社会人デビューや、新しい職場での勤務を控える人も多いこの季節。気になってくるのが、営業先などに好印象を与えることができるビズスタイルだ。今回はスーツとジャケパンスタイル作りに役立つ10アイテムを厳選して、2週間の着まわしビズコーデを紹介。1週間分ずつ、今日と明日の2日に分けてお届けする。今すぐ参考にしたい着まわしテクニックをご覧あれ。
ビズスタイルを今っぽくできる! シャツ&ネクタイ アップデート術
20・30・40代「世代別」で比べる、デキる男のオンオフスタイリング
A ネイビースリーピーススーツ
ジャケットを脱いでも様になるスリーピースをセレクト。伸縮性に優れたジャージィ素材を用いており着心地も抜群。5万7000円/リーセンシィ オブマイン アバハウス(アバハウス 原宿)
B グレーセットアップ
防シワや撥水などを備えたレダ社のATTO素材を用い、単品使いしやすい上下。ジャケット2万9000円、セットアップパンツ1万3800円/ともにユニバーサル ランゲージ(同・渋谷店)
C ネイビージャケット
ロロ・ピアーナ社の「シルクエアー」製。同色であしらったオーバーペーンが、洒脱な着こなしへと導いてくれる。6万8000円/マルティナ・バルレッタ(フレッドシーガル カスタマー)
D ベージュチノ
ビズスタイルで選ぶべきチノパンは、きちんと感のあるクリース入りが鉄則。こちらは伸縮性も備えているのではき心地も抜群だ。1万1000円/エトネ(ザ・スーツカンパニー 新宿本店)
E 白シャツ
どんなビズスタイルにもマッチする白シャツは、ワードローブには欠かせないアイテム。ブリティッシュ流行りの今季は、ワイドカラーが気分だ。2万3000円/ドレイクス(同・銀座店)
F サックスブルーシャツ
白シャツに並ぶ着まわし力を誇るサックスブルーシャツ。清潔感や爽やかさ、誠実さをアピールするのに打ってつけだ。同時にこなれ感も演出できる。3万9000円/フィナモレ(アマン)
G ストライプシャツ
ビズスタイルを洒脱な印象へと導けるロンドンストライプのシャツ。なかでもオススメは、主張控えめで合わせやすいサックスブルーだ。1万1000円/クロス クローゼット(スタイレム)
H ソリッドタイ
ソリッドタイのなかでも特に使えるのがネイビーだ。織りに表情があるものだと無地シャツとの合わせも寂しく見えず、印象的なVゾーンに仕上がる。2万円/ドレイクス(同・銀座店)
I レジメンタルタイ
レジメンタルタイというとブルー系をセレクトしがちだが、大人っぽさや季節感を演出するならトレンドカラーのブラウン系がイチ押し。4800円/ザ・スーツカンパニー(同・新宿本店)
J 小紋タイ
誠実で落ち着いた印象を与えるボルドーの小紋タイは、白やブルー系シャツと好相性。汎用性も重視するなら、赤みが控えめ
なものがいい。7000円/フェアファクス(同・コレクティブ)
DAY1 月曜日
月曜の定例会議はブルー系でまとめた好印象コーデで臨む
すべてのアイテムをブルー系で揃えて、爽やかで清潔感あるビズスタイルを構築。スーツとタイ、シャツにコントラストをつけることで、同系色の合わせながらも立体感ある着こなしに仕上がる。白チーフでさらなる清潔感もプラス。
チーフ4000円/フェアファクス(同・コレクティブ)、手に持ったコート8万4000円/パルト(アマン)、バッグ5万2000円/エンゲージメント(キヨモト NC事業部)、時計14万5000円/ユンハンス(ユーロパッション)
DAY2 火曜日
トレンドの色柄がスタイリッシュなジャケパンコーデ
オーバーペーンのジャケットとチノパンの合わせが、ジャケパンを洒脱に格上げ。それぞれの色を拾ったレジメンタルタイで、スタイリングに統一感も持たせている。ブラウンで揃えたバッグやシューズも、洒落感を高めている要因だ。
シューズ6万9000円/ジョセフ チーニー、手に持ったコート4万9000円/ラベンハム(ともにブリティッシュメイド 銀座店)、バッグ5万4000円/エルゴポック(キヨモト NC事業部)、チーフはDay1と同じ
DAY3 水曜日
やる気と洒落感を演出するVゾーンで社内ミーティングへ
ベーシックなグレーのセットアップで誠実さをアピールしつつ、Vゾーンはストライプシャツと小紋タイで存在感を持たせた点がポイント。絶妙な配色バランスが、大人っぽさとこなれたムードも漂わせている。
メガネ4万8500円/ロバート・マーク(グローブスペックス エージェント)、チーフ、時計はDay1と同じ、その他スタイリスト私物
DAY4 木曜日
旬と大人っぽさを融合したジャケパンで取引先を訪問
Ⓑのセットアップのパンツだけをコーディネイト。オーバーペーンジャケットがジャケパン王道の色合わせをスタイリッシュに格上げする。トレンドのブラウンのレジメンタルタイが、大人っぽい落ち着いたムードを漂わせている。
シューズ、バッグはDay2と同じ、チーフはDay1、その他スタイリスト私物
DAY5 金曜日
クラシカルな装いに引き立つレジメンタルタイが主役
スリーピーススーツ×白シャツのクラシカルなスタイリングに、ブラウンのレジメンタルタイでトレンドをプラス。どこか大人の貫禄やエレガントな雰囲気も漂う。ステンカラーコートの色とリンクさせているので、タイが浮くことなく、好バランスに仕上がっている。
コートはDay1、バッグはDay2、メガネはDay3と同じ
SHOP LIST
アバハウス原宿☎03-5466-5700
アマン☎03-6805-0527
キヨモト NC事業部☎03-5843-9011
グローブスペックス エージェント☎03-5459-8326
ザ・スーツカンパニー 新宿本店☎03-3226-3319
スタイレム☎03-5770-5274
ドレイクス銀座店☎03-6263-9955
フェアファクス コレクティブ☎03-3497-1281
ブリティッシュメイド銀座店☎03-6263-9955
フレッドシーガル カスタマー☎03-5573-4747
ユーロパッション☎03-5295-0411
ユニバーサル ランゲージ渋谷店☎03-3406-1515
Photo: MASAYUKI SHIMIZU[mili](Model), TAKEHIRO HAYAKAWA(Item)
Styling: TATSUHITO YONAMINE
Hair&Make: MASAYUKI[THE VOICE]
Model: RICARDO
Text: KYOKO CHIKAMA