徐々に春物が店頭に並んでいるものの、まだまだ冬物の出番が多い今の季節。冬の折り返し地点であるこの時期に、それらの汚れを一度チェックするのがオススメだ。アウターからニット、シューズに至るまで、自宅でできる冬物のメンテナンス方法を伝授する。
Photo: YUTA KONO/Styling: TATSUHITO YONAMINE/Text: KYOKO CHIKAMA
レザーは経年変化を楽しむものだが、汚らしい印象を与えては元も子もない。お気に入りを永く着るためには、お手入れも必要不可欠。
Before
After
潤いと栄養を与える革アイテムの必需品。無色で色を問わず使える。1000円/エム.モゥブレィ(東急ハンズ新宿店)
表革の場合はブラシではなく、コットン素材のクロスを使用するのがベターだ。水につけて固く絞り、表面についた汚れやホコリを拭き取ること。
少量のアニリンクリームをクロスに取り、薄く伸ばすように全体に塗り込んでいく。これはレザーが完全に乾く前に行なうのがポイントだ。
一日干したにも関わらず表面がベタついたら、アニリンクリームをつけすぎたということ。その場合は乾拭きで、そのベタつきを拭き取ればOK。
汚れを落としながら毛並みも整えられる。参考商品/サフィール(ワールド フットウェア ギャラリー 銀座店)
表革と違い、スウェードのケアは簡単。起毛の間に入り込んだホコリなどを掻き出すように、金毛ブラシで上から下へとブラッシングするだけ。
サルト 神宮前 フィッター
阿知良 満さん
ファッション関係者も信頼を寄せる洋服お直し「サルト 神宮前」のフィッターを務めている阿知良さん。あらゆる洋服のお手入れにも詳しい。