「オシャレになりたいぁ…。ついでに女子からモテたら最高だなぁ…」なんて、思っている読者諸君のために、WEBだけで読める新連載を開始。
今回は、酸いも甘いも知った20代のオトナ女子3人を編集部に集め『Men’s JOKER5月号』をめった斬りにしてもらった。 ”鉄板”の○○○○柄はダサい!? そして”流行のあのボトムス”はNG!? などなど…。編集部的にはできれば掲載したくないコメントも…。ファッションから美容まで、女子は意外と見てますよ。
右からアイドル兼DJのエレクトリックリボン ericaさん、人には言えない自営業(?)の小倉聡子さん。そしてモデルであり、ヨガ講師でもある平山ことみさん。
―――早速ですが、巻頭特集の着こなしで一番カッコいいorオシャレだなと思うコーディネイトはどれでしょうか
聡子「私はボトムスの丈がちょっと短めなのが好きなんですよね。ちょうどいい丈感のボトムスでも、少しだけ折っていたり…。自分自身もそうしちゃうというのもあるんですけど(笑)。右の着こなしもそういうところもさり気なくていいですね。レングス的には別に折らなくてもいいけど、あえて折ってる! というところオシャレに感じます」 erica「真ん中の上と下のコーディネイトが好きです。ニットのインナーにさり気なくTシャツ着ているところとか、色みが落ち着いた感じが好きですね。ロングコートも大人っぽくていい」
ことみ「私は左のデニムジャケットのスタイリングです。インナーはシャツだけど、デニムジャケットでうまくカジュアルダウンしていて固すぎない感じが好印象ですね」
―――こういう服を着ていると、おしゃれだなぁと思うアイテムってありますか?
erica「ボーダーを着ている…とか…」
ことみ「分かります。結構好きですね」
―――なるほど。ボーダーは女子ウケが良いんですね。柄といえば、定番のチェックシャツはいかがでしょう?
3人「あー…(笑)」
聡子「ちょっと微妙ですね…。たとえば、チェックシャツを前開けして、中に無地の白Tを着る…というのも、定番なんでしょうけど、ダサい人が着たらダサいなぁと。もう前を閉めればいいのに、って思っちゃう」
―――サイズ感や選んでいるアイテムにもよるかもしれませんね。
聡子「そうそう…。なんか、逆に難しいスタイルだなと思います。チェックの色とか種類にもよるかもしれませんが。お笑い芸人とかオタクっぽい人とかもみんな着ているから、一歩間違えたら危なっかしい。みんなが着ている分、うまく着こなさないと…」
―――たしかに。ほかにも、ちょっと微妙だなと感じる着こなしやアイテムはありますか?
聡子「素足に革靴みたいなのも…。そんな恰好で来られると『あれ? 靴下履いてなくていいいの?』って思う(笑)」
ことみ「あとはボトムスとシューズの間から、靴下がちょっと見えるのもね。気になる…」
聡子「普段からおしゃれな人がやれば『やっぱりオシャレな人だなぁ』と思うけど、普段はそうでもない人が急にやってみたらオシャレなのか、間違っているのか判断しかねます」
―――トレンドの太めボトムスはどうですか?
聡子「あんまり好きじゃない…」
ことみ「私もボトムスは細めが好きですね。シルエットがキレイにまとまっている方が…。アウターも短めででかっちりしているものの方が、カッコいいなぁと思います」
―――では、話が戻りますが、おしゃれだなというよりは、身近な人に着て欲しいと思う親近感のあるコーディネイトはどれでしょう。
erica「最初にも話題に出た、この着こなしはいいですよね。シンプルだけどバランスがいいです。デートとかこんな服装できてほしいかも」
ふたり「うんうん」
―――次に、巻頭にあるSNAPページから、3人のなかでのTOP3を決めていただきたいのですが…。先ほど、みなさんでチェックしていただいた3人で見比べていただいて…
erica「あ、みんな違う!(笑)。私は一番右の鰐淵さんの着こなしがいいなと…。同系色をうまく使っていて、重くないですし」
聡子「確かに、さっき見たときは気付かなかったけど、カッコイイ」
ことみ「私は真ん中の次藤さんのコーディネイトも好きです」
―――聡子さんも選んでましたね。
ことみ「ただ、着る人を選ぶかも。着こなせないとただチャラい雰囲気になりそうな気もします」
―――白のパンツはおふたり的にはアリですか?
