’90年代に始まった人気ストリートブランドたち

’96年設立　NUMBER (N)INE

現在は〈タカヒロミヤシタザソロイスト〉を手掛ける宮下貴裕氏が設立（現在はブランドから脱退）。ブランド名の由来はビートルズの楽曲から。ロックテイストを得意とし、この2枚もロックバンドとギターメーカーがモチーフ。今や定番となった、クラッシュ加工スキニーパンツの元祖的存在。（上）5500円、（下）7500円（ともにナンバーナイン）

’94年設立　NEIGHBORHOOD

1994年にブランドを設立した、裏原宿第一世代。ディレクターである滝沢伸介氏の背景にある“モーターサイクル”や“ミリタリー”、“ワーク”をベースとしたウエアを展開し、香港やLAをはじめとした海外にもディーラー多数。その武骨な世界観を愛する人々から圧倒的支持を集めている。（左）9000円、（右）8000円（ともにネイバーフッド原宿）

’98年設立　SOPHNET.

1998年に清永浩文氏により、前身となるブランド〈ソフ〉が設立。機能性を取り入れたミニマルなデザインで人気を獲得し、その後の2002年には〈ソフネット〉へと改名。以降もアートやインダストリアルデザインなど、さまざまなカルチャーと融合した独自のスタンスを貫き続けている。（上）1万3000円、（下）8000円（ともにソフ）

’91年設立　X-LARGE

アメリカ西海岸発のストリートブランドの中では言わずと知れた老舗。ブランド設立当初からビースティ・ボーイズなどのアーティストらとも親交が深く、Tシャツにも描かれたゴリラのマークでおなじみ。6000円（エクストララージハラジュク）

’98年設立　HEAD PORTER

藤原ヒロシ氏がプロデュースする〈ポーター〉直系レーベル。限定モデルはどれも生産数が少なく入荷日には行列も必至。プラスの名前を冠したアパレルコレクションも、こなれたツイスト具合で人気を誇っている。5800円（ヘッド・ポーター）

’90年設立　GOODENOUGH

裏原宿ムーブメントにおける最重要人物のひとり、クリエイター・藤原ヒロシ氏が紹介し、圧倒的な人気を誇った伝説的ブランド。そのアイテムは販売数があまりにも少ないこともあって発売後即完売→プレミア化が常識に。復刻もされている通称“グラムG”ロゴのTシャツなどはその代表例。（左）6500円、（右）6000円（ともにグッドイナフ）