入り口をくぐり、なんとなく店内を見渡すだけでもおしゃれな気分に浸れるセレクトショップ。でも、その“なんとなく”が明確な目的に変わったら、そこはもっと楽しい場所になるはずだ。
グッドパートナーゆえ成し得たコラボ。隆盛の今こそ手にしたいアウトドアな服。そして、名作シューへの別注、我先にと食指を伸ばした気鋭。4つの切り口をもとに、4大有力ショップが特に注目するブランドものの傾向を探ってみよう。
セレクトショップをもっと楽しくする”ホントの狙い目”を探そう
ロゴスウェットシャツや紺ブレなど、数多のヒット作を飛ばしてきた、まさに国内セレクトショップのオピニオンリーダー。サーフ、スケート、アウトドアなど、さまざまなライフスタイルを背景に多彩な提案を行なう。
数々のコラボアイテムを生み出してきた両者。今シーズンは、〈フレッドペリー〉を代表するスクーターコートに英国らしいチェック柄を別注した。
2万9000円(ビームス メン 渋谷)
アメトラコーデから着想を得た“X-90”の絶妙な配色。しかもメタルボタンと相性抜群の銀の“N”ロゴ&金のインソールロゴ。お見事。
1万8000円(ビームス プラス 原宿)
立体裁断による動きやすさや高い防水性がウリの名作“ベータSL”を〈ビームス〉お得意のクレイジーパターンで。シックな3色使いにシビれる。
4万5000円(ビームス 原宿)
伝統的手法と現代の技術によるコレクションが2016年春夏のデビューから話題に。それはイミテーションレザー仕立てのこちらからも伝わる。
3万8000円(ビームス 原宿)
ユナイテッドアローズの新たな提案として2006年からスタート。“精神的な美しさ、そして永続的な若さ”をテーマに米英のトラッドを基本としながらも、自由な発想をもとに新たなスタンダードを発信し続ける。
アメリカ発のワークな一本が、ジャケットとも合わせられる大人なスラックスへ変身した。九分丈のワイドテーパードが絶妙だ。
1万5000円(ビューティ& ユース 渋谷公園通り店)
ストリートの代名詞だった“キャンパス”。ヌバックとスムースの両レザーとゴールドをあしらい、グッと上品な顔立ちに。
1万4000円(ビューティ&ユース 渋谷公園通り店)
ブランドの代名詞的存在とも呼ぶべき、“デナリジャケット”がベース。ロゴを通常より大きくして、バイカラーでシックな 表情に。
3万1000円(ビューティ&ユース 渋谷公園通り店)
デザイナーの管野寿哉氏が昨年スタートし、今季4シーズン目を迎える。こちらはブランド初となるダウンへの色別注だ。
5万4000円(ビューティ&ユース 渋谷公園通り店)
1975年創業のアメ横の三浦商店が源流。輸入カジュアル衣料品を販売していた。一坪ほどの空間からやがて渋谷にミウラ&サンズを、銀座にシップスをオープン。ジャケットなどを軸にトラッドな要素を今日的な形で提供。
おなじみのタッグによる一着。“ビデイル”をスリムに仕上げた“ビデイルSL”はもはや定番だが、今回はキルティグ生地でアレンジ。フードは脱着可。
3万2000円(シップス 渋谷店)
’81年のNYマラソン用モデルと’83年のロンドンマラソン用モデルを融合した“ヴォヤージャー”。オールスウェードをまとい精悍なビジュアルに。
2万3000円(シップス 渋谷店)
バックパックで有名な〈ケルティ〉だが、アパレルシリーズも俄然元気だ。こちらのフリースは、シティユースを見据えて形や色をイチから企画。
1万7500円(シップス 渋谷店)
今年NYで誕生したばかりだが、ジェンダーレスなコレクションで早速注目の的に。広めの身幅やアーム、裾丈の短さなど随所に“らしさ”が散見される。
4万6000円(シップス 渋谷店)
1997年に大阪のアメリカ村に一号店をオープン。都会的で洗練されたカジュアルスタイルをテーマに、デイリーウエア、ドレス、ライフスタイル雑貨とトータルでラインナップ。長く着られるベーシックアイテムが中心。
ブランドの人気作をあえて型から起こし、今季提案するプレッピー要素を注入。“アーバン”モデルとして仕上げた。これも互いの信頼があってこそ!?
1万4000円(アーバンリサーチ 神南店)
〈ニューバランス〉のスケートラインから派生した“AM210”を別注。スムースレザー&ペンチングでミニマルデザインを獲得。
1万2000円(アーバンリサーチ 神南店)
国内きってのシュラフメーカーだけに、機能性はピカイチ。それを〈iD〉独自の視点で仕上げたことでこんなにもモダンな佇まいに。
3万3000円(アーバンリサーチ 神南店)
簡潔かつミニマルな表現をコンセプトに、今季スタートしたばかりのバッグブランド。ラバーコートリベットやPVC加工生地が大人顔。[W50×H32×D16cm]
1万8000円(アーバンリサーチ 神南店)