2018.03.15 Thu UPDATE FASHION

マムートが! これを街で履かないなんてモッタイナイ 春のアーバンアウトドア計画「機能性たっぷりのシューズ編」#1

暖かくなってきましたね。今年は全国のいろんなところで記録的な寒さが続いてきましたから、春の陽気が本当にうれしく感じられます。これから先は楽しい花見もできることですし、気温の上昇に合わせてフットワークも軽くなっていくことでしょう。

そこで提案したいのが、せっかくの春気分を台無しにしない靴選び。13日までの連載では〝春のアーバンアウトドア計画「モノトーンカラーのシェル編」〟と題してアウターを紹介してきましたが、今日からは「機能性たっぷりのシューズ編」です。アウトドアの世界で磨かれてきた機能派シューズの恩恵。これを街履きでも堪能していきませんかという話です。

<マムート>のT-アジリティ LOW GTX MEN


<マムート>のT-アジリティ LOW GTX MEN 1万8000円(マムート スポーツ グループ ジャパン☎︎03-5366-0587

こちらは、<マムート>がトレッキング用に開発したモデルです。<マムート>は、山岳大国スイス発の老舗アウトドアブランド。長い牙を生やしたマンモスのロゴでお馴染みですね。山で履く靴といったら、一般的にはいわゆるトレッキングブーツのごっついフォルムと重たいウエイトを想像する人が多いことでしょう。それに比べて「T-アジリティ LOW GTX MEN」の場合は、見た目がすっきりしていて履き心地は軽やか。昨今では、山岳に設けられたコースを韋駄天走りするトレイルランニング用のシューズが軽さを重視した作りになっています。また、走るのではなくて歩いてロングディスタンスを踏破するハイカーの間においても、従来より装備の重量を軽くすることで、もっと速く、もっと遠くに到達しようというUL(ウルトラライト)思想が広まっていて、足元も軽量性のあるモデルが注目されていたりします。

実はこの流れ、山で履かずに街履きする人にとっても願ったり&叶ったり。見た目がすっきりしていて履き心地が軽いなんていうのは、まさに今の気分にぴったり。何年か前のノームコアのトレンド以降、飾り立てないミニマルなスタイリングに傾倒している人。または、山には登らないにしてもジムに通ったり、ヨガを始めたりして健康志向な毎日を過ごし、ふと気がつくとアスレジャーな感じのスタイリングに落ち着いている人。これらの2010年代らしいスタイリングにぴったりとフィットしてくれるのが、「T-アジリティ LOW GTX MEN」なのです。

モデル名に含まれている「GTX」とは、ゴアテックスのこと。ライニングにゴアテックスが仕込まれているので、靴内の蒸れは外に逃がし、雨などによる濡れは寄せ付けません。まぁ、街でどんなスタイリングに合わせるにしてもこのメリットは大きいでしょう。雨が降る日であっても、ごっつい&だっさいレインブーツで1日中歩きづらい思いをしなくて済みます。アッパーは最新の3Dニット技術によるもので、高い通気性とフィット感が得られます。甲や踵部のサポート力であったり、ソールのグリップ力であったり、シューズそのものの基本性能が優れているのは言わずもがなです。つまずいたり、転倒したりが命に関わることも考えられる山用のシューズですから、そのあたりはシビアです。

それでいてブラックのワントーンで揃えたカラーリングが洒落ていますし、緩める&締めるがスピーディにできるレースシステムは機能的にしてクールな面持ち。そうです、もはや街で履かない理由が見つからない名作なのです。

Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:YOHEI SHIBAYAMA
Text:KIYOTO KUNIRYO(NO-TECH)

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