――全国16ヶ所18公演となる『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2018 DOGG YEAR ~PARTY ON THE OFF ROAD~』も進行する中で届いた今回のシングル「SUPER BALL」はアートワーク含めて夏全開な仕上がりですが、どんな想いで曲の制作に向き合ったのでしょうか?
SWAY 今年の夏のDOBERMAN INFINITYというものを聴いてもらいたいという気持ちからですね。1stシングル「SAY YEAH!!」や昨夏の「DO PARTY」を超えるにはどういう曲を作るべきかを考えて、みなさんが楽しく弾けられる夏をテーマに、今回の「SUPER BALL」を制作していきました。
――表題曲「SUPER BALL」はKAZUKIさんプロデュースの楽曲とのことですが、実際どのように制作を進めていったのでしょうか?
KAZUKI とにかく夏にブチ上がる曲が欲しかったので、それなら自分のイメージで一度トラックを作ってみようと思って提案したのが始まりです。
――KAZUKIさんが制作したトラックが起用されるのは、初めてのことですよね?
KAZUKI はい、初めてです。でも、トラック制作自体は世に出すこともなく18歳の頃からずっとやっていました。
GS トラックを作っていることなんて何も聞いていないのに、スタジオに行ったら「トラックを作ったんですけど聴いてもらえますか?」と言うのでびっくりしました。
KAZUKI シンガーでありながらトラックも作れるアーティストになることは、自分のひとつの夢でもあったんです。
GS そんな話を聞いたらダメとは言えないですよ(笑)。
KUBO-C そりゃ言えん(笑)。
――先ほど「夏にブチ上がる曲」とおっしゃっていましたが、具体的にどんなイメージを持ってトラックを制作していったのでしょうか?
KAZUKI 今までレゲトンのビートで歌うことがなかったので、そこに挑戦してみようと思って制作していった感じです。
P-CHO KAZUKIがこの夏曲に懸ける想いは、メンバー会議の発言などを思い返しても凄く強いものがあったと思います。というのも、候補となるトラックを何曲も聴いていたんですが、しっくり来るトラックに出会えなかったんです。だったら自分のイメージで作って提案してみようというのが、KAZUKIの考えだったんだと思います。
GS 5人の想いをKAZUKIが音にして提案してくれました。メンバーの誰かがこうしてトラックを提供してくれるというのもDOBERMAN INFINITYの進化であり、強みになっていますね。
――トラックが決まった後はリリックを考えていく作業になると思いますが、どのように進めていったのでしょうか?
KAZUKI 確かSWAYさんが「SUPER BALL」というキーワードを出してくれたんだと思います。
KUBO-C トラックができ上がる前に、そのキーワードは出てたよな?
SWAY そうですね。僕的には「SUPER BALL」という言葉が夏を連想させてくれたんです。夏の屋台にはスーパーボールすくいがあったり(笑)。色的にもカラフルですし、弾ける感じもありますからね。
KAZUKI でも、「SUPER BALL」というキーワードを歌詞に落とし込むのには苦労しました。夏曲でアゲアゲな曲は世の中にたくさんありますが、DOBERMAN INFINITY的にはアッパーなだけでは満足できず、もうひとつ意味を持たせる曲にしたかったんです。結果、普段は内気でなかなか行動できない人も、勘違いでもいいから夏という季節に背中を押してもらって一歩が踏み出せる、そんな歌詞にしようということで着地しました。
――ポイントになるリリックを挙げるとしたら?
KUBO-C やっぱり〈アリそうぉ…〉じゃないですか?
SWAY サビ前ですね。
P-CHO 普段使っている言葉をそのまま歌詞に使いました。よく言うんですよね。逆説的に、ないだろうことを〈アリそうぉ…〉と。
KUBO-C この言葉に、勘違いでもいいから背中を押すような意味が込められているかなと思います。
P-CHO ファンの方々の間でも浸透してくれたら、ライヴでも面白い方向にいくんじゃないかなと期待しています。
KUBO-C アリそうぉ、好きそうぉといくらでも応用できますからね。
――他にもユニークな歌詞が出てきますよね?
