今セレクトすべき正統派のビジネスアイテムを厳選。名門ブランドの名作ばかりを選びぬいたので、どれを選んでも即戦力かつ長く愛用できること確実だ。ブランドの解説とともに詳しく紹介しよう。
120年以上の歴史を誇る名門。映画界や航空界で重用され、確固たる地位と人気を築いた。アメリカのランカスターからスイスに拠点を移し、両者の長所を融合したユニークなデザインの時計を展開。
「ブロードウェイ」シリーズの「デイデイトオート」。6時位置のカレンダーに機能美が。12万円(ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン)
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シリーズの特徴はダイヤル中央の太いライン。ストライプ模樣との対比が躍動的だ。着想元はニューヨークの摩天楼。
創業は1988年。デザイン、開発、製造、組み立てという全工程をスイスの自社工房で行うマニュファクチュールだ。品質には妥協せず適正価格を追求し“手の届くラグジュアリー”を実現している。
ブランドの人気を押し上げたコレクション「ハートビート」。小窓から機構の鼓動がのぞける。16万8000円(フレデリック・コンスタント 相談室)
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象徴的な小窓に加えて、ローマ数字のインデックスと中央のギョーシェ彫りがクラシックなムードを後押し。
創業者のウェブ・C. ボールが1891年に鉄道時計の基準を設定し、その基準を満たす時計を製作したのがブランドの起源。頑丈で正確なのが最大の魅力だ。ONでもOFFでも使い勝手の良いデザイン。
ハイスペックな定番品「エンジニアⅡマーベライト」の耐磁性能アップ版。特殊合金ミューメタルを用いている。17万円(ボール ウォッチ・ジャパン)
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ボリューム感のあるインデックスが印象的。純白のダイヤルは日本限定デザインで、誠実なイメージを振りまく。
1861年にドイツのシュランベルクでスタート。構想、設計、構築、品質管理、組み立てを自社で行い、メイド・イン・ジャーマニーを貫いている。量産では生み出すことのできない個性が持ち味。
バウハウスで学び、ル・コルビュジエなどの思想も受け継いだデザイナー、マックス・ビルによるシリーズの逸品。13万5000円(ユーロパッション)
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装飾や機能を削ぎ落としたデザインが圧巻。ただし風防は特徴的で、ドーム型プレキシガラスを起用している。
1952年にスイスで設立。機械式にこだわりつつ、斬新なデザインにも取り組んでいる名門だ。また、コストパフォーマンスの高さも魅力。スケルトンの懐中時計作り続けていることでも知られる。
シンプルな面持ちで幅広く使えるラウンド型の「オリジナーレ」。薄型のケースまで黒で揃えたデザインがクールだ。12万円(ユーロパッション)
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自動巻き機構の精緻な意匠を鑑賞することができるスケルトンの裏蓋。ヘアライン仕上げの文字盤も美しい。