1】ハンガーは肩に合った木製がベスト

まずは厚みのある木製ハンガーにコートをかける。木の素材は問わないが、できれば防虫効果のある杉の木を採用したハンガーが好ましい。

 

【STEP2】スチームをあてて汚れやシワを飛ばす

普通のアイロンにもスチーム機能はあるが、ハンガー掛けした状態にはスチーマーが使いやすい。汚れやシワに加え、気になるニオイを除去する効果も。

 

【STEP3】豚毛ブラシで上から下にブラッシング

ホコリや汚れを払い落とすように、上から下にブラッシングする。あまり強くやりすぎると、生地の劣化につながってしまうのでほどほどに。

 

 

【他にもある!覚えておくと役立つデイリーケア】

一晩外に干すと嫌なニオイを除去できる

着用の度にスチームをかけるのが理想的だが、面倒な場合はひと晩外に干すのも手。翌日には確実にニオイをしっかりオフできる。

 

ハンガー掛けする際はボタンを外す

フロントボタンを閉めると余計なテンションがかかり、型崩れやヨレの原因に。これはファスナータイプも同じなので、必ず外すこと。

 

 

教えてくれたのは…


サルト 神宮前 フィッター
阿知良 満さん
ファッション関係者も信頼を寄せる洋服お直し「サルト 神宮前」のフィッターを務めている阿知良さん。あらゆる洋服のお手入れにも詳しい。

Photo: YUTA KONO/Styling: TATSUHITO YONAMINE/Text: KYOKO CHIKAMA

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