SWAY 〈夏ごとごっつぁんです〉とか(笑)。こんな言葉すら取り入れてしまったのも、夏が背中を押してくれたからだと思います。
KUBO-C いつもだったら絶対に使わないワードだしね。
SWAY 夏曲として「SAY YEAH!!」があって「GA GA SUMMER」もあって、「DO PARTY」もあったので、新しいワード選びもいいんじゃないかなというノリでしたね(笑)。
――他にもレコーディングを思い返すと、この曲だからこその取り組みはありましたか?
SWAY 今回はみんなでマイクを囲んで歌うことが多かったと思います。ガヤも多いので、ずっと歌っていたという感想です。
KUBO-C バース部分はKAZUKIさんの厳しいご指導の元、がんばらせていただきました(笑)。
KAZUKI そんな厳しいこと言ってないですよ(笑)。
KUBO-C KAZUKIのこだわりの入った曲なので、冗談抜きにいいご指導をいただきましたね。
KAZUKI ラップ部分はCHOさんから意見をいただきましたし、決して僕だけのディレクションということではなく(笑)。
KUBO-C でも、今回はレコーディングしてても楽しかったですし、その楽しい想いが曲に込められたと思います。
――楽曲が仕上がった今、リスナーにはどんな風に届いて欲しいと考えていますか?
KAZUKI この「SUPER BALL」を聴くと、2018年の夏を思い出すような曲になればいいなと思います。あとは、この曲のメッセージに後押しされて、自分の殻を1枚破れるような曲になってくれたら嬉しいです。脱草食系男子的な、今夏のテーマ・ソングにしたいです。
――夏を盛り上げるアッパー・チューン「SUPER BALL」が完成しましたが、DOBERMAN INFINITYとして今年はどんな夏にしたいですか?
KUBO-C ツアーで行く各土地で夏を感じつつ、この「SUPER BALL」もどこかのタイミングで披露する予定です。みなさんの夏のプレイリストに「SUPER BALL」を入れてもらえるように、全国各地に僕たちも弾け飛びたいと思っています。
P-CHO 夏は一瞬で終わってしまうので、今年の夏は「SUPER BALL」を引っ提げてひとつひとつのステージをしっかりと噛みしめたいですね。今年も『D.Island』を開催できることは本当に幸せなことなので、夏を走り切ってみなさんと一緒に9月23日を迎えたいと思っています。
SWAY 今年はとんでもなく暑い夏になっているので、その暑さに負けないステージを見せていきたいです。〈DOGG YEAR〉と掲げた今年を充実させるためにも、夏のツアーも『D.Island』もしっかりと楽しみたいです。この夏を締めくくる『D.Island』に行くかどうか悩んでるなら、行くという決断をした方がみなさんのためですし、僕たちのためでもあります(笑)。ぜひみんなで夏を楽しみましょう。
2018年8月15日(水)発売
LDH MUSIC
[CD+DVD]XNLD-10016/B \1,700(税込)
[CD]XNLD-10017 \1,2000(税込)
2018年9月26日(水)発売
LDH MUSIC
[CD+DVD]XNLD-10018/B \1,700(税込)
[CD]XNLD-10019 \1,2000(税込)
9月8日(土)まで開催中の全国ホール・ツアーも終盤戦!
『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2018 DOGG YEAR ~PARTY ON THE OFF ROAD~』
D.I.主催の夏フェスが9月23日(日)初の野外開催を実現!
『DOBERMAN INFINITY presents D.Island 2018』
2018年9月23日(日)
山梨県国母公園特設ステージ
出演:w-inds./Awich/AK-69/EXILE SHOKICHI/KAZUKI/SWAY/ちゃんみな/DEEP/DOBERMAN INFINITY (OPENING ACT)COLOR CREATION/BALLISTIK BOYZ
DOBERMAN INFINITYのオフィシャルサイトはこちら
Text:NOBUHIKO MABUCHI