デザイン力が高まって、コスパなアイテムもおしゃれ戦闘力が十分整ってきている昨今。
ならば、読者のみなさまが本誌の中から選んだ人気コーデは、果たしてコスパなブランドから選んでも成立するのかを確かめてみたくなってしまいました。
20代のはじめ、給料も安かった頃、筆者もファッション誌を見て、似たようなアイテムで、自分の給料に見合った価格のモノを必死に探した経験があります。
モノによっては、シルエットが微妙だったり、素材感には多少満足しきれない部分が出てくることもあったけど、いろんなモノを実際に試着してみることで、感じること、わかること、勉強になることがたくさんあったと記憶しております。
ここに紹介するモノも、誌面で紹介したモノも、読者のみなさへは、ぜひ実際に試着してみることをオススメいたします。
今企画において、筆者は実際に着用して気づいた点を列記していきます（多少辛口なコメントもあるやもしれませんが、お許しください)。
みなさんも、いろいろなモノを着てみることで感じた自分のフィーリングを大切に、何を購入するかを決めてみてくださいね!
 

第5位のコスパ版　全身で合計6489円

 

カットソー1000円/ユニクロ(同)、パンツ2999円/スピンズ(同)、トートバッグ2490円/GU(同)
 
ユニクロのカットソーは化繊100%ですが、柔らかく心地よい感触でした。本誌コーデのロンTには裾にスリットありですが、こちらはなしです。ボトムスは、コスパ系では、本誌コーデのようなクライミングパンツがこのタイミングでは見つからず、スピンズの5ポケット ホワイトジーンズで対応しています。GUのトートバッグはコーデュラナイロン製でしっかりとした作りです。さすがに細部パーツにレザー遣いというタイプは見つかりませんでした。ここは我慢するところでしょう。ホント、このコーデはお財布に優しい価格ですから!!
 
 

本誌コーデ5位はコチラ

第4位のコスパ版　全身で合計7889円

 

Tシャツ2900円/キュイー(同)、リブパンツ1990円/GU(同・一部店舗のみ販売)、リュック2999円/スピンズ(同)
 
さすがに、コスパ系でブランドロゴをあしらったTシャツは見つかりませんでした。なので、メッセージTで対応。GUのスウェット リブパンツは内股の部分が立体的に仕立てられていて動きやすさも実現していました。ただし、本誌コーデのスウェットにはある膝部分の動きやすさを確保する立体裁断は採用されていません。ココは視覚デザイン的にもポイントとなるので、さすがに本誌コーデに軍配が上がります。
 
 

本誌コーデ4位はコチラ

第3位のコスパ版　全身で合計1万4649円

 

オープンカラーシャツ2999円/スピンズ(同)、Tシャツ1900円/センスオブプレイス(同・バイ アーバンリサーチ キュープラザ 原宿店)、ショーツ5900円/ニコアンド(アダストリア)、サングラス1950円/ベルシュカ(同・ジャパン カスタマーサービス)、バングル1900円/キュイー(同)
 
シャツはレーヨン素材で涼しげです。しかもテロっとしたドレープ感も出るので、今旬な雰囲気が漂っています。こちらはダブルポケット、本誌コーデのシャツはシングルです。時々コスパ系ではデザイン要素が多めに入っているアイテムを見かけますが、ここは好みで選択してください。ショーツの柄の細密感は、さすがに本誌コーデにはかないませんが、シルエットも細みですっきりとしているので、大人な着こなしができますね。
 
 

本誌コーデ3位はコチラ

第2位のコスパ版　全身で合計9397円

 

Tシャツ2900円/バックナンバー(ライトオン)、ジーンズ2999円、バングル1998円/ともにスピンズ(同)、メガネ1500円/キュイー(同)
 
スタイリストさんいわく、「上品な書体のメッセージTをコスパ系で見つけられた!!」と、とてもテンションが上がる出会いとなったそうです。それが、このバックナンバーのTシャツ! 首元だけニットリブっぽい仕様になっていて、オシャレだなと感じました。スピンズのジーンズは、とてもきれいなアイスウオッシュです。ヒゲもうっすらと出ています。ただし、リアルな加工面をクローズアップすると、さすがに本誌コーデの勝ちですね。
 
 

本誌コーデ2位はコチラ

第1位のコスパ版　全身で合計1万6678円

 

バンドカラーシャツ4900円、時計4900円、ブレスレット1900円/すべてキュイー(同)、Tシャツ990円/GU(同・一部店舗のみ販売)、ショーツ1990円/ユニクロ(同)、サングラス1998円/スピンズ(同)
 
キュイーのバンドカラーシャツは本誌コーデ同様にオフショルダーで着こなせるビッグシルエットな1枚です。素材の質感に違いはありますが、そこは価格とのバランスを考えて自分で選択するべきですね。こちらのユニクロのショーツは洗いがかかった生地でシルエットもプレーンなタイプです。本誌コーデのほうは、生地にツヤ感があり、さらにセンタークリースと、とても上品な仕上がりでした。残念ながらコスパ系では、ここまでの出来のショーツは見つけられませんでした。
 
 

本誌コーデ1位はコチラ

 
 
掲載商品のお問い合わせ先
アダストリア　☎0120-601-162
キュイー　☎03-5428-8355
GU　☎0120-856-452
スピンズ　☎0120-011-984
センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ キュープラザ原宿店　☎03-6433-5548
ベルシュカ・ジャパン カスタマーサービス　☎03-6415-8086
ユニクロ　☎0120-170-296
ライトオン　☎03-3486-8701
 
 
Photo:YUTA KONO／Styling:NAOYA KANAI