聡子「はい。今日は自分も履いていて…好きですね(笑)。自分の好きなテイストが男性のファッションの好みにも影響してくるかも」
ことみ「白パンツは適度にカジュアルに着くずさないとバランスが難しいかもしれませんが、その分はきこなしていればおしゃれ」
―――ericaさんは?
erica「やっぱりボーダーを着ている人を選んでますね。左のナナミカの佐藤さん。ボーダーがいいというのもありますが、色みがまとまっていますし」
―――なるほど。では実際に街で見かけてオシャレだと思うのはどんな人ですか?
ことみ「私はキメ過ぎてない人。あと着こなしにうまくラインが出せている人。自分の肩幅とかを理解して自分に合った服を着ている人がカッコ良く感じます。そういう人は、ほど良く力が抜けてる感じが良いですね」
聡子「私は…しつこいようですが…足もとが…」
―――足元!やっぱり!(笑)
聡子「(笑)。足元がどうしてもやっぱり気になりますね。裾を引きずりそうな人は『だらしないなぁ』と思ってしまいますし、足もとがまとまっているほうがいいです。男性はトップスより足元のまとまり感とか、靴が大事」
erica「あと、男の人ってバッグ持たない人が多いじゃないですか。でもオシャレなバッグとかクラッチを持っているひとが素敵だなと思います」
―――ありがとうございます。ところで、今回は眉とヒゲに関する企画があるのですが、男性の美容に関してはどう思いますか?
聡子「うーん、このページを見ると、BeforeよりAfterの方がやっぱりかっこよく見えますね」
erica「そうですね。このくらいナチュラルに整えてるのはいいと思う。やりすぎてて、眉毛がキリっとしすぎてるのはちょっと怖いかも」
聡子「ヒゲは似合っているならいいですけど、無理にヒゲを生やしても…」
ことみ「私はヒゲがない方が好きかも。結構知り合いにヒゲの人が多くて、個性派なヒゲもいます。おしゃれなんだろうけど、ヒゲを生やしていることで、すごく年配に見える。せっかくキレイな顔しているのにもったいないなぁと思うことも」
―――大人っぽく見せたいなら…って感じですね。ericaさんはいかがでしょうか
erica「私もヒゲあんまり好きじゃない…」
―――おや、今日はヒゲ好きじゃない人多いですね。(笑)
3人「(笑)」
―――では、メンズの美容に関してどこまでOKでどこからはNGだと思いますか。
ことみ「基礎化粧品はやって欲しい。でもファンデーションとか眉毛書いたりとかはちょっと…。ネイルやっている人とか最近多いけどそれはやり過ぎ…。日焼け止めくらいだったらまだ、いいんですけど」
―――それでは今回『Men’s JOKER』が10ブランドに完全別注して作製したTシャツにつきまして、一番いいと思うものをお教えください。
ことみ「右のミスターオリーブかな」
聡子「私は一番左のファンダメンタルですね。文字が入っていないのが個人的には好みなので。待ち合わせに来られたときにどれがいいかなぁと思ったときに、さり気なくオシャレなのがいいなと思います」
erica「私は真ん中のアバハウスの…なんて書いてあるかちょっと一瞬わからない感じがいいですね。ワンポイントに効いています」
―――では最後に、全体を見返して一番好きなコーディネイトはどれでしたか。
ことみ「右は女性誌のデート企画の相手役にいそうですよね」
聡子「オシャレなだけではなくて、さり気なく相手も引き立ててくれる恰好で素敵」
erica「私は右から2番目の…」
――あ、ボーダーですね!(笑)
erica「あ、ほんとだ。どうしよう、全然そんなつもりなかったのに(笑)。こわーい(笑)。 一貫性がある!」
―――そしてさらに言うと、先ほどからジャケットスタイルを選ばれてますよね。
erica「そう。きっちりとしたテーラードジャケットが好きなんです。若干スーツを彷彿とさせつつも、休日っぽいヌケ感があるスタイルがいいです。スーツって、みんな女性は好きじゃないですか。そんな雰囲気を保ちつつもリラックスした感じがカッコイイ」
聡子「私がいいなと思ったのは右から3番目の着こなし。ジーンズはクラッシュデニムより、何のダメージもない。リジッドデニムが好きなんですよね」
erica「すごい分かる」
聡子「あんまりダメージ加工がすごいのは『ちょっとどうしちゃったの…?』みたいな…。これは白のスニーカーを合わせて、コンパクトでクリーンな雰囲気がいい」
ことみ「あ、あと一番左はかっこいいですよね」
ふたり「あー!カッコイイ」
ことみ「アウターとトップスが暗くてもデニムの色みが明るいからバランス良くまとまってますし、靴とトップスで色を合わせてるのもいい。かっちりし過ぎてなくて自然体」
―――なるほど。参考になりました。ありがとうございました!