ノームコアブームにかげりが見えてきたとはいえ、定番アイテムとして確固たる地位を確立したパックTシャツ。とはいえ数あるパックTの中からどのブランドを選ぶのが正解なのか?今回は〈ユニクロ〉〈レッドキャップ〉〈フルーツオブザルーム〉〈ヘインズ〉の人気4大ブランドを徹底比較! 今回は〈フルーツオブザルーム〉と〈ヘインズ〉をクローズアップ! その検証結果がココにある!
フルーツオブザルームのパックT
白の無地とボーダー柄のTシャツがセットになったパックT。汎用性が高く、スタイルを選ばず活躍する。中国製。サイズM:肩幅43cm、袖丈19.5cm、身幅:53cm、着丈64cm
フルーツオブザルームのパックTを着てみた
Mサイズを着用。身幅を広めに仕上げ、太過ぎず細過ぎないジャストなシルエットを実現。単体で着てもレイヤードのベースとして使える一枚。
フルーツオブザルームパックTの生地感
コットン100%のなめらかなでサラリとした質感が夏〜残暑厳しい季節には大活躍。また、若干薄めなので、洗うごとに生地に味わいが生まれる。
フルーツオブザルームパックTのネック
襟のネームは、違和感を解消する熱転写のタグレス仕様。リブは他のブランドに比べて細めになっていて、ソフトな着心地を提供する。
フルーツオブザルームのパックTを洗ってみた
洗いと乾燥を3回繰り返しサイズの変化を検証。薄手のコットン生地は肌なじみに優れている反面、洗いの影響も受けやすいもよう。袖幅と身幅がともに約0.5cmほど縮んでタイトになり、着丈が約1cm伸びた。
フルーツオブザルームパックTの総評
真夏~残暑厳しい季節には、清涼感のある薄手生地はありがたい限り。日本人仕様のシルエットもそうだが、最大のポイントは無地TとボーダーTがパックになっている点。見まわし力では他を一歩リードか。
ヘインズのパックT
甘撚りの柔らかな糸を用いて、さらに製品洗いを施すことにより、ソフトで心地よい風合いを実現。中国製。サイズM:肩幅43cm、袖丈18cm、身幅:48cm、着丈66cm
ヘインズのパックTを着てみた
Mサイズを着用。サイドシームが無く着心地の良い丸胴仕様。ややボックスシルエットのボディは日本人の体型に合わせデザインされた「ジャパンフィット」を採用。
ヘインズパックTの生地感
着心地が良く風合いに優れた100%コットンの天竺生地。製品状態での洗い加工が施されており、購入後すぐの状態でも肌なじみは抜群。
ヘインズパックTのネック
ネームタグを排除することで着用時のストレスを解消。リブは太くも細くもなく、首周りの広がりも含め平均的なサイズだ。
ヘインズのパックTを洗ってみた
洗いと乾燥を3回繰り返しサイズの変化を検証。もともと洗い加工が施されているため、袖丈と着丈には大きな変化が無く、身幅が1cmほど細くなり、着丈は2cmほど伸びた。
ヘインズパックTの総評
ソフトに身体を包み込む天竺素材の着心地と、着丈&袖丈短めでタイトに設定されたサイジングは、単体での着用よりも上にトップスをはおったレイヤーベースで使うのが良さそうだ。
※このページのTシャツはすべて編集部で購入し、計測した数値になります。内容に関するメーカーへのお問い合わせはご遠慮ください。
Photo:YOZO YOSHINO[Y’s C], YUTA KONO / Text:TOMMY