誰もが一本は持っているとはいえ、ひと口にジーンズといっても千差万別。シルエットから生地、加工、インディゴの色合いなど、さまざまな点で差異があるので、好みのブランドを見つけてほしい。
本誌でも馴染み深いブランドだが、デニムに関しては一家言をもつ。デニムに適した原綿を厳選し作られた糸を使用し、職人が染色を数回行なう特殊な技法を用いており、独特な色落ちを楽しめる。縫製もプロダクト毎に10数台のミシンを使い分ける徹底ぶり。
老舗の機屋と共同開発した14オンスのオリジナルセルビッジデニムを使用した一本。部分的に施したハンドステッチのリペア加工がクラフト感を伝える。4万8000円(TMT)
ブランド設立以来、世界が注目する実力派のデニムブランドとしてシーンを牽引する。ブランドネームの〈クロ〉は日本語の“黒”を意味する。縫製や染色、加工などデニム作りに関わる全工程でメイド・イン・ジャパンにこだわり、高品質なコレクションを展開。
「ジョカトーレ」と冠した新しいシルエットのモデルで、股上やヒップ周りにゆとりを含ませつつ、ひざ下から強めのテーパードを効かせたデザイン。2万1000円(クロ ギンザ)
原綿選びから始まり、試行錯誤を重ね、デザイナー森島 久氏のデニムに懸ける思いが結実したオリジナルジーンズは、現代のヴィンテージともいえる出来映え。デニムを中心に、愛着をもって着込むごとに自分だけのものに育てていけるアイテムを作り続けている。
L社の“66”モデルをベースにアレンジ。ベーシックな見た目ながら、原皮からなめした革パッチやオリジナル刻印入りリベットなど見所が満載。2万8000円(サロン ボンクラ)