2017.06.25 Sun UPDATE FASHION

今っぽく見える、ボトムス「サイズ」の定説 ~後編~

ボトムスは、サイズ選びもかなり大切。その基本的なポイントはもちろん、今季的な最旬パンツを選ぶ際の注意点も専門家から詳しく教えてもらった!

 

リブパンツ、スキニージーンズ、サイズの注意点

今シーズン人気のボトムスのうち、サイズ選びに独自のチェックが必要な2タイプをピックアップして解説!!

 

[ リブ付きパンツ ]


パンツ1万3800円/シップス、ブルゾン6万2000円/バラクータ、ニットTシャツ1万8500円/ロベルト コリーナ、スニーカー1万3800円/ニューバランス(すべてシップス 渋谷店)

 


Check 1
イージータイプだからウエストはゆるめでOK

「腰周りにゴムの入ったイージーパンツ仕様が基本。余裕があっても全体的に適度にフィットします」

 


Check 2
ワタリのフィット感は旬なリラックス感を重視

「テーパードシルエットも特徴です。リラックス感が強調できるので、太もも部分にはしっかりつかめるくらいの余裕を」


NG ×
「ストレッチが効いているからといって、食い込むようなサイズ感は絶対にNG。適度なゆとりが必要です」

 


Check 3
やや短めくらいの丈感が今シーズンのイチ押し!

「裾は長くても靴に触れるかどうかくらいで。くるぶしが少し見えるくらいの短めな丈を今季はオススメしています」


NG ×
「裾が靴に完全に載ってしまっては、せっかくのリブも台無し。スポーティな雰囲気もなくなってしまいます」

 

 

[ スキニージーンズ ]


ジーンズ1万9000円/レッド カード × シップス、Tシャツ1万6000円/ナナミカ、スニーカー1万4000円/アディダス(すべてシップス 渋谷店)

 


Check 1
つまめないくらいのタイトなサイズが正解

「スキニー特有のタイトなシルエットを活かすなら、ギリギリつまめないくらいのフィット感が最適です」

 


Check 2
ハーフクッション程度の長さならアレンジも可能

「裾がシューズに微かに掛かり、少しシワが入る丈感がオススメ。ロールアップによる調整も可能です」


NG ×
「裾が長くて、シューズの上にダブつくようではいけません。裾の長さには細心の注意が必要です」

 

 

手軽にウエストの適正サイズを知る方法

「ウエストの左右を持って首に巻ければ、そのパンツははけるという目安」。首周りは腰周りの約1/2。体型により誤差はあるが、目安があると便利だ。

 

 


ご協力いただいたshop
シップス 渋谷店
地下1階〜4階まで専有する大型フラッグシップショップ。ストリートやモード、トレンドまで網羅する〈シップス ジェットブルー〉から、トラッドを今日的に表現する〈シップス〉まで揃う。

 


学ぶ人
伊志嶺友基さん
沖縄県出身。夢は俳優か人気ユーチューバーになること。現在ボトムスのサイズ感に悩んでいる。MJ読者モニターとして活躍中。

 


アドバイザー
シップス 渋谷店 スタッフ
金子大介さん
ショップスタッフとしてカジュアル担当もドレス担当も歴任。希少な経歴が、幅広い知識の土台となっている。現在はSNSなども担当。

 

 

細かいお直しも視野に入れつつシルエットが活きるサイズ選びを

「ボトムスのサイズ選びでは、脚のラインを優先すべきです。なぜなら、お直しが難しくて料金も高いから。最近は太ももに少し余裕のあるテーパードシルエットがトレンドなので、その特徴を活かすためにも美しい脚のラインを重視した方が良いと思います」と語るのはシップスの金子さん。
最初からすべてがジャストなアイテムは稀。脚のシルエットを尊重しつつお直しをすれば、ぴったりの一本に仕上がる。
「腰周りやヒップはもちろん、リブをいったん外せばリブパンツの丈も修正できます」
最近の主流であるストレッチ素材ならサイズの許容範囲は広がるが、ベースとなる自分のサイズを把握しておくことも大切だ。

 

ECサイトで買っても失敗しない「自分の正しいサイズの測り方」

オンラインで買い物をする際にサイズ選びで失敗しないためには、愛用中のジャストなパンツと比較するのが賢明。下記のサイズは計測して把握しておこう。

ウエスト
「パンツの上辺×2がウエスト。ただし、股上の深さでサイズ感が変わります。体で言うと腰骨のやや上、くびれ部分の周囲」

ワタリ
「ワタリとは、太ももの幅のことです。股から10cm下の部分を測るのが目安ですが、サイトによって基準が異なるので要注意」

ヒップ
「お尻のもっとも膨らんでいる箇所を測るのが原則。わかりづらければ、サイドポケットやフロントジップの中央辺りの周囲を」

全長
「上辺から裾までの長さ。股下も知っておくべきですが、股上の深さによって変化します。その合計である全長も把握しましょう」

 
 
 

前編 スラックスの正しいサイズ選びの基本はコチラ>>>

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