人気を集めるアウトドアブランドがリリースしているエントリーモデルは、それぞれどんな特性があるのか？
気になるポイントを紹介していきます。なお、最終回では各モデルのディテールを比較するコンテンツもお届けします!!

第3選 〈モンベル〉ストームクルーザー ジャケット Men’s

1万9500円/モンベル(同・カスタマー・サービス)
 
〈モンベル〉が提案するエントリーモデル「ストームクルーザー®」は、アイテム全体シルエットの写真を見るとわかるように、縫製箇所を徹底的に絞り減少させることで、防水と大幅な軽量化を実現しているのが最大の特徴だ。と同時に、GORE®C-ニット™バッカーテクノロジーを採用することで、これまでにない柔らかな着心地も実現している。ディテールを見てみると、裾やアルパインカフは接着仕様にすることで保水しにくくし、ポケット部分にも止水ジップやシーム処理を施し防水性を高めている。細部に至るまで徹底した防水・撥水処理を施した信頼性の高いアイテムに仕上げられている。すっきりとした無駄のないシルエットで、ウインドブレーカーや防寒着としてもさまざまなフィールドで活躍する機能ウエアなのだ。
 
GORE®C-ニット™バッカーテクノロジー：ゴアテックス®メンブレンの裏地に、軽量性と耐久性を両立した、極めて薄いニット素材を使用した新しいテクノロジー。透湿性が向上したほか、耐久性を損なわずに大幅な軽量化を実現。極めてしなやかで、着用しやすい質感を備え、従来のレインウェアにない着心地の良さを備えている。
 
〈モンベル〉オリジナル バリスティック® ナイロン：強度と軽量性を兼ね備えたシェル素材で、この繊維は、紡糸の段階でナイロン糸に延伸加工を施し強度を持たせている。織物にした段階で従来のナイロンと比べて同重量であれば約2倍の引き裂き強度を実現。
 
【素材】ゴアテックス®ファブリクス3レイヤー［表：20デニール･バリスティック® ナイロン・リップストップ］
【平均重量】257g
 
 

顔の周囲のフィット感を調整するドローコードはグリップ付き。襟先までのフロントジッパーが直接あごにあたる不快感を防ぐためのフラップがあり、ストレスフリーだ。
 
 

前述の襟元のドローコードに加え後頭部にも備わったドローコードやベルクロでフードのフィット感を調整できるトライアクスルフードを採用。
 
 

裾部分のドローコードは横、縦2方向に機能している。裾の幅、長さともに調整可能なのだ。
 
 

 

袖部はリブ＋ベルクロ仕様でサイズ調整可能。
 
 

ポケット部は止水ジップにシーム処理を施し、防水性能を高めている親切設計だ。
 
 

まず第一に縫製個所を少なくしている。さらに必要最低限の縫製部分にはしっかりとシームテープを施している。徹底した防水への意識が伺える作りだ。
 
 

表地のバリスティック® ナイロンはリップストップ生地となっている。強度に信頼をおけるので心強い。
 
 
掲載商品のお問い合わせ先
モンベル・カスタマー・サービス　☎06-6536-5740
 
 
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:NAOYA KANAI
 
 
 

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