＜プーマ＞の「クライド」は、NBAのニューヨークニックスに所属していたウォルト・フレイジャーのシグネチャーモデルとして1973年に誕生。「クライド」というモデル名は、ウォルト・フレイジャーのニックネームから。ツバの広いハットをかぶった彼の姿が、1967年に公開された映画『ボニー＆クライド』の主人公クライド・バロウに似ていることから付けられた愛称です。彼は1970年から7年連続でNBAのオールスターに選出され、1975年のオールスターゲームではMVPにも輝いた名ガード。1996年にはNBA50周年を記念して発表された「50人の偉大な選手」に選ばれています。

そんな伝説的な男のシグネチャーモデルが今季は大胆なアップデートを果たしています。

＜プーマ＞のクライド ソック レインズ

 

 

＜プーマ＞のクライド ソック レインズ1万3500円（プーマ お客様サービス☎0120-125-150）
 
「クライド」といったら毛並みがきれいなスウェード素材のアッパーでおなじみになっていますが、「クライド ソック レインズ」では撥水加工された素材に変更。さらには、ライニングにネオプレーン素材が使われてブーティー構造にアレンジされています。そのブーティーにはジップが配されているので脱ぎ履きはスピーディー。シューレースをアッパーに留めているのはホールではなくてDリングです。アウトドアブーツの仕様を取り入れてファンクショナルなイメージを濃厚にしています。
 

 
ブーティーとアッパーの質感は、こんな感じ。通常の「クライド」ではサイドにレザー素材のラインが縫い付けられますが、今作においては圧着された撥水素材で表現されています。すべてのパーツがタフィー（糖蜜を煮詰めてナッツなどを加えて固めたキャンディのこと）と呼ばれるカラーのワントーンで統一されていて落ち着いた印象です。
 
 
Photo:TAKEHIRO HAYAKAWA
Styling:NAOYA KANAI
Text:KIYOTO KUNIRYO(NO-TECH)